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けにろんさんのあらすじ: 更新順

★5恋する惑星(1994/香港)恋人に振られて落ち込んでいた刑事233号(金城武)は雑踏で仕事を失敗して憔悴した麻薬の運び屋(ブリジット・リン)と擦れ違う。どん底の2人はバーの片隅で再度出会い、ホテルで一夜を過ごす。一方その刑事233号の行きつけの屋台の売り子フェイ(フェイ・ウォン)は別の常連刑事633号(トニー・レオン)に片想い…。ウォン・カーウァイの第4作。[投票]
★4恋人たちの食卓(1994/台湾)かつては一流ホテルの名シェフだったチュ(ラン・シャン)には男でひとつで育てた3人の娘がいる。長女チアジェン(ヤン・クイメイ)は高校教師。次女のチアチェン(ウー・チェンリン)は航空会社のOL。三女のチアニン(ワン・ユーウェン)は女子大生である。毎日曜日の晩餐にはチュが腕を振るった豪華料理を家族全員が参加して食することがチュ家の掟であった。しかし娘たちは父の料理よりも恋が大事な年頃であった…。1994年のカンヌでオープニング上映され好評を博し同年アカデミー外国語映画賞にノミネートされるも惜しくも逃した。[投票(1)]
★5キャバレー(1972/米)ナチス台頭の萌芽が芽生え出した1930年のベルリン。ロンドンからやって来た語学生ブライアン(マイケル・ヨーク)は部屋探しに寄ったアパートでキュートな女の子サリー(ライザ・ミネリ)に遇う。彼女はキャバレーで歌う芸人だった。ブライアンは英語の家庭教師としてフリッツ(フリッツ・ペッパー)とナタリア(マリサ・ベレンソン)を教える。2人は恋仲になった。一方サリーに言い寄る金持ち男爵マクシミリアン(ヘルムート・グリーム)が現れる…。1972年アカデミー主演女優賞(ライザ・ミネリ)、助演男優賞(ジョエル・グレイ)、監督賞(ボブ・フォシー)を受賞。 [投票(1)]
★3檻囚(1962/日)11分間の短編であるが、いくつかの全く関連性を持たないイメージが解体されカットバックによって綴られてゆく。鉄扉を殴り続ける男、半裸で体操を延々と続ける2人組の男(ミスター日本)、山羊を追って野原を彷徨う男(立木義浩)、魔方陣の中で立ち続ける男、川原のような所で歩き回る女(大山デブ子)、中空に投げられ落下する振子時計、金歯を出して犯されるお婆さん…等々が脈絡無く描かれる。撮影から2年後に公開された寺山修司の処女短篇。[投票]
★4アリスの恋(1974/米)歌手志望だったアリス(エレン・バーステイン)は19歳で結婚し今や12歳の息子トム(アルフレッド・ルッター)のいる32歳の中年女になってしまった。幸福とはいえなかった結婚生活は夫の交通事故死によって急展開を迎える。故郷モンタレイに戻り夢だった歌手として人生をやり直したい…気乗りしない息子を連れてアリスの貧乏旅行が始まった。途中の町々のバーで歌手としてアルバイトをしながら旅費を捻出すればなんて夢物語。アリスは音痴だったのだ。ツーソンに辿り着いて仕方なくウェイトレスとして働き始めたが、その店によく顔を出す農場主デビッド(クリス・クリストファーソン)がアリスに一目惚れしてしまった…。バーステインはアカデミー主演女優賞を獲得。[投票(1)]
★2ミッドウェイ(1976/米)真珠湾攻撃から6ヶ月後の1942年4月。ホノルルの太平洋艦隊基地でガース大佐(チャールトン・ヘストン)は艦隊司令長官ニミッツ(ヘンリー・フォンダ)の指令を受け日本軍の暗号解読情報を収集していた。一方、広島の連合艦隊基地では山本五十六艦隊司令長官(三船敏郎)を囲んだ作戦会議で深手を負った米軍を壊滅させるべくミッドウェイ島攻略が決定される。5月に入りホノルルでは日本軍の暗号解読に成功、ミッドウェイ攻略作戦を察知し迎撃作戦を整える。そしてミッドウェイ島に向かって進む日米両艦隊は6月4日遂に激突した…。太平洋戦争の転回点となったミッドウェイ海戦をオールスターキャストで描いた大作。[投票]
★2愛人関係(1974/仏=伊)冬の南仏ニースの海岸。TV作家のフランソワ(クロード・ブラッスール)は謎めいた美女ペギイ(ミレーユ・ダルク)に会う。強烈に惹かれたフランソワは猛然とアタックするうち彼女の身辺にいるマルクなる弁護士(アラン・ドロン)の存在に気付く。実はペギイは夫を殺した過去を持っていたのだった。そうこうするうちにペギイの身辺で殺人事件が連続して発生した…。『激突!』や『トワイライト・ゾーン』の脚本家リチャード・マシスンの原作を映画化したもの。[投票]
★4フェリーニの道化師(1970/独=仏=伊)とある朝、監督フェリーニの少年時代と思しき子供が目が覚めて窓を開けると何も無かった広場に巨大なるテントが出現。サーカスがやって来たのだった…そして現代。フェリーニ監督はTVのドキュメンタリー制作でイタリアとフランスの引退した往年の名道化師たちを尋ねて回る…。フェリーニがイタリア国営放送のために制作したドキュメンタリーだが日本では劇場公開された。[投票]
★4恋する女たち(1969/英=米)20世紀初頭のイギリスのとある炭坑町。教師アーシュラ(ジェニー・リンデン)と彫刻家グドルン(グレンダ・ジャクソン)の姉妹にはそれぞれ恋人が居た。アーシュラには視学のバーキン(アラン・ベイツ)、グドルンには炭坑主の息子ジェラルド(オリバー・リード)で2人は親友同士であった。強烈なる自我を持った4人の男女が織りなす葛藤とその行きつく末は…。「チャタレイ夫人の恋人」のD・H・ロレンス原作をケン・ラッセルが監督し、これでグレンダ・ジャクソンはアカデミー主演女優賞を得た。[投票]
★4恐怖に襲われた街(1975/仏=伊)パリのとある高級マンションから一人の女(レア・マッサリ)が飛び降りて死んだ。見知らぬ男からの電話に悩まされてノイローゼになったのだった。現場に駆けつけたパリ警察のテリエ警部(ジャン・ポール・ベルモンド)と同僚のモアサック(シャルル・デネ)は女の以前の恋人に目星をつける。一方テリエが2年前に相棒を殺されたうえ逃げられた強盗殺人犯が発見されたとの報が…。パリの地下鉄や上空を飛ぶヘリなどを使ったアクションにスタントなしでベルモンド自らが挑んだ超大作。[投票]
★3津軽じょんがら節(1973/日)東京で水商売をしていたイサ子(江波杏子)は敵対組織の幹部を刺して逃亡中の愛人のやくざ、徹(織田あきら)を伴って故郷の津軽に戻って来た。単調な日々に苛つく徹だったが地元の盲目少女や不良若者たちとの心の交流を見出していく。一方でサキ子は「ふるさと」であった筈の津軽から受け入れられない…。映像派監督斉藤耕一が土俗的なるものと都会的なるものの邂逅を映像美の中に描いて1973年の日本映画各賞を総なめした話題作。[投票]
★4アラビアのロレンス(1962/米) 第1次大戦下、ドイツと同盟を結ぶトルコに反乱を企てるアラビア遊牧民を支援すべくイギリス軍より派遣されたロレンス(ピーター・オトゥール)はトルコ軍の近代戦術に翻弄される反乱軍指導者フェイサル(アレック・ギネス)を遊牧民族の一族長アリ(オマー・シャリフ)と共に説き伏せゲリラ戦術によるトルコ軍の要衝アカバ攻略を進言する。金拝主義の族長アウダ(アンソニー・クイン)を巻き込み決死の砂漠横断の末アカバを陥落した反乱軍はロレンスを軍神とあがめるのであったが…。戦時下の国際情勢に翻弄され数奇な運命をたどった男を描きアカデミー作品賞他7部門に輝いた傑作。[投票]