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[あらすじ] 浮き雲(1996/フィンランド)

イロナ(カティ・オウティネン)は名門レストランの給仕長。夫のラウリ(カリ・ヴァーナネン)は市電の運転手。ささやかな幸せの中に生きがいを見出した生活を送っていたふたりが、ある日突然職を失う。イロナは大手レストラン・チェーンの乗っ取りにあい解雇、ラウリはリストラに。二人は仕事を探すが、なかなかうまくいかない。それでも支えあい、信じあう二人…夫婦が同時に職を失ってしまったという究極の不幸の中で、あくまで互いを信頼しあう究極の夫婦の姿をロー・テンション、ことば・表情少なに描いたアキ・カウリスマキ監督作品。
モモ★ラッチ

監督によると4割がヴィットリオ・デ・シーカ(『自転車泥棒』)的世界、3割が自分自身、2割が小津安二郎(『東京物語』)的世界、1割がフランク・キャプラ(『素晴らしき哉、人生!』)的世界で構築されているそうです。

観終わったあととてもいいものを観たと実感できる作品です。

(評価:★4)

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このあらすじを気に入った人達 (5 人)KEI 24 トシ マッツァ KADAGIO

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