コメンテータ
ランキング
HELP

モモ★ラッチさんのお気に入りあらすじ(1/2)

時計じかけのオレンジ(1971/英)★5 全体主義が支配する近未来のロンドン。暴力、殺人、強盗、レイプ、ドラッグ、あらゆる悪事を心から楽しみ、ベートーヴェンに陶酔する毎日のアレックス(マルコム・マクダウェル)は仲間の裏切りから刑務所へ。真っ当に刑期を終える気などない彼は、政府が考案した新治療法実験に自ら参加してスピード出所、もとの快楽生活に戻ろうとしたのだが・・・人格尊重あるいは暴力礼賛など賛否両論の意見が今も飛び交う異色SF問題作。 (KADAGIO)[投票(5)]
天国の門(1981/米)★5 1870年、ハーヴァードを卒業する東部のエリート、エイヴェリル(クリス・クリストファーソン)。その20年後、連邦保安官を務めるために、彼は西部のワイオミング州ジョンソン郡に赴く。そこでは東欧の移民達による牛泥棒が横行し、牧畜組合に雇われたネイサン(クリストファー・ウォーケン)が、泥棒を処刑して回っていた。ある時エイヴェリルは大学の旧友アーヴィン(ジョン・ハート)から、組合による移民暗殺リストの存在を聞かされる。この恐ろしい粛正計画を、彼は阻止する事が出来るのだろうか?/219分 [more] (uyo)[投票(2)]
風櫃〈フンクイ〉の少年(1983/台湾)★5  台湾西部の澎湖島・風櫃に住む阿清(ニュウ・チャンザイ) は高校を中退し、不良仲間と喧嘩に明け暮れる日々を送っている。障害を持つ父親と息子の素行を心配する母親に囲まれ、将来への道筋も見えず、満ち足りない気持ちを押さえきれなくなった阿清は、職と新しい生活を求めて、仲間と共に台湾本島の大都会・高雄へと旅立つが・・・。 退屈な工場勤め。淡い初恋。終りつつある青春時代と逃れられない「兵役」という名の社会への入口。  青春時代と大人社会の狭間にさしかかった少年の揺れる思いを叙情的に描いたホウ・シャオシェン監督初期の傑作青春映画で、台湾版『スタンド・バイ・ミー』ともいえる作品。84年度ナント三大陸映画祭大賞受賞。 [more] (evergreen)[投票(1)]
殺しのドレス(1980/米)★5 ケイト(アンジー・ディキンソン)は夫との営みでは充たされない熟女。シャワーを浴びる度に逞しい男性に襲われる妄想に煩悶するのであった。息子のピーター(キース・ゴードン)は機械マニアでケイトを邪険にする。塞いだ気持ちで、ふらりと外出したケイトは精神科医のエリオット(マイケル・ケイン)のクリニックを訪れるが、気持ちは晴れない。その後あてもなく訪れた美術館で見知らぬ男に誘われ、行きずりの情事にしけこむのであったが…。デ・パルマの6本目の日本公開作でその評価を決定付けた。 (けにろん)[投票(2)]
メメント(2000/米)★5 俺はレナード(ガイ・ピアース)。妻を殺した犯人を探している。それなのに俺は10分前のことも思い出せない妙な病気になってしまった。だから大事なことはペンとカメラ、刺青で何とか記録してきた。幸い情報提供者も二人いる。もう少しだ、もう少しで犯人が.....妻が殺害されたときから数分前の記憶を失う「前向性健忘症」という記憶障害になり、不安な日々を送りながらも必死に犯人を探すレナード。果たして彼は犯人を見つけられるのだろうか? 予測不可能な展開で観客を魅了し、リピーターが続出したリワインド・ムービーの大傑作。 (KADAGIO)[投票(8)]
見知らぬ乗客(1951/米)★3 列車の中でテニスプレーヤーのガイ(ファーリー・グレンジャー)は、いきなり見知らぬ男、ブルーノ(ロバート・ウォーカー)から話しかけられる。ガイはアン(ルース・ローマン)と不倫愛の真っ直中で妻のミリアム(ローラ・エリオット)が邪魔で仕方ないのだが、ブルーノなる男はミリアムを殺してやるから、代わりに自分の父親を殺してくれと持ちかけてきたのだ。藪から棒の交換殺人の提案に戸惑い当然拒否したガイであったが、後日ブルーノは勝手にミリアムを殺してしまった…。ヒッチコックの第44作。 (けにろん)[投票(1)]
さらば、わが愛 覇王別姫(1993/香港)★5 辛く厳しい修業の日々を共に耐えぬき、やがて一人前の京劇役者となった蝶衣(レスリー・チャン)と小樓(チャン・フォンイー)。幼少の頃から蝶衣にとって小樓は、兄であり友であり、そして愛する人であった。しかし、小樓は遊郭の遊女、菊仙(コン・リー)と結婚する。決して報われない己の愛に苦しみ、絶望を味わう蝶衣。彼に残されたものは、役者の道を極めることだったが、それすらも新しい国を目指す民衆が許そうとはしなかった。大2次世界大戦、文化大革命を背景に、3人の波瀾に満ちた人生を、美しい京劇の世界と共に描いた感動芸術大作。1993年度カンヌ映画祭パルムドール賞受賞。 (KADAGIO)[投票(6)]
グロリア(1980/米)★5 マフィアの組織で働く会計士一家が裏切りの制裁を受ける。ただ一人生き残った少年フィル(ジョン・アダムズ)は、父親から渡された組織の手帳を持ち、母親の友人グロリア(ジーナ・ローランズ)のもとへ。その手帳と少年の命を狙ってマフィアは彼女らを追う。ジョン・カサヴェテス監督の愛妻ジーナが、ウンガロの衣装を粋に着こなし、タフでクールな女グロリアを好演。全編オールニューヨークロケ。1980年度ベネチア国際映画祭グランプリ、主演女優賞作。 (KADAGIO)[投票(2)]
ウォリアーズ(1979/米)★5 ニューヨーク中の不良グループが、一斉に夜のブロンクス公園に集結。「互いに争うのをやめよ」リーダーの演説中、何者かが彼を射殺してしまう。大混乱のなか、あるグループ<ウォリアーズ>のメンバーが犯人呼ばわりされ、他のグループが一丸となってウォリアーズを捕まえようとする。ひたすら逃げるウォリアーズ。振り切っても振り切っても後を絶たない追撃集団。果たしてウォリアーズは自分たちの縄張り、コニーアイランドまで無事に逃げ切れるか? 今となっては懐かしい落書きだらけの地下鉄が随所で見られる。 (KADAGIO)[投票(1)]
神経衰弱ぎりぎりの女たち(1988/スペイン)★5 留守番電話で恋人から一方的に別れを告げられ大ショックのぺパ(カルメン・マウラ)。早く彼に会って真相を確かめなくては、顔も見ずにサヨナラなんて絶対許せない。しかし、こんなときに限っていろんな人が家に集まってくる。テロリストと関係を持ってしまった友人、売りに出したぺパの家を見に来たカップル、精神に異常をきたした恋人の元夫人、etc。焦燥感が募るぺパは、爆発寸前になりながらも面倒見のよさを発揮して強引に対処する。ペパは恋人に会えるのか? そして彼との関係を修復できるのか?  (KADAGIO)[投票(2)]
ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999/米)★5 1994年10月、「ブレアの魔女伝説」の言い伝えが残る森でドキュメンタリーを撮影していた3人の学生が消息を絶った。それから1年後、発見された撮影済のフィルムに写っていた恐怖の残滓(ざんし)とは…。「1人称の恐怖」が体験できる新感覚ホラーながら、想像力が要求される内容故、観た人によって評価が全く分かれる問題作。その是非はともかく、このような作品が大成功を収めるアメリカという国の観客のレベルの高さ、そして懐の深さにはただ感服するのみである。(本篇81分) (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(4)]
ダウン・バイ・ロー(1986/独=米)★5 ルイジアナ州はニューオリンズの刑務所OPP。同じ獄房のザック(トム・ウエイツ)、ジャック(ジョン・ルーリー)、ロベルト(ロベルト・ベニーニ)は脱獄に成功するが、南部特有のジトジト沼地に手間取り先へ進めず四苦八苦。やっと一軒の店を見つけ2人はロベルトを偵察に行かせるが中々戻ってこない。痺れを切らした2人が店へ入ってみると、、、終始ハイテンションベニーニとロウテンションウエイツ&ルーリーが絶妙な組合せの白黒クールムービー。題名の「ダウン・バイ・ロー」は、スラング用語で「自分で適当にやっていけるアウトロー」の意。 (KADAGIO)[投票(1)]
女王蜂(1977/日)★2 昭和27年の伊豆。大道寺家の大時計の内部で大道寺智子(中井貴恵)の求婚者が引き裂かれて死んでいるのが発見された。金田一耕助(石坂浩二)は、それとは別の19年前に起こったの事件の解明を依頼されてやって来たのだが、又も事件に巻き込まれる。かつての事件とは大道寺家の現当主の銀蔵(仲代達矢)が親友の日下部(佐々木勝彦)と伊豆旅行をした際、日下部が崖から転落死したというもの。日下部は当時、大道寺琴絵(萩尾みどり)と愛し合い、琴絵は妊娠していた。日下部の死後、生まれたのが智子であり、銀蔵は大道寺家に婿養子に入ったのであった。そして金田一は当時の事件と今回の事件が無関係ではないと考えた…。市川崑による金田一シリーズ第4作。 (けにろん)[投票(1)]
未知との遭遇(1977/米)★5 消息不明だった戦闘機が、突然メキシコの砂漠に現れたのをきっかけに、アメリカ各地でUFOが目撃される。ロイ(リチャード・ドレイファス)もある夜、UFOに遭遇、不思議な体験をする。その日から彼の生活は一変し、仕事も家族もそっちのけでUFOに再会すべく日々を送る。研究家達はUFOからのメッセージを受信、彼らとのコンタクトにも成功する。そしていよいよ、、、人間と異星人との接触を感動的に美しく描いたSF超大作。オリジナルは1978年アカデミー賞最優秀撮影賞受賞、1979年グラミー賞最優秀映画用アルバム作曲賞受賞。今回の「特別編」は巨大宇宙船の内部、ロイの家庭場面を追加、再編集したものである。 (KADAGIO)[投票(6)]
アフター・アワーズ(1985/米)★5 ポール(グリフィン・ダン)はニューヨークに住む平凡なサラリーマン。ある夜、不思議な美女マーシー(ロザンナ・アークエット)と出会い、ソーホーにある彼女のマンションに招待される。そこを訪れるまえから奇妙なことが彼の身に起こり始め、彼は何度も家に帰ろうとするが、なぜか街から出ることができない。奇妙なことはどんどんエスカレートしていき、そのうち自警団に追われ命も危険にさらされる羽目に。いったいこれは夢か真か.....悪夢のような不思議な一夜を描き、低予算作品ながら1986年度カンヌ映画祭監督賞受賞。 (KADAGIO)[投票(1)]
ぼくの美しい人だから(1990/米)★5 事故で亡くした妻を忘れられないマックス(ジェームズ・スペイダー)は有能若手エリート社員。ある夜、バーでくたびれた中年女ノラ(スーザン・サランドン)と出会う。彼女と一夜を共にしたマックスは、すっかりSEXの虜に。住む世界も価値観も全く違う、年上女性とのカラダだけの付合い、その行く末は。原題「ホワイトパレス」は、ノラが働いているファーストフードショップの名前。 (KADAGIO)[投票(1)]
Mr.レディ Mr.マダム(1978/仏=伊)★5 ゲイクラブを経営するレナト(ウーゴ・トニャッツイ)は、ゲイでクラブのスターであるアルバン(ミシェル・セロー)と、喧嘩をしながらも平和に暮らしていた。ある日、パリに住んでいるレナトの息子がやって来て、恋人の両親がレナトに会いに来るので、少しの間アルバンに姿を隠してくれという。一時は「ここから出ていくわ!」と怒り心頭のアルバンだったが、落ち着きを取り戻し、おとなしく息子の提案に従う。しかし、彼女には、ある計画があったのだ。パリで大ロングランを記録したジャン・ポワレ作の舞台喜劇の映画化。米国でもリメイク版『バードケージ』が作られた。 (KADAGIO)[投票(2)]
特攻野郎Aチーム 地中海殴り込み大作戦(1985/米)★0  「B・A・バラカス、通称コング。メカの天才だ。大統領でもぶんなぐってみせらあ。でも、飛行機だけは勘弁な」+3人が繰り広げる冒険活劇。淀川長治先生も絶賛。 (prick)[投票(2)]
青春神話(1992/台湾)★5  台北で両親と暮らしている予備校生のシャオカン(リー・カンシェン)は大学入試が近いのに勉強に身がはいらず、無気力な毎日を送っている。アツー(チェン・チャオロン)は親友のアピンと共に電話機の小銭を盗んだり、兄の彼女のアクイ(ワン・ユーウェン)と遊んだりと無軌道な生活を送っていた。まったく面識のない彼らだが、ある日父親のタクシーのサイドミラーを壊したアツー達を西門町で見かけたシャオカンは、彼らの後をつけ始める・・  都市に生きる青年達の孤独を描いた傑作。台湾映画の新星ツァイ・ミンリャン監督の記念すべきデビュー作品であり、主演のリー・カンシェン主演の連作となった「シャオカン」シリーズの第一作。 (evergreen)[投票(1)]
バーニング(1981/米)★0 夏と言えばキャンプ!キャンプと言えば怪談・・・。青年達はキャンプファイヤーを囲んで恐い話を始める。そこで、青年達は眠っているキャンプ地の管理人に悪戯を思いつく。ところがその悪戯で管理人は全身大火傷に見舞われた。奇跡的に命を取り留め、数年後病院を退院。その帰り道で男は娼婦に誘われる。黒い帽子に黒い服で全身を包み隠す怪しげな男。金の為とは言えこの映画に出てくる娼婦はアンポンタンである。のち、男はキャンプ地に息を潜ませ、若い青年たちを執念深く恨む。シャワーシーンでのドッキリ、ニャンニャンカップルの結末などお約束映像の影で巨大鋏が光る。全米27州で上映中止になった問題作。 (かっきー)[投票(1)]