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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★3閉じる日(2000/日)小説家の我妻名雪(冨樫真)と高校生の拓海(沢木哲)姉弟には、二人だけの秘密が二つあった。それは、ある凄惨な出来事と近親相姦。名雪は拓海が同級生の悠里(綾花)と付き合い始めたことを知り、弟との関係を清算したいと願いつつも嫉妬心にかられ編集者の川上(永瀬正敏)と関係を持ってしまう・・・・。そして悠里もやがて姉妹の関係を知り、奇妙な糸に導かれるように川上と出会うことになる。過去の呪縛から逃れるために、小説を綴る若き女流作家を巡る青春愛憎劇。監督は行定勲、脚本は『ひまわり』、『贅沢な骨』でコンビを組んだ益子昌一が共同で担当。(91分/カラー/デジタルビデオ)[投票]
★2Beautiful Sunday(1998/日)郊外のマンションに住む奇妙な人々の、ある日曜日の物語。最近めっきり会話が減った広介(永瀬正敏)と小夜子(尾藤桃子)夫婦。塾のライバルに勝つことだけが生きがいの落合家の小学生明日香(松本レイカ)。ストーカー・プレイ専門の風俗嬢育代(菜木のり子)。正午になると決まって奇声を上げる老婦人大久保(ヨネヤマママコ)。広介がキャッチボール禁止の場所で、止まっていたポルシェにボールをぶつけてしまたことから奇妙人々の奇妙なコメディが転がり始める。CFディレクター中島哲也の『夏時間の大人たち』に続く長編第2作。(93分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★3ネレトバの戦い(1969/英=独=米=伊=ユーゴスラビア)侵攻を続けるナチスドイツ軍はユーゴ国内でチトー率いるパルチザンの激しい抵抗に合っていた。連合国軍のバルカン半島上陸を控えてユーゴ制圧は急務であり、ドイツ・ローリング将軍(クルト・ユルゲンス)とイタリア・モレリ将軍(アンソニー・ドーソン)によるパルチザン壊滅作戦が展開された。前線ではクランツェ大佐(ヘンリー・クリューガー)率いるドイツ戦車隊と、パルチザン砲兵軍のマルチン(セルゲイ・ボンダルチュク)や、工兵団のウラド(ユル・ブリンナー)らによる激しい戦闘が繰り返されるが、ユーゴ避難民にチフスが発生しネレトバ川までの撤退を余儀なくされる。(132分/カラー)[投票]
★3ニワトリはハダシだ(2003/日)京都府舞鶴。知的障害を持ち養護学校に通う15歳のサム(浜上竜也)は、潜水夫のチチ(原田芳雄)と二人暮し。別居中のハハ(倍賞美津子)は妹のチャル(守山玲愛)を連れて、祖母の金順礼(李礼仙)の家に身を寄せていた。養護学校の直子先生(肘井美佳)が大好きでいつも天真爛漫なサムは、数字や文字を一瞬で憶えてしてしまうという人並みはずれた能力の持ち主でもあった。そんなサムが、収賄事件にからむ裏帳簿を丸暗記してしまい、刑事(塩見三省加瀬亮)やヤクザの親分(笑福亭松之助)から狙われるはめに・・・。ベテラン森崎東監督24作目の自称、怒劇。(114分/カラー)[投票]
★4孫悟空(前篇・後篇)(1940/日)唐の太宗の命を受け三蔵法師(柳田貞一)が、孫悟空(榎本健一)、猪八戒(岸井明)、沙悟浄(金井俊夫)の妖怪たちをお供に天竺まで旅をする大冒険物語。エノケン一座のドタバタ劇に日劇ダンシング・チームのレビューを散りばめ、李香蘭(東洋の女)、高峰秀子(お伽の姫)、三益愛子(妖々女王)、汪洋(支那人形)、渡邊はま子といったゲストに加えエノケン映画お馴染みの中村是好(金各)、如月寛多(銀各)、そして名子役中村メイコ(袖珍)ら出演の山本嘉次郎監督の一大ミュージカル喜劇。円谷英二の奇想天外な特撮も見もの。(前後編136分/モノクロ)[投票(1)]
★3エノケンの法界坊(1938/日)長屋住まいのインチキ坊主・法界坊(榎本健一)が、吉田家の家宝「肥後の掛軸」をめぐる争いに巻き込まれるドタバタ恋愛コメディ。家宝の掛軸を探すため要助(小笠原章二郎)は、手代として道具屋の永楽屋に住み込みで奉公務めしていた。掛軸は大阪屋の旦那源右ヱ門(中村是好)の手にあり、源右ヱ門はこの掛軸と引き換えに永楽屋の娘おくみ(宏川光子)との結婚をたくらんでいるのだが、おくみは要助の方に気があるのようす。そんな関係などつゆ知らず、ひょんなことから法界坊は自分の長屋におくみを一晩泊めるはめになた。歌と踊りとギャグ満載の斎藤寅次郎監督によるエノケン初の東宝作品。(74分/モノクロ)[投票]
★2レディ・ジョーカー(2004/日)新製品の発売を1週間後にひかえた日之出ビール社長の城山(長塚京三)が誘拐された。犯行グループは「レディジョーカー」と名のる薬局店の老店主物井清三(渡哲也)、信用金庫職員の高(吹越満)、若い旋盤工のヨウちゃん(加藤晴彦)、元自衛官でトラック運転手布川(大杉連)とその娘(斉藤千晃)、蒲田中央署刑事の半田(吉川晃司)。第一報を受けて現場に急行した大森中央署の合田刑事(徳重聡)は、難航する捜査の過程で上司の平瀬(國村隼)から日之出本社と犯人グループとの裏取引の可能性を探るよう特命を受ける。高村薫原作の同名ベストセラー映画化。(121分/カラー/ワイド)[投票]
★4フレンチ・ドレッシング(1997/日)いじめを苦にして屋上から飛び降りようとした高校生岸田(櫻田宗久)を、教師の村井(阿部寛)が見つけ止めに入った・・・までは良かったが、その場で村井は岸田をレイプしてしまう。村井が残した言葉は「これでお前は悔しくて、もう死ねないな」だった。確かに悔しい岸田。岸田は、村井が自分の妻を殺して庭に埋めてしまったらしいという噂を聞いて、嫌がらせのため村井の家の庭を掘り返し始めた。そんな二人に興味を持った女生徒のマリィ(唯野未歩子)が近づいてきた。そして、いつしか3人の奇妙な共同生活が始まる。やまだないとの同名コミックの映画化。監督はPFF出身の斉藤久志。(100分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★3KYOKO(1995/日=米)キョウコ(高岡早紀)は、トラックの運転手をして貯めた金でニューヨークを訪れた。両親のいない幼い彼女に、キューバのダンス、サルサを教えてくれたGIのホセ(カルロス・オソリオ)に会ってお礼を言いたい。それがキョウコの夢だ。手がかりは彼がダンサーだということだけ。リムジンの運転手ラルフ(スコット・ホワイトハースト)の助けで、やっと会えたホセはエイズの末期症状で意識すらはっきりしない状態だった。キョウコは自分の手で、彼を母のいるマイアミへ送り届けようと決めた。村上龍の監督第5作目。製作総指揮をハリウッドのロジャー・コーマンが担当し現地スタッフにより制作された。(100分/カラー/ワイド)[投票]
★2日本人のへそ(1977/日)アメリカ帰りの教授(なべおさみ)は、吃音の矯正には告白劇が一番という持論の持ち主。今日の主役は元ストリッパー・ヘレン天津(緑魔子)。教授の指導のもと、集団就職で上京した彼女がストリッパーになるまでの紆余曲折の告白が始まった。登場するのはヘレンの恋人ハットリ(佐藤蛾次郎)、父親(熊倉一雄)、鉄道員(三谷昇)に右翼(小松方正)、そして東大生でスケコマシのテキ屋(丸山善司)。話しは二転三転、そのたびに役柄もコロコロ変わり、どこまでが本当で何が嘘なのか・・・。ついに舞台の上で殺人事件発生!69年に上演された井上ひさし原作のミュージカル喜劇の映画化。(102分/カラー)[投票]
★2アラスカ物語(1977/日)明治19年、宮城県石巻。海に憧れる20歳の青年・安田恭輔は、単身アメリカへと渡りフランク安田(北大路欣也)と名のりアメリカ船の乗組員におさまった。しかし、船内で食料の横流し事件が発覚。罪を着せられた恭輔は、アラスカで船をおろされてしまう。地元の交易所で助手として働くうちに恭輔は、美しいエスキモーの娘・ネビロ(三林京子)と知り合う。娘と結ばれ定住の地を見つけたかに見えた恭輔だが、彼の冒険の旅はまだ始まったばかりだった。アラスカで、飢餓に苦しむエスキモーのため新天地ビーバー村を築いた日本人・フランク安田の波乱に富んだ半生を描く新田次郎の同名小説の映画化。(141分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★2スーパーGUNレディ ワニ分署(1979/日)警察庁資料調査分室・内線番号82、通称ワニ分署。女刑事・火野三夏(横山エミー)が追っていた、航空機疑惑にゆれる大和商事常務の田島(入江正徳)が何者かに襲われ殺された。三夏の捜査は一旦は行き詰まるが、新たに配属された加倉リン(ジャンボかおる)と共に二人は再び真相究明に動き出し、殺された田島の大和商事社長とのホモ関係をつきとめる。そして、その関係の裏に軍事評論家・小野寺(佐藤慶)率いる「国際問題研究所」と、その下部組織「維新塾」の存在が浮かび上がってきた。篠原とおるの同名劇画の映画化。セクシーアイドルの横山エミーとキックボクサーのジャンボかおるが主演。(96分/カラー/ワイド)[投票]
★1D(1999/日)外人部隊の戦士・川俣(長倉大介)が、ロシアから持ち帰った戦闘兵器「コンバットスーツ」に身を包み地球の危機に立ち向かうSFアクション。〔Episode1〕隕石から出現したアメーバによって中年サラリーマンが凶暴な怪獣に変身。迎え撃つ川俣との死闘で新宿の街は大混乱に陥る。〔Episode2〕アメーバーは依然猛威を奮い、巨大ニワトリ怪獣が出現。新宿で多大な犠牲を出し投獄されてた川俣に、内閣危機管理室から特命の出動依頼が出された。〔Episode3〕怪獣との戦闘で重傷を負った川俣は、後継者に刑務所で知り合った伊庭(白国秀樹)を指名。二人の前に現れたのは、アメーバーに冒されたロシア時代の上官セルゲイだった。(90分)[投票]
★1ハロー張りネズミ(1991/日)金儲け一本槍の女社長(烏丸せつこ)が率いる赤塚探偵事務所のメンバー七瀬五郎(唐沢寿明)は、「正義は金じゃない!」が信条の熱血探偵。寝ずの張り込みが得意で、仲間からは張りネズミと呼ばれていた。七瀬は盗まれた極秘データをネタに脅迫を受けている製薬会社から、フロッピーを取り戻す仕事の依頼をうけ同僚(ジョニー大倉)と調査に向かうのだが、二人はどうにもこの会社の傲慢さが気に食わないのだった。弘兼憲史原作の同名コミックの映画化で、『ファンシイダンス』や『無能の人』の助監督を勤めた松本泰生の監督デビュー作。(91分/カラー/ビスタサイズ) [投票]
★1ラッフルズホテル(1989/日)シンガポールで、100年以上の歴史を持つ名門ラッフルズホテル。天才肌でどこか浮世離れしたところのある映画女優の本間萌子(藤谷美和子)は、彼女の前から行方をくらませた恋人でスチルカメラマンの狩谷俊道(根津甚八)を捜すため、この熱帯都市の閑静なホテルに身を寄せていた。ガイドの結城(本木雅弘)と共に狩谷の行方を追う萌子。ついにクリスマスの夜、実業家となっていた狩谷と再会を果たす。そして二人は、再び互いの愛を取り戻そうとジャングルのコテージで暮らし始めるのだが・・・・。幻想的な熱帯都市で繰り広げられるラブストーリー。村上龍の監督第3作。 脚本は野沢尚が担当。(90分/カラー/ワイド)[投票]
★2北京的西瓜(1989/日)千葉県船橋市の八百屋の主人春三(ベンガル)は、ひょんなことから中国人留学生の李(呉越)と知り合った。春三は、持ち前の気の良さから彼の苦しい生活を見かね、軽い気持ちで李の面倒を見始めた。いつしか李の留学生仲間も店に集まり始め、春三を「日本のお父さん」と慕いだす。気を良くした春三の援助はしだいにエスカレート。おかみさんの美智(もたいまさこ)の負担は増すばかりだ。やがて店の経営は傾き、家庭崩壊の危機に・・・。という林小利久我山通の実話に基づいたアットホームなコメディは、一転して脚本家も監督も予想しなかった中国本土での出来事で思わぬ方向に展開し始める。(135分/カラー/ワイド)[投票]
★4ウホッホ探検隊(1986/日)取材ライターの榎本登起子(十朱幸代)には、中学生の太郎(村上雅俊)と小学生の次郎(本山真二)の二人の息子がいる。食品会社に勤める夫の和也(田中邦衛)は、地方の研究所に単身赴任していた。久しぶりに和也が家にもどり、家族団欒を堪能する榎本一家。しかし、それもつかの間。突然、和也は会社の同僚良子(藤真利子)との不倫を登起子に告白し始めた。そして、一度良子に会って欲しいと言い出したのだ。働く女性の離婚を前向きに描き話題となった干刈あがたの同名小説を、森田芳光の脚本で根岸吉太郎が映画化。(105分/カラー)[投票]
★2夕暮まで(1980/日)中年の小説家佐々(伊丹十三)は、友人のみえ子(山口美也子)に誘われたパーティで杉子(桃井かおり)を紹介され、まだヴァージンだという彼女に関心を抱く。杉子が食べ物に目がないと聞いた佐々は、早速杉子を食事に誘い二人の付き合いは始まった。以来、二人のデートはフランス料理、寿司屋に中華料理と高級グルメめぐりが定番。そんな付き合いが1年も続き、ホテルまでともにするのだが決して杉子は佐々に身をまかせようとはしない。やがて、杉子の後に岡田(風間杜夫)という若い男の影が見え隠れし始めた。「夕暮れ族」という流行語を生んだ吉行淳之介の同名小説の映画化。(110分/カラー/ビスタサイズ)[投票]
★3春夏秋冬そして春(2003/独=韓国)人里はなれた山間の湖に、ひそりと浮かぶように建つ庵。そこには老僧(オ・ヨンス)と幼い男の子(キム・ジョンホ)が慎ましく暮らしていた。その幼子がふとした悪戯から殺生の業を背負い、寺を訪れた少女(ハ・ヨジン)に抱く恋心で欲望と執着を知り、やがて俗世の汚れから虚無の悟りへと導かれるさまが、移ろいゆく春夏秋冬の美しさと共に描かれる。少年期の男をソ・ジェギョン、青年期をキム・ヨンミン、そしてキム・ギドク監督自ら壮年期の男を演じている。ドイツ資本との提携で製作され、欧州・全米公開のロングランで話題を呼んだ鬼才キム・ギドク監督の第9作。(102分/カラー/ビスタサイズ)[投票(1)]
★2透光の樹(2004/日)金沢で仕事を終えたテレビの制作プロダクション社長今井郷(永島敏行)は、鶴来の町へと足をのばし六郎杉という巨木を探し始めた。そこは25年前、ロケで訪れたこの町で出会った少女との思い出の場所であり、少女への断ち切れないほのかな思いを確かめるためであった。再会した山崎千桐(秋吉久美子)の生活は、離婚後子供と寝たきりの父(高橋昌也)をかかえ困窮していた。東京にもどった郷はある夜、酔った勢いも手伝って千桐に電話をかけた。「君に資金を援助したい。見返りは君自身」。一瞬のためらいの後「お願いします」と、千桐は伝えた。芥川賞作家高樹のぶ子の同名小説を根岸吉太郎が映画化。(121分)[投票]