「屑の世界」住宅街で屑鉄業を営む山義秀（石橋蓮司）は市役所からの強制立退き勧告を受けていたが、それはホームレスたちにとっては死活問題であった…。「鏡の調書」閑静な郊外の町に笠原きよら（夏木マリ）という婆さんがやって来て住むようにり、町の人々は騙されていく…。「おばあさんが死んだ」ゴミ屋敷に住む迷惑婆さん、野口郁子（室井滋）が死ぬが、その遺品から１冊の日記が見つかる…。「棄てられた女たちのユートピア」身よりのない元売春婦たちが身を寄せる教会で若い篠原いちこ（小池栄子）は自立への切欠をつかんでいく…。東京芸術大学・映像研究科の研修過程で制作された沢木耕太郎のルポの映画化作。