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けにろんさんのあらすじ: 投票数順

★4追想(1956/米)ロシア革命で処刑されたロマノフ王朝の皇女アナスタシアが生きているとの噂が囁かれていた頃のパリ。亡命中のロシア将軍ボーニン(ユル・ブリンナー)は、記憶を失い街中を彷徨う女アンナ(イングリッド・バーグマン)を発見し彼女をアナスタシアに仕立て上げようと画策する。帝政ロシア時代のアナスタシアを知る人々との接見を記憶喪失を理由に切り抜けたが、コペンハーゲンに亡命中の皇太后ドワガー(ヘレン・ヘイズ)との接見で両者は失われた過去の血の繋がりを確信して行く…。ロッセリーニとの不倫でアメリカを去ったバーグマンのアメリカ復帰作。56年アカデミー主演女優賞、NY批評家協会女優賞、ゴールデングローブ女優賞受賞。[投票]
★3エイリアン3(1992/米)EEVに乗ってLV426からほうほうの体で脱出したリプリー(シガニー・ウィーバー)だったが人工冬眠で眠ってる間にEEVは囚人惑星フィオリーナ161に不時着。カリスマ的人望を誇る囚人ディロン(チャールズ・S・ダットン)を初め、監督のハリー(ブライアン・グローバー)、医者クレメンス(チャールズ・ダンス)等に迎えられたリプリーは、一緒に脱出したニュートとヒックスが死んでいたと知らされる。フィオリーナには虱が蔓延しており男達は皆スキンヘッドになっており彼女も頭を丸めたが、女に餓えた男達の視線がまとわりつく。一方、工場の一角で一匹の犬が苦しんでいた。やがて犬の口が裂ける…。本作でデビッド・フィンチャーが劇場映画デビュー。[投票]
★3犯す!(1976/日)図書館勤務の清純な娘、夏子(八代夏子)は、自宅のマンションのエレベーター内で「男」(蟹江敬三)に強姦された。そして、ことが終わったあと「男」は2個の胡桃を残して去って行ったのだった。事件を切っ掛けに夏子は変貌し男漁りを始めるが暴力で犯されないと感じなくなってしまった。夜な夜な胡桃を秘部に当て1人燃え上がる夏子であった。そんな或る日、長距離トラックの運転席に「男」を見つける。しかし、「男」は夏子を覚えていなかった…。60年末から70年初にかけ日活アクションを手がけていた長谷部安春の初めてのロマンポルノ。[投票]
★3大人は判ってくれない(1959/仏)アントワーヌ・ドワネル(ジャン・ピエール・レオ)はパリに住む13歳の少年だが、母のジルベルト(クレール・モーリエ)と継父のジュリアン(アルベール・レミー)がうまくいっておらず、ひねくれかけている。ある日、宿題を忘れ悪友ルネ(パトリック・オーフェー)と学校をさぼって街中で遊んでいると母が見知らぬ男とキスをしているのを目撃する。学校をさぼったことが両親の知るところとなり父からどつかれ家出するが、母親が迎えに来る。親子3人で映画を見に行ったつかの間の幸福。しかし、ルネとの遊びが高じて金欲しさに父親の会社からタイプライターを盗んでしまう…。59年カンヌ監督賞、NY批評家協会外国映画賞。[投票]
★3緋牡丹博徒(1968/日)九州矢野組の1人娘、竜子(藤純子)は父を闇討ちで殺され、一家を解散し犯人捜しの旅に出る。5年の月日が流れた明治18年の岩国の賭場。「緋牡丹のお竜」の異名を取るようになった竜子はイカサマを見破って争いになり、博徒の片桐(高倉健)に救われる。その後、竜子は身の上を話すのであったが、片桐は無言であった。一方、子分のフグ新(山本麟一)が道後で熊虎(若山富三郎)一家と悶着を起こし、駆け付けた竜子を大阪堂万一家のおたか(清川虹子)が気に入り仲裁に入る。おたかの勧めで大阪に出た竜子は千成一家の加倉井(大木実)と賭場で勝負し手篭めにされかけるが、又もや片桐が現れる…。8作目までが作られた人気シリーズの初作。[投票]
★4典子は、今(1981/日)卒業式間近の高校の或る教室で松原典子(辻典子)が淡々と話し始めた。彼女は昭和37年にサリドマイド障害で両腕未発達で生まれた。両親は離婚、母の春江(渡辺美佐子)は女手ひとつで彼女を育てて来たのだ。しかし、小学校入学が迫っても両腕の無い彼女を受け入れる学校は無い。必死で頼み廻る春江。そして硯台小学校が入学を許可してくれた。典子は前向きだった。脚で何でもこなせるように努力した結果、食事も習字もソロバンも…運動会の玉入れさえ出来るようになったのだ。やがて26倍の難関を突破し、熊本市役所に就職。そんな或る日、ひとりで旅に出ると母に告げる。広島の文通相手の障害者の女性を訪ねたいと言うのだが…。81年サンフランシスコ映画祭グランプリ。[投票]
★3かぼちゃ大王(1993/仏=伊=オランダ)ローマ総合病院の小児科病棟に13歳の少女が入院してくる。彼女の名はピッピ(アレッシア・フガルディ)。生後3ヶ月で「てんかん」の診断を下されているのだが、担当した医師アルトゥーロ(セルジョ・カステリットー)は誤診であると直感で見抜いた。やがて、実はピッピの両親は不仲で、逃避のために無意識の発作が発生していることがわかってくる…。93年のカンヌでコンペティション外ながら審査委員長のルイ・マルが激賞した。[投票]
★3オスカー(1991/米)1931年のシカゴ。ギャングのボスのスナップス(シルベスター・スタローン)は父エドアルド(カーク・ダグラス)の今際の際での言葉に改心し一般人になろうとする。とは言っても長年染みついたしがらみは簡単には取れないのである。そんな或る日、アンソニー(ビンセント・スパーノ)という会計士が娘のリサ(マリサ・トメイ)との結婚を申し込んでくる。すげなく追い返したスナップスの元に今度はテレサ(エリザベス・バロンド)という娘が父親になってくれと言ってきた。アンソニーのいうリサはテレサだったのだ…。エドゥアール・モリナロの67年同名仏映画のリメイク。[投票]
★2嗚呼!おんなたち 猥歌(1981/日)ロック一筋20年の歌手ジョージ(内田裕也)は一向に売れず、最近では妻の恵子(絵沢萠子)が待つ家には戻らず、トルコ嬢の佳江(角ゆり子)のアパートに入り浸ってヒモ状態だったが、佳江を乗せて運転中に口論から車をぶつけ佳江は入院しジョージは看護婦の羊子(中村れい子)を犯すのであった。マネージャーのユタカ(安岡力也)の努力で新曲キャンペーンでレコード店頭で歌うジョージは憂さ晴らしに田原俊彦のポスターの上に自分のを貼り、クラブで客から「与作」を歌えと言われ喧嘩し、ライブハウスで下半身丸出しになり、挙句の果てにはユタカの女の一美(太田あや子)を犯してユタカに告訴されるのだが…。神代監督の第26作。[投票]
★3デッドヒート(1995/香港)レーサーのジャッキー(ジャッキー・チェン)は日本での研修旅行から戻るとすぐ警察の依頼で改造車の摘発に協力する日々。ある夜、暴走車が白バイ警官をひき逃げした。犯人は国際テロリストで一流レーサーのクーガー(トースティン・ニッケル)であった。TVレポーターのエイミー(アニタ・ユン)の協力もありクーガーを捕獲しインターポールのキャノン捜査官(マイケル・ウォン)に引き渡す。しかしクーガーは脱走しジャッキーの妹達を拉致し日本に逃亡。「仙台のレースで勝負!」と言ってきたのだ。ジャッキーはチームを率いて日本に乗り込み、村上監督(加山雄三)の下、勝負に臨むが…。日本ロケが話題を呼んだジャッキーの95年作。[投票]
★2刺青(1966/日)気の強い質屋の娘のお艶(若尾文子)はへっぴり腰の手代の新助(長谷川明男)の尻を叩いて駆け落ちするが、頼って匿ってもらった船宿の主人の権次(須賀不二夫)に騙されて新助は殺され、自らは女郎屋に売られる。そして、刺青師の清吉(山本学)が一生に一度出会えるかどうかの美肌と執拗にお艶に執着する…。谷崎潤一郎の「刺青」と「お艶殺し」から新藤兼人が脚色。増村の第32作。[投票]
★2破れ太鼓(1949/日)一代で土建会社を興した津田軍平(阪東妻三郎)は家庭では時代錯誤の暴君として君臨している。津田家には妻の邦子(村瀬幸子)、軍平の会社に勤める長男の太郎(森雅之)、音楽にかぶれる次男の平三(木下忠司)、医学生の三男の又三郎(大泉滉)、中学生の四男の四郎(大塚正義)、計略結婚させられそうな長女の秋子(小林トシ子)、芝居にかぶれる次女の春子(桂木洋子)が同居してるが頑固親爺に悩まされ続けるのだった…。木下恵介の第14作。[投票]
★4奥様ご用心(1957/仏=伊)田舎からパリに出てきたオクターブ(ジェラール・フィリップ)は「婦人の幸せ」という洋品店に職を得る。店主エドワン夫人(ダニエル・ダリュー)を早速口説くオクターブであったが拒否される。一方、オクターブが借りたアパートに住むジョスラン夫人(ジャンヌ・マルカン)が彼を気に入り娘のベルト(ダニー・カレル)とくっつけようと謀るが上手く行かない。天性の女たらしオクターブには1人の女性との結婚意志が無いのだ。やむなく、別の洋品店主オーギュスト(ジャック・デュビー)とベルトを結婚させるが、「夫人の幸せ」を辞めてオーギュストの店に移ったオクターブとベルトは関係を持つようになる…。エミール・ゾラの原作をデュビビエが映画化。[投票]
★3終電車(1981/仏)ドイツ占領下のパリ。モンマルトル劇場の支配人兼演出家のシュタイナー(ハインツ・ベネント)はユダヤ人であるため南米に逃亡し、妻で女優のマリオン(カトリーヌ・ドヌーブ)が経営を代行する。そして、シュタイナー翻訳の戯曲「消えた女」が準備されつつあった。主演はマリオンで相手役には新人のベルナール(ジェラ−ル・ドパルデュー)が抜擢される。独軍御用批評家のダクシア(ジャン・ルイ・リシャール)の推薦もあり上演許可がおりた。そんな或る夜、マリオンが人知れず劇場の地下室に下りていくと、そこにはシュタイナーが居た。逃亡に失敗して潜んでいるのであった。そして、「消えた女」は初日を迎える…。81年セザール賞の作品賞他主要10部門を受賞。[投票]
★2将軍(1980/米)1958年。アメリカへ向かったオランダ船エラスムス号が難破し伊豆に漂着する。捕らえられたイギリス人航海士のブラックソーン(リチャード・チェンバレン)は武将の虎長(三船敏郎)に気に入られ、敵対する石堂(金子信雄)との戦いでの勇敢なる振る舞いを認められて虎長の旗本になった。一方、虎長の重臣の妻のまりこ(島田陽子)が通訳兼日本語教師としてブラックソーンにつけられた。やがて2人は愛し合うようになる…。アメリカで空前の視聴率を叩き出したTVミニシリーズの再編集版映画。島田陽子は80年のゴールデングローブ主演女優賞(TV部門)を得た。[投票]
★5祭りの準備(1975/日)50年代末の南国土佐。信用金庫勤務の20歳の楯男(江藤潤)は東京に出てシナリオライターになることを夢見ている。父の清馬(ハナ肇)は女狂いで家に寄り付かず、母のときよ(馬淵晴子)は楯男を溺愛する。そして祖父の茂美(浜村純)はボケが始まっているのだ。隣人は泥棒一家で兄の服役中には弟の利広(原田芳雄)が兄嫁の美代子(杉本美樹)の亭主になり妹のタマミ(桂木梨江)は発狂している。幼馴染の恋人、涼子(竹下景子)は左翼かぶれでノンポリの楯男にはついていけない。楯男は土着的且つ閉塞的な郷土からの脱出をなし得るのか…。75年毎日映画コンクールの脚本賞、ブルーリボン賞の助演男優賞、キネマ旬報賞の脚本賞と助演男優賞を受賞。[投票]
★3GONIN2(1996/日)中小企業の工場主の正道(緒形拳)は借金を返せずにやくざに脅されているが、妻陽子(多岐川裕美)が彼等に輪姦され自殺して切れる。一方、新宿の宝石店にひょんなことから居合わせた4人の女たち。パトロンに棄てられた元フィットネスクラブ経営者の蘭(余貴美子)、38歳のセーラー服娼婦サユリ(大竹しのぶ)、夫に浮気された志保(西山由海)、幼少期に暴行されトラウマを持つ早紀(夏川結衣)は宝石強盗に遭遇。店員のちひろ(喜多嶋舞)を含めて強盗達を撃退した女たちはブツを横取りして逃走を謀る。そんな女たちの前に正道が現れた…。ヒットした前作『GONIN』の女性版による2作目。[投票]
★3エリザとエリック(1987/仏)両親を亡くして姉のエリザ(ミリアム・ダビッド)と弟のエリック(ガエル・スガン)はアパートで2人暮らし。働かない2人はアパートを追い出されたが、音楽教師の世話で大きな家に住むことになった。何もない部屋に額縁が1つ。それを使ってエリザがデザイナー、エリックがカメラマンとなってコラージュフォトを撮り出した…。ビルジニ・テブネの第2作。[投票]
★4天国までの百マイル(2000/日)不動産売買で羽振りを利かせていた安男(時任三郎)はバブル崩壊で全てを失い且つ多額の借金を背負い、今は知人の会社に身を寄せ僅かな給料を貰っている。しかし、見栄で払う別れた妻への慰謝料を差っぴくと手残り0で中年ホステスのマリ(大竹しのぶ)のヒモ状態なのであった。生きる希望も夢もない日々だったが、母親のきぬ江(八千草薫)が持病の心臓がドカンときて倒れて入院。医長の診断は手術不可で薬物での僅かな延命策しか無理とのことで、親不孝を続けて来た安男の脳裏に女手一つで幼い3人の子供を育ててきた母親への想いが俄然湧き上がる。そして、若い担当医の藤本(村上淳)の示唆を頼りに一か八かの賭けに出る…。浅田次郎のベストセラー原作の映画化。[投票]
★2アメリカの惨劇 188人を私刑した男(1985/米)ダニエル・レイ・ホーキンス(ロバート・A・バーンズ)はユタ州の警察の取調室で告白を始めた。15歳で初めて殺人を犯した彼は、年間1万キロを移動しながら実証されただけで188人を殺したと言うのだ。取調べに当ったゲインズ保安官(バークレー・ギャレット)は俄かには信じがたいと思う。しかし、ホーキンスは被害者の写真をポラロイドで撮って残していたのであった…。実在の殺人鬼、ヘンリー・リー・ルーカスをモデルにした実録もの。[投票]