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[あらすじ] 南の島に雪が降る(1961/日)

俳優加東大介の戦時中の実体験を描いた同名の手記を喜劇俳優総出で映画化。監督はベテラン久松静児。 太平洋戦争末期。西ニューギニアマノカリの日本軍キャンプは連合軍の包囲により補給路を絶たれ兵士達の士気は著しく低下していた。これを重く見た小林少佐(三橋)に依頼を受けた元俳優の加東軍曹(本人)、元浅草のダンサー前田一等兵(西村)は、各小隊から芸達者・技術者を公募する。集まったのは漫才師篠崎(有島)、手品師大沼(小金治)、そして補欠合格の大根役者鳶山(伴淳)という面々。加東は「演劇部隊」を編成し第一回公演に向けて準備を開始する。<東京映画(東宝)/102分/カラー/スコープ>
町田

加東大介は戦前は市川莚司(えんじ)と名乗り河原崎長十郎、中村翫右衛門らの前進座に所属、山中貞雄監督の名作『河内山宗俊』や『人情紙風船』などに出演していた。兄はやはり俳優の沢村国太郎で彼は日本映画の父・マキノ省三の娘マキノ智子(つまり正博の姉)と結婚、長門裕之、津川雅彦の兄弟を生んだ。姉はこれまた女優・文筆家の沢村貞子である。

(評価:★5)

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