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ぽんしゅうさんのあらすじ: 投票数順

★3ふりむけば愛(1978/日)イギリスで暮らす実業家の娘でピアニストの杏子(山口百恵)は旅先のサンフランシスコで、気ままなその日暮しをおくる日本人青年哲也(三浦友和)と出会った。自由奔放な哲也に心引かれ誘われるままディスコパーティーにでかける杏子。そして、その夜二人は結ばれ杏子は彼の部屋で朝を迎えたのだった。数日の滞在期間を哲也とともに過ごした杏子は、彼との結婚を夢見始めていた。しかし、二人には互いに、まだ口にしていない秘密があった。初のオリジナルストーリーに挑戦した友和・百恵の東宝ゴールデンコンビによる第8作。(92分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3スクラップ・ヘブン(2005/日)なげやりで世間に背を向けたようなトイレ掃除夫のテツ(オダギリジョー)。薬剤師には不似合いな派手なサングラス姿のサキ(栗山千明)。そして、警察署の庶務課でデスクワークに明け暮れるシンゴ(加瀬亮)。3人は同じ乗客としてバスジャックに遭遇した。それだけが、彼らの接点だった。事件から3ヶ月、警官でありながら犯人にまったく抵抗できなかったシンゴは自責の念に悩み、署内でも冷遇されていた。そんなシンゴに偶然再会したテツは、お前は想像力が足りないのだと言い、ある提案したのだった。(117分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3誰がために(2005/日)報道カメラマンとして戦場を渡り歩いた民郎(浅野忠信)は、父の急死により今は実家の写真館を継いでいた。ある日、幼なじみのマリ(池脇千鶴)が連れてきた友人の亜弥子(エリカ)に民郎は強く心を引かれる。亜弥子もまた民郎に自分の心を捉えて放さない何かを見た。その何かとは欠落感だった。二人は結ばれ結婚。しかし、幸福な時は長くは続かなかった。妊娠中の亜弥子が通りすがりの少年(小池徹平)に襲われ、あっけなくこの世を去ってしまったのだ。事のいきさつを知ろうとする民郎の前には少年法の壁がたちはだかっていた。黒木和雄の助監督を務めた日向寺太郎の第一回監督作品。(97分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3姑獲鳥の夏(2005/日)姑獲鳥とは、柳の下に現れ自分の赤ん坊を抱いてくれとせがむ女の妖怪。しかし、中国の言い伝えでは・・・。「いったい20ヶ月もの間、子供を身ごもっていることが出来ると思うかい?」そう訊ねた小説家の関口(永瀬正敏)に、「この世に不思議なことなど何もないのだよ」と友人の古本屋店主「京極堂」こと中尊寺秋彦(堤真一)は答えた。昭和27年、夏。東京は鬼子母神にある久遠寺病院の娘(原田知世)は20ヶ月間子をはらみ続け、夫は行方へ知れずとの噂が囁かれていた。中尊寺とともに探偵の榎木津(阿部寛)、刑事木場(宮迫博之)が不可解な事件の謎を解く直木賞作家京極夏彦の京極堂シリーズ初の映画化。(123分)[投票]
★5鶴八鶴次郎(1938/日)時は大正。新内語りの二人組み、三味線弾の鶴八(山田五十鈴)と太夫の鶴次郎(長谷川一夫)は、共に二十代にもかかわらず秀でた芸で大衆の人気をはくしていた。客たちは二人の息の合った舞台を見てきっと兄妹だろう、いや夫婦に違いないと噂した。鶴八は先代の一人娘で、鶴次郎は先代の内弟子として幼いときから一つ屋根の下で育った仲であった。確かに普段は恋人どうしに見えるほど仲の良い二人だが、こと芸の話になると天才肌の鶴次郎と先代の直系を自負する鶴八は互いに一歩も譲らず大喧嘩を始めてしまうのだった。川口松太郎の原作を成瀬巳喜男が映画化。56年に大曾根辰夫によってリメイクされている。(89分/モノクロ)[投票]
★3成瀬巳喜男 記憶の現場(2005/日)映画監督成瀬巳喜男の生誕百周年を記念し製作された長編ドキュメンタリー。成瀬は、1905年東京生まれ。15歳で松竹蒲田に小道具係りとして入社。17歳で助監督、24歳で監督となる。35年にPCL映画(東宝)に移籍、『妻よ薔薇のやうに』などトーキーの秀作を発表。戦後も『浮雲』、『放浪記』など数々の名作を送り出し小津、黒澤らと共に邦画界に君臨する。69年、63歳で逝去。89本の作品を世に残す。本作は、成瀬作品の常連出演者とスタッフへのインタビュー通じ名匠の映画作法と撮影現場の採録を試みる。(94分/カラー/ビデオ)[投票]
★3花咲く港(1943/日)かつて造船で栄えた瀬戸内の小さな島も、造船所の閉鎖とともに今はすっかりすたれてしまっていた。そんな小さな村の村長(坂本武)のもとに、造船所をつくり島の英雄と称えられた野長瀬技師の御曹司修三(小沢栄太郎)から島を訪問したいという電報が入った。きっと何か良いことがあるに違いないと村の唯一の工場の社長(笠智衆)、網元(東野英治郎)、野長瀬技師の恋人だった岡野(東山千栄子)らは修三を歓待するのだった。ところが、もう一人修三を名のる男があわられた。のどかな島で詐欺師が引き起こす人情喜劇。木下恵介の監督デビュー作。1943年(昭和18年)松竹大船作品。(83分/モノクロ)[投票]
★4海潮音(1980/日)海鳴りが響く北陸の冬の街。妻を亡くし高校生の娘伊代(荻野目慶子)と老いた母親(浦辺粂子)と暮らす旧家の当主理一郎(池部良)がいた。その平穏ではあるが閉ざされた旧家に、ある朝迷い込んだ記憶喪失の女(山口果林)。その存在が、徐々に理一郎と亡くなった妻の弟征夫(泉谷しげる)の心を揺さぶり始める。やがて、その揺れは多感な伊代やスナックのママさちこ(烏丸せつこ)を始め、この街に暮らす女たちの中に閉じ込められた「おんな」と共振し始めるのだった。橋浦方人監督の第3作。ATG作品。(128分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3四万十川(1991/日)昭和30年代の中頃。高知県の四万十川の清流が篤義(山田哲平)たちの遊び場であり生活の場であった。5年生の篤義は、気が小さく泣き虫だが心の優しい子だ。父の秀男(小林薫)は、宇和島の工場に出稼ぎに行き、小さな食料品店を切り盛りする母スミ(樋口可南子)に代わって、しっかり者の中学3年生の姉朝子(高橋かおり)が篤義たち5人の弟妹の面倒を見る日々が続く。そんなある日、出稼ぎ先の父が事故に合い入院したとの連絡が入った。貧富の差がいじめを生む学校生活。近代化の波に追われ村を後にする大人たち。美しい村にも確実に訪れる時代のギャップが子供たちの目を通して描かれる。(111分/カラー/ワイド)[投票]
★2南極日誌(2005/韓国)到達不能点。海抜3700m、最低気温−80度。それは、南極大陸のどの海岸線からも最も遠いブリザードが吹き荒れる地球の極地だ。伝説の冒険家チェ・ドヒョン隊長(ソン・ガンホ)以下、隊長を敬愛する最年少のキム・ミンジェ隊員(ユ・ジテ)ら6人の韓国隊は、その一点を目指し歩みを進めていた。残された時間は60日。それを過ぎると南極は半年間夜の闇に閉ざされてしまうのだ。21日目、ボロボロに引き裂かれた旗の下、80年前に遭難した英国隊の日誌を発見。その日誌が彼らを導く先は、雪と氷に埋もれた過去、それは人間の欲望の果て・・・。33歳の新鋭監督イム・ピルソンの長編デビュー作。(115分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4ウンタマギルー(1989/日)動物占いに捕り憑かれ客をとらなくなった娼婦の妹チルー(戸川純)と、過食症の母(平良とみ)と暮らしながら、製糖所でサトウキビにまみれて働く島尻ギルー(小林薫)。ギルーは雇い主西原親方(平良進)の養女で、豚の化身マレー(青山知可子)の淫びな肉体に目がくらみ祭りの夜に交わりを持ってしまった。怒り狂った西原親方はギルーを、森の妖怪キジムナー(宮里栄弘)が棲む運玉(ウンタマ)の森に追放してしまうのだった。本土返還問題に揺れる沖縄を舞台に、彷徨える琉球民族のアイデンティティの有りかをさぐる伝説の義賊ウンタマギルーの物語。キネマ旬報ベストテン4位。(120分/カラー/ワイド)[投票]
★3めぐりあい(1968/日)川崎駅の朝のラッシュ。電車からはき出され自動車工場へと向かう人並みの中に組立工の努(黒沢年男)の姿もあった。屈託なく威勢の良い努。それは父親が定年退職を迎え、大学進学を控えた弟をはじめ一家の家計を一人で支えなければならない不安な気持ちの裏返しでもあった。そんな努は通勤の途中で可憐な典子(酒井和歌子)を見かけひと目惚れ。彼女を強引にデートに誘うのだった。明るく爽やかな典子も、保険の外交員をしながら家計を一人で支える母(森光子)の再婚という悩みがあった。互いに不安をかかえながらも、大人の世界へと自らの力で歩み始める若いカップルの姿を爽やかに描く東宝青春映画。(92分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3若い川の流れ(1959/日)サラリーマン2年生の曽根(石原裕次郎)は、裏のない素直な性格、精悍な体格、甘いマスクで女性社員の人気の的。ところが本人は恋愛に興味がなく、結婚は見合いでと決めている古いタイプの男だ。専務の川崎(千田是也)は、そんな彼の噂を聞きつけて一人娘のふさ子(芦川いづみ)の婿候補として、娘と妻(山根寿子)に会わせようと曽根を自宅へ使いに出した。そんな裏があるとは全然知らず出かけていく曽根。実は、専務に曽根の存在を教えたのは、密かに彼に思いを寄せる同僚のみさ子(北原三枝)だった。封建的な恋愛観に反発し、自由な結婚を求める女たちの物語。原作は石坂洋次郎。(127分/白黒/シネマスコープ)[投票]
★4七人の弔(2004/日)夏休みのある日、片田舎の駅に降り立った7組の親子は謎の指導員(ダンカン)に促され1台のバスに乗り込んだ。目指す先は山奥のキャンプ場。車中の親子たちは、みなどこかよそよそしい。その訳は、ほどなく指導員によってあかされた。ここに集まった親たちは全員、5000万円で自分の子供を売ることに同意した親たちだったのだ。そうとは知らず早速仲良くなり川遊びに興じる子供たち。そして、その2泊3日の人身売買キャンプは始まった。親と子の間に潜む捻じれた連鎖を、毒気たっぷりにあぶり出す不気味な問題作。『生きない』でロカルノ国際映画祭アキュメニカル特別賞受賞したダンカンの初監督作品。(107分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3青春とはなんだ(1965/日)田舎町の高校にアメリカ帰りの英語教師・野々村(石原裕次郎)が赴任してきた。腕っ節が強く豪快な野々村に、生徒たちは早速ポパイというあだ名を献上、たちまち女子学生たちの人気の的に。その一方、恋愛話を交えて生きた英語を教えようとする授業に、東大進学を目指す保夫(太田博之)は反発し授業をボイコット。さらにクラスの不良グループ橘(根岸一正)、久保(吉田毅)、寺田(中村上治)、吉野(佐久間三雄)が他校と喧嘩騒ぎを起こし橘が退学処分になってしまった。しかし、その裏には教頭の勝又(須賀不二男)ら校舎新設にからむ利権グループの密かなたくらみが渦巻いていた。(101分/カラー/ワイド)[投票]
★2スパルタ教育 くたばれ親父(1970/日)プロ野球の審判員田上(石原裕次郎)は、昼は新人教育、夜はナイターで全国を飛び回る日々を過ごしていた。おかげで家庭は妻の尚子(若尾文子)にまかせきりで、5人の子供たちとはいつもすれ違いの生活を送っていた。パパにかまってもらえない子供たちの不満はつのるばかり。昔はスパルタ教育で田上を鍛え上げた元軍人のお爺ちゃん(田崎潤)も、たまに訪ねてくるのだが今は可愛い孫たちを甘やかし放題。そんな田上家に暴力事件で謹慎処分を受けたプロ野球の2軍選手・原(渡哲也)が、精神見習のために訪ねて来たのだが・・・・。原作は石原慎太郎。(87分/カラー/ワイド)[投票]
★3堂堂たる人生(1961/日)零細玩具メーカー老田玩具の商品企画部員・中部周平(石原裕次郎)と同僚の紺屋小助(長門裕之)は、資金繰りに苦しむ社長(宇野重吉)から大阪の大手メーカー興和玩具へ出向いて資金を借りてくるよう命じられた。ケチで有名な興和の竹平社長(桑山正一)から、何とか出資の約束を取り付けなければ老田玩具は倒産してしまうのだ。その大阪出張に、老田玩具に入社を希望して断られた周平らが行きつけの寿司屋の娘いさみ(芦川いずみ)が勝手についてきてしまった。源氏鶏太の同名小説を映画化したビジネスマン・コメディ。(100分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★3ヒナゴン(2004/日)合併問題に揺れる広島県の比奈町で、かつてネス湖のネッシーと話題を二分した謎の野人ヒナゴンの目撃情報が30年ぶりに寄せられた。元暴走族のリーダーで矢沢永吉を心の師と仰ぐ若き名物町長イナゴのイッちゃんこと五十嵐一郎(伊原剛志)は、早速村おこしのために役場に類人猿課を復活させ、小学校教師の島本順平(松岡俊介)と東京帰りの石井信子(井川遥)にヒナゴンの情報収集とPR活動をさせるのだった。重松清の小説「いとしのヒナゴン」を『居酒屋ゆうれい』の渡邊孝好監督が映画化。(121分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★4いつか読書する日(2004/日)急な坂道が網の目のようにめぐる街。大場美奈子(田中裕子)は、生まれ育ったこの街が好きだった。50歳を迎えた今も、朝は牛乳配達、昼はスーパーに勤めながら一人でこの街で暮らしていた。彼女には30年以上ずっと思いを寄せてきた人がいた。高梨槐多(岸部一徳)。彼もまた、この街で平凡な暮らしを送り、今は病身の妻容子(仁科亜季子)に献身的つくす日々を過ごしていた。そんな美奈子を母親のように見守る人がいた。亡き母の親友皆川敏子(渡辺美佐子)。敏子は、美奈子の恋を一遍の小説に綴ろうとしていた。『独立少年合唱団』でベルリン映画祭新人監督賞を得た緒方明の第2作。(127分/カラー/ヴィスタサイズ)  [投票]
★4女学生ゲリラ(1969/日)卒業を間近に控えた高校三年生の明子(芦川絵里)、絹代(花村亜流芽)、時子(万屋真理)の三人は、自分たち不良の劣等生を冷たく扱ってきた学校に復讐するため卒業式の妨害を密かに企てていた。彼女たちのたくらみを知った同級生の誠一(新田等々)と五郎(福間健二)も加わり式の前日に三年生全員の成績表と卒業証書を盗み出し、自衛隊員から色仕掛けで奪った武器を手にドン詰まりの山岳アジトに立てこもったのだった。しかし、そこには先客が居た。頭の少しおかしいはぐれ自衛官木下(谷川俊之)に発見され、5人は拘束されてしまった。足立正生監督の若松プロ作品。(73分/パート・カラー/シネマスコープ)[投票]