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町田さんのあらすじ: 更新順

★3殺人 MURDER!(1964/日)和田誠が自主作成した短編アニメーション。各国のスリラー映画のパロディをオムニバス方式で見せる。音楽は「日曜ゴールデン劇場」でもコンビを組んだ八木正生。第三回大藤信郎賞受賞作品。16ミリ作品。<9分/カラー>[投票]
★4デセプション(1920/独)16世紀。駐仏英大使の娘アン・ブリーンは、フランス宮廷での教育を終え母国イングランドに帰国するが、幼馴染の騎士ヘンリー・ノリスとの再会を楽しむ暇もなく、好色な国王ヘンリー8世(エミール・ヤニングス)からの執拗な求愛に晒される。暴虐なヘンリーはカトリック信者にも拘らず、世継を生まなかったことを建前に妃キャサリンを離別、これを批難する法王とも絶縁しイギリス国教会の独立を宣言、キャサリンと王女メアリーを国外に追放するのだった。ノリス卿に惹かれつつも、度重なるすれ違いに傷付いたアンは、遂に王の妃となる道を選ぶが、その先には過酷な運命が待っていっていた・・・。 英国女王エリザベス一世の母アン・ブリーンの悲劇の生涯を描くエルンスト・ルビッチェの歴史大作。<メスター+ウニオン/白黒/90分>[投票]
★3寵姫ズムルン(1920/独)9世紀アラブ。バグダッドの後宮で老太守(パウル・ヴェゲナー)の寵愛を一身に集めるズムルンことズルイカ(J・ハッセルクヴィスト)は、精悍な織物商人ヌラルディン(ハリー・リートケ )への恋情から、太守の想いを逸らしてくれるような新たな寵姫の捜索を思い立つ。白羽の矢は、天衣無縫の踊り子ヤナイカ(ポーラ・ネグリ )に立ち、彼女は早速市街に呼び寄せられるが、劇団長のせむし男(ルビッチ)はかねてから彼女に惚れており、太守の息子(K・クレーヴィング )も彼女の色香に中てられる。果たしてズルムンの思惑は、成就するのか? 師匠M・ラインハルトの同名パントマイムバレエに基づくE・ルビッチェ独逸時代の監督作品にして最後の出演作品。<ウニオン/白黒/42分>[投票]
★3パッション(1919/独)18世紀後半ルイ15世治下のフランス。奔放な帽子店員の少女(ポーラ・ネグリ)は、ふとしたことからスペイン大使の寵愛を受けることとなる。これを聞きつけた恋人のアルモン(ハリー・リートケ)が大使を殺害すると、今度は国王( エミール・ヤニングス )に近づいて、見事のその愛人の座に収まることに成功。老伯爵との形式的な婚姻を済ませマダム・デュバリーとなった彼女は、衣装に美食に、贅沢の限りを尽くすが、パリ城下には、フランス革命の足音が近づいていた。 巨額の資金とエキストラを投入して製作されたエルンスト・ルビッチェの正調歴史大作で、独逸時代最大のヒット作となった。<ウニオン/白黒/85分>[投票]
★5牡蠣の王女(1919/独)米国の牡蠣長者クウェイカー氏(ヴィクトル・ヤンソン)の一人娘オシー(オッシー・オスヴェルダ)は、気に入らぬことがあれば家をも破壊しかねぬ、手の付けられない暴れ者。友人が欧州の貴族と結婚したことを新聞紙面で知った彼女は、我も続けと花婿探しを業者に依頼、早速美男ナッキー(ハリー・リートケ)が候補に選ばれるが、彼の生活は貴族というには余りにも急迫していた。ナッキーは従者ジョセフ( ユリウス・ファルケンシュタイン )に命じて、クェイカー家の内情を探らせるが、ジョセフを王子と勘違いしたオシーは、有無を言わさず電光石火で結婚式を挙げてしまう・・・。クェイカー氏は曰く「どうということは無い。」 エルンスト・ルビッチェの監督第27作。<ウニオン/白黒/45分>[投票]
★4エンペドクレスの死(1986/独=仏)紀元前5世紀頃のシチリア。「決して変化しない元素が、愛や憎しみによって結合・分離することで存在は変化して見える」と説いた哲学者エンペドクレスは、医師・政治家・呪術師としても声望が高く若者たちは彼に心酔していた。一方、神官や長老たちは彼の名声を妬み、表層は平静を装いながらも陰で尽きること無き嘲笑を送り、それで心の安寧を得ようとしていた。エンペドクレスはその風潮に心を痛め、弟子や家人達を散会、自らは一番弟子のみを引き連れてエトナ火山の方角へと歩を進めて行くのであった。 独人詩人ヘルダーリン1799年の未完成戯曲をストローブ=ユイレが脚色映画化。<独語/132分/カラー/スタンダード>[投票]
★4チェス狂(1925/露)「クレショフ工房」から独立したフセボロド・プドフキンが最初に監督した短編で、後の作品のような重さや暗さ、社会性は全く無い。当時世界中で盛り上がっていたチェスブームを題材としており、その内容はチェス狂の青年と、それが気に入らない婚約者が巻き起こすドタバタラブコメディである。また実在の世界チェスチャンピオン:ホセ・カパプランカが特別出演している。 <メジラプポム・ルーシ/20分/白黒/35mm>[投票]
★3ボリシェビキの国におけるウエスト氏の異常な冒険(1924/露)モスクワへの視察旅行を命ぜられた某YMCA会長ウェスト氏(P・ポドベド) 。ソ連は凶暴なボリシェビキの巣窟である −そんな風評に惧れを成した彼は、護衛としてカウボーイのジュディ(B・バルネット)を雇い入れる。しかし着任早々彼は凶悪な窃盗誘拐団「伯爵一味」(プドフキン、ホフロフ、コマロフら)に目をつけられてしまう。 ソ連の最古参実験映像作家レフ・クレショフと弟子たちが創設した「クレショフ工房」の第一回作品。<ゴスキノ/60分/白黒/サイレント/35mm> [more][投票]
★3ガーデン(1995/スロバキア=仏)青年ヤクプ(ロマン・ルクナール)は独身教師で現在は休暇中、仕立て屋の父の家にブラさがりながら妖艶な人妻テレザとの不倫関係を続けている。ある日、父の怒りを買い、田舎にある祖父の旧家へ移転を命じられたヤクプは、そこで不思議な日記、鏡文字で書かれており自然や動物の神秘に付いて書かれている、を発見するが、以来奇妙な出来事が彼の周りに起こり始める。庭には無数の林檎の樹、その下での少女ヘレナ(ズザナ・シュライオヴァー)との出会いもその確たる一つであった。 スロヴァキアの映像作家マルティン・シュリークの監督第三作で、前作『私の好きなモノすべて』に続き世界的評価を得た異色の幻想譚。<カラー/103分>[投票]
★3ピルクスの審問(1979/露=ポーランド)スキーに勤しむ実力派宇宙飛行師ピルクス(セルゲイ・デスニツスキ) の元にユネスコから或る仕事の依頼が舞い込む。それは人間そっくりの新作アンドロイドと宇宙飛行に出、彼らの能力を検証・報告するというものだった。ピルクスは、搭乗予定の五名、倣岸名な第一操縦士カルデル(Z・レセニ)、繊細な医師ノヴァク(アレクサンドル・カイダノフスキ)、電子工学者ヤン(ボレスラフ・アバルト)、強面の技師クルト(T・サール)、無心論者の第二操縦士ブラウン(ウラジミール・イワショフ)と引き合わされたが、予断を防ぐため誰がアンドロイドなのかは知らされていない。紆余曲折を経、依頼を承諾したピルクスは彼らとともに宇宙船ゴリアテに乗り込み、土星の輪へと向かう。そして事件は起こった。 [more][投票]
★3処刑の丘(1976/露)1942年冬の白ロシア。食料と弾薬不足に苦しむパルチザン大隊は、物資調達の必要に迫られ、世故に長けたルィバク、若き砲兵ソートニコフを近隣の村に派遣する。夜の森を抜け目的の村に辿りついた二人だが其処は既に焼き払われている。飢える仲間達を思えば手ぶらで帰れることの出来ぬルィバクは、衰弱するソートニコフを抱え、更に奥地の村を目指すのだが・・・。 ソ連の女流監督ラリーサ・シェピチコによるV・ブイコフ「ソートニコフ」の映画化。’77年のベルリン映画祭金熊賞受賞作品。<モスフィルム/白黒/110分/スタンダード>[投票]
★4炎628(1985/露)1943第二次大戦下独ソ戦線。白ロシア(ベラルーシ)の小さな村に住む少年フリョーラは、砂山から掘り出したライフルを手に、母の反対を押し切り、英雄ハヤブサのパルチザン部隊に入党する。部隊長の命により陣地の留守を預かることとなったフリョーラは、深い森の中、挑発的な美少女グラーシャと出逢うが、彼女と視線を交わすうち、ドイツ軍からの激しい空爆を受けた。討手の追及を逃れ、ほうほうの体で故郷の村に逃げ還ったフリューラと少女を、誰一人姿を見せない不穏な静寂だけが迎え入れる。 白ロシアの作家アレシ・アダモーヴィチの「ハトィニ物語」を本人が脚色、エレム・クリモフが監督した。<モスフィルム+ベラルーシフィルム/カラー/143分/スタンダード>[投票]
★3金色の雲は宿った(1989/露)1944年。モスクワからコーカサス地方に移送される賑やかな戦争孤児たちの汽車、その中に美しい双子の兄弟コーリャとサーシャも乗り込んでいた。平和で肥沃とされたコーカサスはしかし、シベリア強制移住に反抗するチェチェン人ゲリラと、スターリン政府軍とが、小激突を繰り返えす混迷の地であった。無邪気な子供達を、徐々に戦火が飲み込んでゆく・・・。 アナトーリー・プリスタフキンの自伝的小説を本人が脚色、少数民族イングーシ人出身のスラムベク・マミーロフが、自信の経験も交えて監督した。 <ゴーリキースタジオ/100分/カラー/スタンダード> [投票]
★5OLの愛汁 ラブジュース(1999/日)居酒屋でふられる女。友美は新宿の某建設会社でパソコンを叩いている。歳は28。判らないふりなどもう出来ないし、怒る気にも泣く気にもなれない。帰り道、彼女は早めの終電に揺られ郊外の自宅まで舟を漕いでいる。ふと目を覚ますと、若い男が肩にもたれかかって寝ていた。気持ち良さそうに眠る男。そんな彼を観るうち、友美は降車駅を乗り越してしまう。次は終着駅。電車が静かに止まる。そのとき、ある衝動が友美の中を走った。 1999年度PG一位に選出、多くの一般劇場でも上映された田尻祐司のピンクデビュー作。(国映:新東宝/58分/カラー/ワイド) [more][投票]
★3兵隊やくざ 俺にまかせろ(1967/日)終戦間近の北満。勇壮の誉れ高い木崎独立守備隊に身を寄せた有田(田村)・大宮(勝)コンビだが、馴染めるはずもなく、相も変わらず喧嘩、トラブルを繰り返していた。そんな折、戦況の悪化から戦線の縮小が提案され、田沼参謀(渡辺文雄)の指導の下、大撤退作戦が実行されることになった。鬼軍曹の異名を取る岩兼(内田良平)の指揮に入った二人は、重要な通過点となる孟家屯の斥候に従事するが、ここで戦闘に巻き込まれる。[投票]
★3麦笛(1955/日)大正時代。倉敷は松山寺の嫡男、伸男(久保明)は、家業や学業そっちのけで詩作にふけっていた。反抗期を迎えている彼には、姉の見合い結婚が理解できず、そうかといって悪友・表(太刀川洋一)や、茶屋のお玉(青山京子)の早熟さにも腹が立つ。そんな折、賽銭泥棒をしている寡婦・お松( 越路吹雪)を見た伸男は、彼女に大していびつな欲求を募らせてゆく。 室生犀星が1919年に発表した『性に目覚める頃』を、池田一朗豊田四郎が共同で脚色、豊田が監督し、『潮騒』の久保・青山コンビが出演した文藝篇。(東宝/モノクロ/103分)[投票]
★3肌の隙間(2004/日)山梨県の農道を走り抜ける赤いスクーター。母を殺害した引きこもり青年(小谷)と、その伯母に当る知的障害の女(不二子)の逃避行。身を寄せた祖母(吉村実子)に叩き出され、ヒッチしたトラック運転手に陵辱されながら、二人は樹海の山荘へとたどり着く。トマトを盗み、水に浸かり、性交に耽る二人。そこは二人の別天地となり得るか? 否、彼女らに安息の地など存在しないのだ。常に何かが、彼女らを追い立てて行く。 ピンク四天王瀬々敬久の監督12作でピンクとして封切後、渋谷のミニシアターで公開された。(新東宝/カラー/ビスタ/77分)[投票]
★2江戸っ子判官とふり袖小僧(1959/日)そこは牢獄。新入りの舞台脚本家(田中春男)が語り出す「江戸っ子判官とふり袖小僧」の物語;江戸で売り出し中の義賊・ふり袖小僧(ひばり)は、自分の名を騙る強盗殺人団に怒り心頭していた。強盗団を追ううち、とある武家屋敷で、ひょっとこの面を被った侍と退治した彼女は、その剛毅な性格に打たれ人目惚れしてしまう。激化する追求を逃れるため、おえんと名を代え、子分の木鼠吉次(片岡栄二郎)、すばしりの虎(花房錦一)とともにホトボリ冷ましの旅に出た彼女は、早速襲った侠客(知恵蔵;実は遠山金四郎)に返り討ちに合うは、同業者に有り金全て盗まれるは、オマケに宿敵の岡引:藤兵衛(沢村)まで追ってきて前途は多難を極めるのであった。 片岡知恵蔵の「奉行」シリーズ番外編で東映時代劇のホープ沢島忠の第12作。(カラー/スコープ/86分)[投票]
★5ひばり・チエミのおしどり千両傘(1963/日)鶴岡二十五万石の貴美姫(ひばり)は、名門松平家との縁談に気乗りせず、日々塞ぎこんでいた。唯一の慰めは、乳姉妹で腰元の登志(チエミ)の明るさと歌だったが、それも最近では効果が薄く、食は細くなるばかりである。登志は姫の食事係たる堀込一馬(安井)を激励し、喧嘩を繰り返すのだが、職人肌の彼に密かに思いを寄せていた。お輿入れの日が近づき、貴美姫一行は江戸に出立するが、ある夏祭りの夜、貴美姫は脱走してしまう。狼狽した家臣たちは姫発見までの苦肉の策として登志を姫に化けさせるが、巧く行くはずも無く、事態は複雑化していく。一方、街娘に化けた姫は、暴漢に襲われたところを助けてくれた材木屋の倅:巳之吉(水原)と恋に落ち、江戸への道中を満喫するのであった。 沢島忠の29作目で『ひばり・チエミの弥次喜多道中』に続く時代劇ミュージカルコメディ。(東映/カラー/スコープ)[投票]
★5ひばり・チエミの弥次喜多道中(1962/日)花のお江戸の芝居小屋で、下足番を努めるお君(ひばり)とおとし(チエミ)は、いつかの晴れ舞台を夢見ていた。そんな彼女らは、ふとしたことから地獄の熊吉らの麻薬密売組織の取引を目撃してしまい、上へ下への大捕物の挙句、小屋を追われることとなってしまう。新天地を求めた二人は男装し、名も弥次郎兵衛、喜多八と改め、旅の空に繰り出すが、そのおせっかいな性質が災いして、行く先々で様々な騒動に巻き混まれてしまう。初めての酒を飲み、歌い踊り、そして恋に落ちる彼女らの行く末や如何に如何に? 沢島忠の監督25作となる時代劇ミュージカルコメディ。(東映/カラー/スコープ)[投票]