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[あらすじ] キャタピラー(2010/日)

黒川久蔵(大西信満)が中国戦線から帰還した。両手足を失い、顔の半分は火傷の痕でひきつれ耳も聴こえず発声もままならない。その姿は、まさに芋虫だ。そんな久蔵を新聞は「生きている軍神」と称え村人たちも崇拝し、久蔵本人も勲章を眺めてはその名誉に浸るのだった。始めは久蔵の変わり果てた姿に錯乱した妻のシゲ子(寺島しのぶ)も、「軍神」に尽くすことこそがお国にへの貢献だと説かれ、本人もその気で献身的に接し、夫の旺盛な食欲と性欲にも懸命に応えるのだった。だがシゲ子は「軍神」という虚構にやがて気づき、夫婦の関係が倒錯し始める。寺島しのぶがベルリン国際映画祭 最優秀女優賞を受賞。(84分/ヴィスタサイズ)
(★4 ぽんしゅう)

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