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町田さんのあらすじ: 投票数順

★3女巌窟王(1960/日)九州最南端の港の町にあるバー”ブルー・ムーン”で踊り子をしているルミ(三原)とエミ(万里)の美人姉妹は、支配人で麻薬密輸組織のボス岩原(江見)と店長・沢井に其々陵辱された上、シゴト上のトラブルから実兄・慎一をリンチ監禁されてしまう。二人はルミに好意を寄せる武の知らせで慎一の救出に向かうが、殺し屋の健(沖)の投げたナイフにより慎一は死亡、姉妹の身にも危険が迫る。絶海の孤島に連れ込まれた姉妹は武の犠牲に依ってなんとか一命をとり止め謎の洞窟に逃げ込んむが、三日経っても地上への出口は見つからない。飢えと渇きの中、姉妹は岩原一派への復讐を誓うのであった。 小野田嘉幹が監督を務めた新東宝末期の代表作。<82分/カラー/スコープ>[投票]
★2風来坊探偵 岬を渡る黒い風(1961/日)江藤漁業社長江藤重吉は、時化の金曜日に限って発生する海難事故に頭を悩ませていた。重吉の娘・慎喜子(北原)に調査を依頼された風来坊探偵・西園寺五郎(千葉)は舞台となる房総半島新岬港へ向かうが、一足違いで重吉は殺害されていた。五郎はライバル社堀越海運、南房水産研究所と調査を進め陰謀の匂いを嗅ぎ付けるが、そんな彼の前に流れ者の殺し屋ジョーカーの鉄(曽根)が現れ対決を挑んでくる。<ニュー東映東京/60分/白黒/スコープ> [more][投票]
★2風来坊探偵 赤い谷の惨劇(1961/日)赤岩山麓でセスナ機が墜落、操縦士と新日本開発の星雲社長が死亡する。美佐子(北原)は操縦士の兄の死を確認するため現場のを訪れ、そこで西園寺五郎(千葉)という男に出会う。彼は社の依頼を受け調査に来た私立探偵で、それによると事故には不信な点があるという。二人は社が所有し上田親子(宇佐美・小林)が運営する牧場に世話になるが、北東観光の鬼頭(須藤)が星雲社長直筆の譲渡書を片手にやって来て強引に立ち退きを迫った。五郎はこれを追い払うが、北東観光の雇った殺し屋スペードの鉄(曽根)に決闘をする羽目になる。<ニュー東映東京/62分/白黒/スコープ> [more][投票]
★4昭和残侠伝(1965/日)終戦間もないエンコ浅草。街の復興を目指す老舗のテキ屋の神津組は、羽賀(山本)を頭に闇物資で荒稼ぎする振興やくざ新誠会から執拗な嫌がらせを受けていた。組は二代目源之助親分と代貸・江藤(菅沼)の指導のもとなんとか理性を保っていたが、ある夕暮れ終にその親分が暗殺されてしまう。それから数日、三代目候補の清次(高倉)が突然復員して来る。跡目を継いだ清次は江藤と共に血気に逸る若い衆(梅宮・松方など)を抑え、浅草復興に邁進することを決意するが、新誠会と黒幕・岩佐(水島)の妨害工作は次第に露骨にエスカレートしていった。 人気シリーズ第一作。<東映東京/カラー/スコープ>[投票]
★4コフィー(1973/米)たった一人の幼い妹を麻薬中毒にさせられた看護婦コフィー(パム・グリア)は全麻薬組織に復讐を誓い、夜な夜な街に繰り出しては娼婦やジャンキーに身を窶し次々にヤクの売人たちを始末していた。友人の警官カーターの諌めも振り切り、大物ディラーで売春の斡旋もしているキング・ジョージの足元に潜入したコフィーは、彼の主催するパーティに参加した組織の大元締めヴィトローニの存在を知る。 Q・タランティーノ監督作品『ジャッキー・ブラウン』で主演に返り咲いた肉体派女優パム・グリアの若き日の代表作。 [more][投票]
★5キリクと魔女(1998/仏=ベルギー=ルクセンブルク)「お母さん、僕を生んで!」そう叫んで母の胎内から自ら這い出たキリクは、体は小さいが何ものにも屈しない勇気と知恵を兼ね備えた少年である。キリクが生まれたアフリカの村は魔女カラバの呪いのせいで、水は枯れ、黄金は奪われ、魔女に戦いを挑んだ男たちがことごとく返り討ちに遭い喰い殺されたため、残された女と老人と子供たちは毎日苦しい生活を送っていた。「どうして魔女は意地悪なの?」その疑問を晴らすため、キリクは山の反対側に住む賢者に合いに行くことを決心する。しかしそれには魔女の厳しい監視を掻い潜らなければならなかった。  [more][投票]
★5女房を早死にさせる方法(1974/日)炊事洗濯まるでせずSEXばかり求めてくる元モデルの妻(赤座)がウザったくなった建築家の主人公(夏木)は、元同僚で現在は世界を股に掛け活躍する横山(平田昭彦(青))に「女房を早死にさせる方法」を伝授される。はじめは冗談半分で聞いていた主人公だがカフェレストランの駐車場係りをしているムチムチの女子大生(司美智子)にひとめぼれして早速計画を実行に移す。 TVを中心に活躍していた児玉進監督の劇場用映画第三作。<東宝/87分/カラー/スコープ>[投票]
★5女渡世人 おたの申します(1971/日)女渡世人・太田まさ子(藤純子)は若いやくざ矢吹(林彰太郎)のイカサマを見破る。自暴自棄になった矢吹は刃を振り回すが賭場に居合わせた旅人・銀三(待田)に刺され絶命する。これに責任を感じたまさ子は矢吹の遺骨を携え彼の故郷、四国へと草鞋を向けた。 緋牡丹博徒、日本女侠伝に続く藤純子主演シリーズの第二作だが藤の結婚引退で敢え無く最終作となる。藤は本作と「緋牡丹博徒 お命いただきます」でこの年のキネ旬女優賞を獲得。<103分/カラー/スコープ>[投票]
★3夕陽に赤い俺の顔(1961/日)悪徳建設会社の専務・水田(菅井)は社の汚職を調査する記者・有坂莉那(岩下)を抹殺するために殺し屋ブローカー大上(神山)に相談する。大上が紹介したのは、ナギサ(炎)、伍長(内田)、フットボール(渡辺)、越後一家(三井)、詩人(小坂)ら下町出身の七人であった。七人は仕事の優劣を決めるため、競馬場に赴きある賭けをするのだが、勝ったのは全く無関係のガンマニア・春彦(川津)でった。大上は石田に春彦を紹介、春彦はその場で莉那暗殺の依頼を引き受けた。仕事を横取りされたのが面白くない七人の殺し屋は春彦暗殺に乗り出すが、ナギサが春彦に惚れてしまったことでハナシは意外な方向に展開する。 『渇いた湖』から続く寺山&篠田・早稲田コンビの第三作。 <松竹/カラー/スコープ>[投票]
★3七つの顔の女(1969/日)女怪盗で変装の名人・城所雪子(岩下志麻)は仲間の学者(緒形拳)、印刷屋(西村晃)、錠前屋(有島一郎)、坊や(左とん平)と共に某大企業の専務らが脱税して溜め込んだ5億円を強奪することを計画する。 松竹喜劇の勇・前田陽一の監督第七作。<87分/カラー/ワイド>[投票]
★3コール(2002/米=独)オレゴン州ポートランドで幸福な家庭生活を送っている美貌の主婦カレン・ジェニングス(S・セロン)は、夫で将来を約束されている麻薬医のウィル(S・タウンゼント)の講演旅行中、6歳の愛娘アビー(D・ファニング)を誘拐されてしまう。そして彼女の自宅に現れた見知らぬ男。痩せた黒髪のその男の名はジョー・ヒッキー(K・ベーコン)。妻シェリル(C・ラヴ)、従兄弟のマーヴィン(B・T・ヴィンス)と組んで過去4回の営利誘拐を成功させて来たという筋金入りの犯罪者である。「24時間だ・・・。」ジョーは己の編み出した巧緻な犯罪計画をカレンに語り始めた・・・。  [more][投票]
★2座頭市千両首(1964/日)市(勝)が三年前に斬った男の供養に訪れた村で農民達が掻き集めた代官への上納金千両が仮面の悪党どもに強奪されるという事件が起きる。恐慌を起した農民達に犯人・国定忠治(島田)の片割れとして疑われた市は、真相を究明すべく赤城の山へ登った。忠治の潔白を知った市に残された道は悪党どもから千両箱を取り返すことのみ。御用提灯の網を掻い潜り悪評高いやくざ百々村の紋次(天王寺)の賭場に潜り込んだ市は、そこで鞭を操る凄腕の用心棒・千場十四郎(城健三朗)と対峙する。 人気シリーズ第六作目に当たり監督は若手の池広一夫が初めて担当。<大映/カラー/スコープ>[投票]
★4座頭市喧嘩旅(1963/日)ふとしたことから堂島一家と下妻一家のいざこざに巻き込まれた市(勝新)は、旅の途中、藩士らに追われる娘・お三津(藤村志保)を救う。お三津は江戸の豪商の一人娘で、奉公先の若殿様の横暴に耐えかね脱出したものであったが、そんな彼女を金蔓に利用しようと下妻組の代貸・岬の甚五郎(島田)とその情婦・お久(藤原)、それから暴力駕屋の溜五郎親分(吉田義夫)らが横車を押しはじめる。市は無償の優しさと厳しさで彼女を守り切り、なんとか江戸に送り届けることができたかと思いきや・・・。 人気シリーズ第五作で監督は安田公義が初めて担当。<大映/カラー/スコープ>[投票]
★2昭和おんな博徒(1972/日)呉服屋の娘・お藤(江波杏子)は父の仇と人違いし堀川組の代貸・巽新二郎(松方弘樹)を襲う。事情を聞いた新二郎はお藤を許し、三下の三郎(遠藤辰夫)と三人同じ屋根の下で安息の日々を送る。お藤は巽への想いを成就させるため彫師・徳蔵(汐路章)に懇願し火災竜の刺青を入れて貰うが、一方の巽はその二代目継承を逆恨みする兄貴分・森戸(渡辺文雄)の姦計に晒されていた。 結婚引退した藤純子の後釜として大映から江波杏子を招き制作された藤原審爾原作ものの女任侠映画 監督は『緋牡丹博徒 花札勝負』の加藤泰。<東映/91分/カラー/スコープ>[投票]
★5座頭市地獄旅(1965/日)館山の渡し場で出会った将棋好きの浪人・十文字糺(成田三樹夫)と江ノ島に逗留した市(勝新)は、航海中金を巻き上げたやくざたち(藤岡弘、須賀不二男ら)との喧嘩出入の際に巡礼の少女ミキ(藤山直子=子役時代の藤山直美)を巻き込んでしまう。これに責任を感じた市はミキの保護者おたね(岩崎加根子)の制止も振り払い破傷風のミキのため金策に駆けずり回る。それから箱根の湯治場に赴いた四人は、肺病病みの若い武家・友之進(山本学)と男装の麗人・粂(林千鶴)の佐川兄妹に出会う。一方、仇討ちを名目に市の賞金を付け狙う栄太(戸浦六宏)ら五人組はぐれ博徒も箱根に迫っていた。  [more][投票]
★0トラブル・ボックス(1994/米)米ソ冷戦下東側某国にあるアメリカ大使館。大統領顧問を狙う大物大使の息子で落ちこぼれ外交官のマッギー(マイケル・J・フォックス)は根回し旅行に出かける父の留守を預かり大使館を切り盛りすることになる。順調に仕事をこなすマッギーだったが、スパイと間違えられたアメリカ人観光客ホランダー親娘(アレンら)が逃げ込んで来てから状況は一転、既に決定していたアラブ大使の来館とも重なって大騒ぎとなってしまう。アレンが自らの処女戯曲をTV映画化したもの。[投票]
★3座頭市兇状旅(1963/日)上州下仁田八幡宮近くの川原で市(勝新)は一人の刺客を切り捨てる。それは喜助という年端も行かぬ若造であった。市は息子の死を告げるため喜助の老母まき(村瀬)が家事を取り仕切っている博徒下仁田一家を訪れた。一家は若く気の弱い佐吉(成田)が跡目を継いだばかりで動揺しており、先代に破れ今は木幡屋という旅籠の主人に納まっている島蔵(松居)は再起を狙っている。しかし悲しいかな島蔵の娘のぶ(高田)と佐吉は愛惚れなのであった。そうとも知らず木幡屋に腰を下ろした市は、島蔵の用心棒・棚倉蛾十郎の妻に成り果てたおたね(万里)に再会するのであった。 シリーズ第四作で続きものとしてはここで一応区切り。監督は前作に引き続き田中徳三。<大映/カラー/スコープ>[投票]
★4新・座頭市物語(1963/日)数年ぶりに故郷笠間へと向かう旅の途中、市(勝新)は水戸天狗党乱行の噂を耳にする。市が鬼怒川の湯治場に到着すると彼を付け狙う刺客、関の勘兵ェの弟・安彦の島吉(須賀)一党が襲い掛かるが、一人の浪人がこれを仲裁する。市の居合いの師匠・伴野弥十郎(河津)であった。昔懐かしい伴野の道場に招かれた市はすっかり女らしく成長した伴野の妹・弥生(坪内)との再会を喜ぶが、彼女は兄の大望の犠牲になろうとしていた。 勝新太郎主演『座頭市』シリーズの第三作で監督は『悪名』の田中徳三が務めた。<大映/カラー/スコープ>[投票]
★5町奉行日記 鉄火牡丹(1959/日)壬戌の年 正月二十七日 新任町奉行はまだ到着しない。(略)新奉行どのは江戸邸でも悪評高い人物だと云われる ―― 望月小平太(勝新)。当年とって二十六歳。酒なら幾らでもいけるし美人を見つければ優しくせぬわけにはいかない。それでも何故か藩主の覚え目出度い彼の使命は藩内の無法地帯”濠外”の問題を解決することにある。重役らの詰問にも全く動じない小平太は、木綿縞の素袷に頬かむりという”らふなすたいる”で、今日も今日とて夜の濠外歓楽街へと消えてゆく。曰く「屋敷に厠は必要であるが、厠ほど掃除を怠ってはならない場所はない」小平太の便所掃除は既に始っているようである。 後に『どら平太』として再映画化される山本周五郎の同名原作の最初の映画化作品。<大映/90分/白黒/スコープ>[投票]
★4暴れん坊兄弟(1960/日)藩主松平長門守(中村錦之助)から直々に国詰めを言い渡された典木泰助(東千代之介)は「昼行灯」「バカ侍」と異名されるほどののんびり屋。「粗忽者」と渾名される弟・泰三(中村賀津雄)とは正反対の性格の持ち主である。泰助は思いがけぬ抜擢に戸惑いながらものんびりのんびりと国許へと向うが、一方の若葉城では、亡父の親友・山治老人(進藤)の過剰宣伝の影響で”典木泰助は武芸百般の切れ者である”との前評判が高まっており、材木の横流しで荒稼ぎをしている城代家老・稲葉兵部(山形勲)らは無用の危機感と警戒心を育んでいた。 山本周五郎の短編『思い違い物語』を東映の沢島忠が映画化した作品。<カラー/86分/スコープ>[投票]