[あらすじ] めまい(1958/米)
犯人を追跡中仲間を死なせてしまって以来高所恐怖症に陥り仕事も辞めてしまった元警官のスコティ(ジェイムズ・スチュアート)は自宅で療養している。ガールフレンドのミッジはそんな彼の心の支えだ。ある日学生時代の友人エルスターに呼ばれ、妻マデリーン(キム・ノヴァク)を尾行してくれないかと頼まれる。彼女は時々放心状態に陥りふらりとどこかに出かけてしまうのだが最近それが特にひどい。エルスターによるとその原因は死んだ者にあり、死人が妻に取り付くと言うのだ。スコティはその話を本気にはしなかったものの、興味本位で引き受けることにした。翌日から早速尾行を開始するスコティ。ある日、突然海へ身を投げてしまうマデリンをスコティが救う。これがきっかけで2人は恋に落ちるが…ヒッチがどこにいたかお分かりにならなかった方へ→
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。
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造船所の門の前を通り過ぎて行く、何か得体の知れないものを持っているのがヒッチ。(約11分過ぎ)
原作は『悪魔のような女』のピエール・ポワロー、トマ・ナルスジャック。実はヒッチは『悪魔のような女』の映画化を考えていたのだが、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督に先を越されてしまっていたので同じ原作者の「死者の中から」に切り替えた。今から考えるとヒッチの「悪魔のような女」も観てみたい気はする。
冒頭のソウル・バスの描くタイトル・デザインを始め、主人公が高所恐怖症であることを視覚的に訴えている。ちなみにヒッチが最初に抜擢したヴェラ・マイルズが妊娠してしまったのでキム・ノヴァクを使ったらしい。
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