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ぽんしゅうさんのあらすじ: 投票数順

★4ロックよ、静かに流れよ(1988/日)母親(あべ静江)の離婚のため東京から長野の松本へ転校しなければならなくなった俊介(岡本健一)は、これから始まる田舎暮らしが不満でしかたなかった。初日から俊介は遅刻。ツッパリのミネサ(成田昭次)とトンダ(高橋和也)に喧嘩を売られるしまつだ。そんな彼らが、級友のトモ(前田耕陽)を誘ってロックバンドを結成することになった。早速、楽器を買うために4人はバイトを始めるのだが金はなかなか貯まらない。日本一の教育県・長野の落ちこぼれ高校生たちは、一か八か柄にもなくあることに挑戦し始めたのだった。ジャニーズのアイドルロックバンド「男闘呼組」主演の青春映画。(100分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実(1972/米)15歳の父と13歳の母の間に生まれたビリーは、6歳の時にボルチモアの売春宿で働き始めた。楽しみは仕事の合間に聴く宿屋のレコードだった。15歳の時に受けたレイプが彼女の人生を狂わせ始めた。母(バージニア・ケイパーズ)を追って向かったNYでは夜の街角に立つ生活を強いられる。それでも歌を捨てたわけではなかった。クラブの主人ジェリー(シド・メルトン)が彼女に目を止めたのだ。しかし道のりは平坦ではなかった。麻薬、差別、療養、服役。59年、44歳で世を去った天才ジャズシンガービリー・ホリデイの半生を自伝をもとに描く。シュープリームス脱退後のダイアナ・ロスが映画初主演。(144分/カラー) [投票]
★2メイム(1974/米)シカゴの9歳の少年パトリック(カーリー・ファーロング)は、父と死別しNYのメイム叔母さん(ルシル・ボール)の家に身を寄せることになった。ところが叔母さんをはじめ、家庭教師のアグネス(ジェーン・コンネル)や日本人執事のイトー(ジョージ・チャン)はかなり変わった人たちだった。常識はずれの数々の奇行に戸惑うパトリックも、徐々にその自由な生き方に共感し始めるのだった。テレビ番組「アイ・ラブ・ルーシー」や「ルーシー・ショー」で人気をはくした50年代の喜劇女優ルシル・ポール主演によるブロードウェイのヒットミュージカルの映画化で、『メイム叔母さん』(59)のリメイク作品。(132分/カラー)[投票]
★3個人教授(1968/仏)18歳の少年の一途な想いと、恋人の愛との間で揺れる女心を描いたラブストーリー。パリの一流高校にかようオリビエ(ルノー・ヴェルレー)は、街で出会った美しい年上の女性フレデリク(ナタリー・ドロン)にひと目で心を奪われてしまった。気を引こうと、口実を作っては彼女のもとに通い始めたオリビエを、フレデリクもまた弟のように可愛がるのだった。日に日につのるフレデリクへの思い。それは最早、年上の女への淡い憧れなどではなく燃え盛る愛だった。しかし、彼女にはイタリア人のカーレーサーで、世界を転戦するフォンタナ(ロベール・オッセン)という恋人がいた。ルノー・ヴェルレーのデビュー作。(83分/カラー)[投票]
★4略称・連続射殺魔(1969/日)永山則夫。1949年、北海道生まれ。68年の秋から年末にかけて東京、京都、函館、名古屋と連続4件の拳銃による殺人事件を起こし69年春、東京で強盗未遂の発砲事件で彼は捕まった。19歳だった。カメラは永山が生まれた北海道を起点に、19年間の彼の彷徨をなぞりながら北から南へ、東から西へと彼が目にしたであろう風景を追い続ける。映画監督足立正生、脚本家佐々木守、映画批評家松田政男らの共同製作で映画化されるも75年まで公開されることのなかった長編ドキュメンタリー。(86分/カラー) [more][投票]
★3マニトウ(1978/米)サンフランシスコの大病院で、腫瘍の権威ヒューズ医師(ジョン・セダー)は奇妙な患者を前に途方にくれていた。カレン(スーザン・ストラスバーグ)という女性の首に出来た腫瘍は急速に成長し続けていた。その速度とカタチは、どうみても胎児そのものだった。手術を前に不安に駆られたカレンは、かつての恋人で今は街の三流占い師をしている心霊術師のハリー(トニー・カーティス)のもとを訪ねたのだった。その夜、ベットをともにしたハリーは不思議で不気味な寝言で目をさます。「パナ、ウィチィ・サリトウ」カレンはそうつぶやいていた。400年前の古代インディアンの悪霊と現代の精霊との死闘を描くパニックホラー。(103分) [投票]
★3埋もれ木(2005/日)山に囲まれた小さな町。鉄道の路線からはずれ、かつては賑わいを見せていたはずのバスターミナルも廃止され人々からも忘れ去られそうな町。そこに暮らす高校生のまち(夏蓮)は、友達2人と空想物語のリレー遊びを始めた。「ある日、街のペットショップにラクダがやって来た・・・」。やがて彼女たちが紡ぎだす物語が、おんぼろ市場の魚屋さん(坂田明)や豆腐屋さん(大久保鷹)、真っ赤な車を乗り回す陽気な三ちゃん(浅野忠信)、頑固婆さん(坂本スミ子)たちの現実の世界と不思議な調和を織りなし始めるのだった。夢と過去が交錯するファンタジー。小栗康平監督、9年ぶりの第5作。(93分/カラー/ヴィスタサイズ) [投票]
★3荒野のダッチワイフ(1967/日)ブルーフィルムを製造するヤクザ一味に女をさらわれた金持ち男(津崎公平)は、腕利きの殺し屋ショウ(港雄一)を雇い女の救出を依頼した。殺し屋の恋人(渡みき)もまた、そのヤクザ(山本昌平)たちの手にかかり陵辱の中で殺されていたのだ。単身、アジトに乗り込んだショウは、やがて救うべき女と死んだ恋人の幻影の間を彷徨い始め妄想に獲り憑かれていくのだった。音楽を山下洋輔が担当。『裏切りの季節』に続く大和屋竺の監督第2作。若松プロ作品。原題は「恐怖人形」。(75分/モノクロ/ワイド)[投票]
★3マラソン(2005/韓国)自閉症のため、生まれつき人と上手くコミュニケーションをとることの出来ない19歳のチョウォン(チョ・スンウ)。しかし、彼には長距離ランナーとしての才能があった。走ることで彼は心の平静を得、行動も落ち着くのだ。母親のキョンスク(キム・ミスク)も、そんなチョウォンを励まし続けることにいつしか自分の人生を託し始めていた。ある日、養護学校にボストンマラソンの優勝者ソン・チョンウク(イ・ギヨン)が奉仕活動のため体育教師としてやってきた。母親キョンスクは、チョウォンがフルマラソンを完走できるようにソンにコーチを頼むのだが・・・・。実話にもとづく癒しと感動と成長の物語。(117分/カラー/ビスタサイズ) [投票]
★4旅するパオジャンフー(1995/日=台湾)パオジャンフーとは、曲芸や歌、踊りを披露しながら薬を売り歩く台湾の伝統的な行商。家族でパオジャンフー一座を営む葉一家。炎吹きが特技の父(葉天爽)は、息子(葉春鴻)を一座の口上師として育て一家を継がせようとするが、彼はダンサー兼歌手で17歳の同棲相手(黄春蓮)に夢中でなかなか身が入らない。継母で一座の歌手兼出納係りの邱兎搬は、最近息子が何を考えているのかさっぱり判らないと嘆く。葉一座の複雑な家族事情を中心に、今は芸能学校の講師となった老パオジャンフー(呉天羅)や人気蛇使い(曽四郎)の生きざまが紹介される。柳町光男監督の長編ドキュメンタリー映画。(95分/カラー/ワイド)[投票]
★3国士無双(1986/日)ひょんなことから、将軍家御指南番・伊勢守を名乗るようになった青年が巻き起こすナンセンスコメディ。伊勢守一行になりすまし豪遊しようと企んだ素浪人・瀬高(岡本信人)と小鹿(火野正平)は、通りかかった青年を伊勢守に仕立て上げる。この青年(中井貴一)、何処へ行くのか尋ねると真っ直ぐ前を指差し、何処から来たのかと尋ねると黙って天を指さすちょっと不思議な変わり者。そんなニセ伊勢守が暴漢から救った娘八重(原田美枝子)を家まで送り届けると、なんとそこは本物の伊勢守(フランキー堺)のお屋敷だった!伊丹万作脚色・監督、片岡千恵蔵主演の同名作(32)のリメイク。(105分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3脱走大作戦(1968/米)第二次大戦中のイタリア。連合軍の将校が間抜けにも5人まとめて捕虜になってしまった。連れて行かれた収容所は、元ホテルマンのイタリア軍人が警備する、若くて美しい伯爵未亡人フランチェスカ(シルヴァ・コシナ)の豪邸。始めは真剣に脱走を考えた将校たちも、美味い料理に居心地の良い部屋、そして美人ときては戦争などどこ吹く風。優秀な将校がいなくなり困りはてた連合軍司令部は、上官嫌いで脱走の常習犯フリッグ二等兵(ポール・ニューマン)を、無理やり将校に昇進させて脱走の手助けをさせようと豪邸収容所に送り込んだまでは良かったが・・・・。『動く標的』のジャック・スマイト監督の戦争コメディ。(122分/カラー) [投票]
★3カーツーム(1966/英)1883年、エジプト支配下のスーダンで、狂信的イスラム教徒マーディ(ローレンス・オリビエ)による内乱が発生。エジプト軍1万人が殺された。当時、エジプトを統治していた英国首相のグラッドストン(ラルフ・リチャードソン)は、英軍出兵による自国内の批判を恐れ事を穏便に済ませようと、かつて中国の内乱を治めスーダンにも影響力をもつ英雄ゴードン将軍(チャールトン・ヘストン)と補佐役のスチュワート大佐(リチャード・ジョンソン)の二人だけを現地カーツームに送る。しかし、事態は想像を超えて悪化していた。実在の英国将軍チャールス・ゴードンの最後を描く伝記大作。(134分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★2瀬戸内ムーンライト・セレナーデ(1996/日)昭和20年。淡路島の厳格な駐在巡査・幸吉(長塚京三)の元に、長男の遺骨が届けられた。終戦直後の不自由な生活にもかかわらず、九州の実家まで納骨に行くことにした幸吉一家を、村人達は一家心中の旅に出たに違いないと噂した。焼け野原となった神戸の街を後に、心の傷を負った人々を乗せ船は瀬戸内の海を行く。そんな中、三男・圭太(笠原秀幸)には見るもの全てが新鮮だった。妻のふじ(岩下志麻)も婦人の権利を説く街頭演説に耳を止める。そして、次男・光司(鳥羽潤)は、密かにある計画を企てていた。鳥羽潤がキネマ旬報新人男優賞(97)を受賞。原作は阿久悠の「飢餓旅行」。(117分/カラー/ワイド) [投票]
★4M/OTHER(1999/日)父親からレストランチェーンを引き継いだ哲郎(三浦友和)は妻と離婚し、今は恋人でグラフィックデザイナーのアキ(渡辺真起子)と同居している。二人は互いの生活や仕事を尊重し、束縛し合うことななく暮らしていた。そんなある日、分かれた妻が入院し、哲郎は8歳の息子俊介(高橋隆大)をしばらく預からなければならなくなってしまった。突然の、前妻の子供との同居にアキは戸惑いと不安を隠せなかった。厳密な脚本は存在せず、構成台本に基づく現場での監督と俳優のディスカッションによって作られたドキュメンタリータッチの実験作。第52回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞。(147分/カラー/ワイド)[投票]
★3妖女の時代(1988/日)露骨な人間関係に嫌気がさし、製薬会社を退職した辰野(片岡鶴太郎)は自由な時間を謳歌していた。そんな辰野は、大学時代の友人で大会社の跡取り息子・柳沢(小西博之)から、ひと目惚れした麻酔科の女医・大河内葉子(名取裕子)の身辺を調べて欲しいと依頼された。小遣い稼ぎのつもりで引き受けた辰野。勤務先の病院で耳にする洋子の評判は申し分のないものだった。しかし、夜の洋子は別の顔を持つ女だった。豪華なドレスを身にまといホストクラブへ出入りしては、お気に入りのホスト田村(沖田浩之)を誘い出し淫微なプレイに興じていたのだった。原作は遠藤周作の「妖女のごとく」。(107分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★5恋極道(1997/日)大阪の弱小暴力団大隈組の田坂金一(奥田瑛二)は兄弟分の若頭松井(オール巨人)に懇願され、東京の大組織の幹部を捕りに舎弟の浜岡(松岡俊介)をつれて上京した。失敗すれば死が待っている大仕事。アパートに潜み、何日も続く待ち伏せ。そんな時、ふと目にした向かいの喫茶店のウェイトレス。地味なアルバイト女子大生洋子(夏生ゆうな)が金一には「神様が最後にくれた女神」に見えたのだった。洋子を強引に大阪へ連れ帰った金一を待っていたのは、松井と組長大隈(南方英二)の確執、シマを狙う宇崎(火野正平)との対立だった。望月六郎のキネマ旬報監督賞(97)受賞対象作。(110分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3郡上一揆(2000/日)1754年、美濃国郡上の藩主金森頼錦(河原崎建三)は、藩財政建て直しのため新たな年貢制度「検見取り制」の導入をこころみた。郡上の農民たちはこれに反発。三千人を超える農民が八幡城へと押しかけ導入見送りの一筆をとりつけた。しかし一年後、再び藩は平右衛門(前田吟)ら庄屋に圧力をかけ強行策に出たのだった。絶対「検見取りお断り」で一致した村人たちは、江戸藩邸への直訴を決意。四郎左衛門(林隆三)、喜四郎(古田新太)、定次郎(緒方直人)らの代表一行を江戸へと送り出した。それが、3年間に及ぶ農民たちの戦いが始まりだった。江戸三大一揆のひとつ郡上一揆の映画化。(112分/カラー/ヴィスタサイズ) [投票]
★3白い手(1990/日)昭和31年、海辺の小学校。5年生の新学期を迎えた勝(中垣克麻)のクラスに、担任の彩子先生(南野陽子)が東京からの転校生隆清(福原学)を連れて現れた。隆清は緊張するとウンコを漏らしてしまう気の小さなお坊ちゃん。登校初日から、勝たちはケツメドとあだ名を付けてからかうのだった。とこが、その日の内に戦争未亡人の母(桜田淳子)と二人暮らしの勝の家に、自家用車で乗り付けた隆清の母(小川真由美)から、涙ながらに半ば強制的に息子の親友になってくれるよう懇願されてしまう。翌朝から勝は、悪ガキ仲間の目を避けてケツメド隆清と二人で登校するはめになってしまうのだった。(100分/カラー/ヴィスタサイズ)[投票]
★3下弦の月〜ラスト・クォーター(2004/日)19歳の誕生日、音大生の美月(栗山千明)は恋人知己(成宮寛貴)の裏切りを知り街を彷徨っていた。絶望にくれる美月は、吸い寄せられるように入った洋館でアダム(HYDE)と名のる青年と出会い二人で新たに旅立つことを決意する。しかし、その旅立ちの朝、美月は不慮の事故に襲われ、記憶をなくしたイブとなって生と死の世界を彷徨いはじめたのだった。唯一、イブの姿が見える高校生の蛍 (黒川智花)は友人の正輝(落合扶樹)と共に館の謎を追い以前その洋館で暮らしていたさやか(伊藤歩)という少女の存在を突き止めたのだった。過去と現在、生と死の世界を彷徨う幻想ラブ・ミステリー。(112分/カラー/ワイド)[投票]