弘前市のリンゴ農家の次男秋則（阿部サダヲ）は、幼いころから疑問に思ったことは納得いくまで追究しなければ気が済まない性格。農業に興味はなかったが、見合いの相手が昔から好きだったリンゴ農家の一人娘美栄子（菅野美穂）だったことから婿入りしてリンゴ畑を継ぐことになった。農薬なしでは育たないリンゴだか、美恵子が激しいアレルギーに苦しんでいたことを知った秋則は、美栄子の父（山崎努）の協力を得て、誰もが無謀だという無農薬栽培に挑戦する。始めは上手くいくかに見えたが何年経っても収穫はゼロのまま。3人の娘を抱え電気代も払えないほど困窮してしまう。11年かけて無農薬リンゴの栽培に成功した農家の実話。（129分）