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けにろんさんのあらすじ: 点数順

★2ダブル・クラッチ(1978/日)みなし子姉弟の真紀(松坂慶子)と彰彦(郷ひろみ)。姉の真紀は昼は駅の売店で、夜はキャバレーでと昼夜に渡り働きづめに働いていたが、弟の彰彦はパチンコ三昧のグータラ男なのであった。真紀は高校時代の恩師、木島(地井武男)と付き合っており、木島は真紀から相談を受けて彰彦を立ち直らせようとする。彰彦は車好きであったのが幸い、木島はA級ライセンスの持ち主であったのだ。彼は彰彦にテクを伝授する。しかし、木島は結婚していたのであった。しかも、真紀は木島の子を妊娠していた…。監督山根と主演のコンビ第5作。[投票]
★2レディ!レディ READY! LADY(1989/日)東京の都市銀行で支店長次長として働く菅野萌子(桃井かおり)の元に姪の高橋亮子(薬師丸ひろ子)が田舎から上京して来て居候するようになったが、キャリアウーマンとしてシティライフを謳歌する萌子と呑む打つ買うが取り柄の田舎娘の亮子ではそりが合うわけもなく、彼女たちは何かにつけて衝突する。萌子が紹介した就職口を蹴ってブラブラしていた亮子は、パン屋の店員の吉野(近藤敦)に興味を覚え彼に接近するのだが…。6人のプロデューサーが立ち上げたアルゴプロジェクトの第1回作品。[投票]
★2ペンデュラム 悪魔のふりこ(1990/米)1942年のスペイン。魔女裁判が各地で猛威を振るう中、パン屋の人妻マリア(ローナ・デ・リッチ)は謂われのない疑いをかけられ捕らわれた。そして、宗教裁判所所長のトルケダマ(ランス・ヘンリクセン)の前に全裸で引き出され辱めを受けるのである。しかし、トルケダマはマリアの魅力に徐々に惹かれていく…。エドガー・アラン・ポー「落し穴と振り子」を映画化したスチュアート・ゴードン監督第7作。アメリカではビデオ用映画であったが、日本では劇場公開された。[投票]
★2スター・トレック5 新たなる未知へ(1988/米)銀河系中立惑星ニンバス3で叛乱が勃発との報を受け、カーク艦長(ウィリアム・シャトナー)指揮下のUSSエンタープライズ号は発進したが、道中で叛乱の首謀者がバルカン星人サイボック(ローレンス・ラッキンビル)であることが判明し、彼と異母兄弟であったミスター・スポック(レナード・ニモイ)は動揺するのであった。ニンバス3に到着した彼等は精神の解放を説くサイボックに感化され伝説の惑星シャカリ探索に協力するのであったが…。シリーズ第5作。前作のニモイの後を受け今度はシャトナーが監督した。90年ラジー賞ワースト作品賞・主演男優賞・監督賞受賞。[投票]
★2蔵の中(1981/日)雑誌編集者の磯貝(中尾彬)は蕗谷笛二(山中康仁)という美少年の持ち込んだ原稿「蔵の中」に浸りこんでいく。肺病の為、蔵の中に幽閉された小雪(松原留美子)は幼い頃の中耳炎が元で聾唖者で、絵草紙や錦絵に囲まれた耽美の世界にひっそりと生きていた、弟の笛二は何かと姉の面倒を見てるうちに感化されて女装したりするのである。そんな2人は遠眼鏡で近くの家を覗き見るようになる。そこには年増美人のお静(吉行和子)の1人暮らしの生活があったが、磯貝が通って来ていたのだ…。横溝正史原作を映画化した高林陽一監督第10作。ニューハーフ松原の抜擢が話題となった。[投票]
★2真夜中の向う側(1977/米)第二次世界大戦が勃発した1939年のマルセーユ。お針子のノエル(マリー・フランス・ピジェ)は一念発起しモデルとなるためパリに上京、そこで休暇中の米空軍中尉ラリー(ジョン・ベック)と出会って恋に落ちる。しかし、ラリーの休暇は終わって彼は再び戦場へ、3週間後に再会を約したが彼は現れなかった。失意の彼女はモデルとなったが、妊娠が発覚。仕方なく堕胎するのである。一方、帰国したラリーは映画会社に勤めるキャサリン(スーザン・サランドン)と出会い結婚した。しかし、ラリーの消息をたずねるノエルは彼の結婚を知る…。シドニー・シェルダン原作によるチャールズ・ジャロットの劇場映画第5作。[投票]
★2風の又三郎(1940/日)東北の僻村のと或る小学校。夏休みが終わった9月1日に1人の転校生が来た。見慣れぬ洋服に学生帽の少年は高田三郎(片山明彦)と言ったが、4年生の嘉助(星野和正)は「風の又三郎」だと騒ぐ。折しもその日が二百十日だったからだ。女の子に人気の三郎が癪で嘉助は相撲をして彼を投げ飛ばしたりもするが「悔しかったら風を読んでみろ」と言うと本当に台風が来たのであった。そして、ある日、彼等は山奥に葡萄狩りに行くのだが…。3度映画化されている宮澤賢治原作の最初の映画化作。[投票]
★2夏の遊び(1951/スウェーデン)バレリーナのマリー(マイ・ブリット・ニルソン)は恋人ダヴィッド(アルフ・チェリン)の求愛に迷っていたが、或る日の公演後に届いた1冊の古い日記に13年前の記憶を呼び起こされるのであった。その夏、別荘に行ったマリーは学生のヘンリック(ビルイェル・マルムステーン)と恋に落ちるが、彼女の伯父エルランド(ゲオルグ・フンキースト)も又マリーに惚れていたのである。三角関係は結局、若いヘンリックがマリーの心を射止めて終わるかに見えたが、彼女にいいところを見せようと無謀に断崖から海に飛び込んだヘンリックは全身打撲で死んでしまう…。ベルイマンの監督第10作。[投票]
★2イエスタデイ(1981/カナダ)1967年のカナダ、モントリオール大学でアイスホッケー試合を観戦していた女学生ガブリエル(クレア・ビンバール)の膝元に乱闘中の選手がゲートを越えて転がり込んだ。米人留学生のマシュー(ヴィンセント・ヴァン・パタン)であった。それが切っ掛けで、やがて2人はデートするようになるが、敬虔なカトリック信者である彼女は一線を越えることを躊躇い、又彼女の家族も交際に反対するのである。折しもベトナムでの戦火は激しさを増し、やがてマシューの元にも徴兵通知が来るのだが…。人気テニスプレイヤーでもあったヴィンセント・ヴァン・パタン出演のカナダ映画。[投票]
★2まむしの兄弟 二人合せて30犯(1974/日)出所して舎弟の不死身の勝(川地民夫)に迎えられたまむしの政太郎(菅原文太)は根城である神戸は新開地に舞い戻ったが、新興やくざの加賀(成田三樹夫)組が我が物顔で羽振りを利かす様を見てキレまくってとっつかまってしまう。しかし、あわやのところを不良少女ジュン(東三千)に救出され、「男」に憧れる彼女を舎弟にする。そんな或る日、加賀組の上層組織の神童会の塚本(渡辺文雄)が彼等を訪ねて来た。なんと、天涯孤独だと思っていた勝の母親が生きていると言うのだが…。シリーズ第7作で最終作。[投票]
★2ル・ミリオン(1931/仏)パリ、モンマルトルの売れない芸術家ミシェル(ルネ・フェーブル)とプロスペル(ルイ・アリベール)は借金苦にもめげず日々楽しく過ごしていたが、気まぐれに買った富くじが当たって100万フランの大金持ちになったことに気づく。しかし、肝心の当たりくじが見当たらない。思い起こせばミシェルの上着のポケットに入れっぱなしになってたのだが、その上着はダンサーのベアトリス(アナベラ)の部屋に置いたまま。しかも、彼女はスリの親分クロシャール(ポール・オリビエ)に、その上着を譲ってしまっていたのだ…。ルネ・クレールの『巴里の屋根の下』に続くトーキー第2作。[投票]
★2雲霧仁左衛門(1978/日)享保7年の江戸。豪商を次々襲っては手がかりを残さない怪盗、雲霧仁左右衛門(仲代達矢)とその一味の名が巷間に広まりだしたのを受けて、火付盗賊改長官の阿部式部(市川染五郎)は捜査の手綱を締めるのであったが、再び油問屋の武蔵屋をまんまと襲撃されて逃げられてしまう。実は、雲霧は10年前に公金横領の濡れ衣を着せられて家を焼かれて許婚の志乃(松坂慶子)をも奪われ武士を辞めて盗賊となったのであったが、泥棒稼業から足を洗おうと決意し最後の仕事に尾張屈指の呉服商の松屋に狙いを定める…。東映の『柳生一族の陰謀』のヒットに刺激されて松竹が翌年製作した大型時代劇で五社英雄の監督第11作。[投票]
★2鍵(1974/日)教授(観世栄夫)は老境に差し掛かり、結婚後20数年を経過しても若々しい妻の郁子(荒砂ゆき)を満足させていないという疑念に取り憑かれる。そして、その妄想は取り澄ました郁子の性的本質を解放させんという衝動へと繋がるのであった。或る日、娘の敏子(渡辺督子)の婚約者の木村(河原崎建三)が家を訪れた際に、4人でブランデーを飲んでるうちに郁子は酔って浴室で寝てしまう。彼は木村に妻の裸を拭くのを手伝わせて嫉妬を覚えたが、一方でその刺激が性的衝動を喚起するのを覚えるのであった…。谷崎潤一郎原作の2度目の映画化で神代辰巳監督第10作。[投票]
★2シャドー・フューリー(2001/日=米)バイオ・コングロマリットの「ノヴァ・コーポレーション」を放逐されたマッドサイエンティストのオー博士(パット・モリタ)はアルティメット・クローンの最強戦士タケル(船木誠勝)を産み出すことに成功し、ノヴァへの復讐を胸に秘めていた。それを察知したノヴァはバウンティハンターのマドセン(サム・ボトムズ)を雇いタケル追撃を指示、彼はオー博士を仕留めたがタケルを取り逃がしてしまう。一方、ノヴァのヒリアー博士(アレン・コールマン)はハイパークローンのキスメット(バス・ルッテン)の生産に成功しようとしていたが…。パンクラス創始者の船木誠勝のハリウッド進出作。[投票]
★2五番町夕霧楼(1980/日)京都は日本海側の与謝半島の貧しい娘、夕子(松坂慶子)は病弱な母と幼い妹達の為に西陣は五番町の夕霧楼に奉公に出た。1年後、彼女は売れっ子芸妓となっていたが、その頃から鳳閣寺の修行僧の正順(奥田瑛二)が彼女の元に通う姿が見られるようになった。2人は同郷の幼馴染であったのだ。正順は腐敗した寺の実態に失望を募らせており、とうとう、住職の慈州(佐分利信)と諍いの果てに寺を飛び出すのであったが…。水上勉の同名原作の2度目の映画化。篇中には「金閣炎上」もアレンジされている。[投票]
★2ホフマン物語(1951/英)19世紀のドイツ、ニュールンベルグ。バレリーナのステラ(モイラ・シアラー)から慕われる詩人ホフマン(ロバート・ランズヴィル)は居酒屋で自分の過去の3つの恋について語り始める。パリの人形オリンピア(モイラ・シアラー)とヴェニスの艶女ジュリエッタ(リュドミラ・チェリーナ)とオペラ歌手のアントニア(アン・エイヤーズ)との話であったが、それらは全て悲恋に終わったのである。そして、その陰には常に恋敵リンドルフ(ロバート・ヘルプマン)の姿がちらついていたのであった…。51年カンヌ国際映画祭特別賞・仏映画高等技術委員会賞、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。[投票]
★2エレクトラ(1962/ギリシャ)ギリシャの小国ミュケナイの国王アガメムノン(テオドール・デメトリウ)はトロイ戦争から凱旋するが、不在の間に王妃クリテムネストラ(アレカ・カツェリ)と家臣アエギシウス(ホエブス・ラジス)は愛人関係になりアガメムノンを謀殺するのであった。後釜の国王に居座ったアエギシウスは王子オレステス(ヤニス・フェルテス)の命を狙うが辛くも国外への逃亡に成功する。一方、王女エレクトラ(イレーネ・パパス)は幽閉生活を強いられた後に農夫(ノチス・ベルヤリス)の元へ嫁に出される。そして、歳月が流れた…。62年カンヌ国際映画祭劇映画化賞・仏映画高等技術委員会賞。[投票]
★2夢魔(1994/日)バス運転手の中塚(田口トモロヲ)は乗客の紀子(真弓倫子)に思わず声をかけてしまう。何故なら、紀子は中塚が少年時代に繰り返し見た夢の中の女性、直美(真弓倫子・2役)にそっくりだったからだ。中塚の脳裏に甦るメンソレータムの匂いと直美の胸の火傷の痕のイメージ。一方、紀子も又、少年に火傷の痕にメンソレータムを塗ってもらう夢を見ると告白。そして、2人はホテルに向かうのだが…。ピンク映画を撮っていた廣木隆一がビデオ映画『魔王窟』のゆうばりファンタグランプリを機に劇場一般映画に進出した第1作。[投票]
★2あゝ野麦峠 新緑篇(1982/日)第1次大戦下の大正8年。諏訪盆地の金丸林製糸工場では大増産体制のもと工女たちは14時間労働を強いられていた。優等工女のタケ(三原順子)は見番の丈吉(なべおさみ)に犯され幼なじみの男工の常治(江藤潤)にそれを見られる。常治は性格が一変し出世欲丸出しになり嘘八百で他工場の優等工女の朝子(中井貴恵)を引き抜く。昭和2年。金融恐慌下で更なる過酷さを増す製糸工場に見切りをつけたタケはカフェの女給になったが、一方で劣等工女のトシ(石田えり)は労働運動に目覚めていく…。山本薩夫の遺作。[投票]
★2ゴダールのマリア(1984/英=スイス=仏)第1部「マリアの本」。中学生のマリー(レベッカ・ハンプトン)の両親が別居し、終末に父(ブリュノ・クレメール)の家で勉強をみてもらい自宅に戻ったマリーは母(オーロール・クレイマン)が新しい男とデートに出かけるのを見る…。第2部「こんにちは、マリア」。ジュネーブのタクシー運転手ジョゼフ(ティエリ・ロード)は恋人ジュリエット(ジュリエット・ピノシュ)の同級生マリー(ミリアム・ルーセル)に惹かれている。ある日、天使ガブリエル(フィリップ・ラコスト)がジョゼフを訪れマリーを訪問させ彼女に処女懐胎を告げるが…。1部がアンヌ・マリー・ミエビユ、2部がゴダール演出による作。[投票]