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[あらすじ] 郊遊<ピクニック>(2013/台湾=仏)

男(リー・カンション)は、高級不動産の広告をかかげ、雨の日も風の日も立ち続ける「人間立て看板」として日当を得ていた。男には息子と娘がいるが学校には行っていない。母親もおらず、3人は空き家をねぐらにしている。それでも、子供たちは楽しげにスーパーの試食で腹を満たし森や川辺で無邪気に遊ぶ。一方、父は展望のない苦境を酒と煙草で紛わせるしかなかった。そんな父子に3人の女が関わる。眠る子供の枕もとで髪を抜く女(ヤン・クイメイ)、豪雨の中、子供を連れ去る女(ルー・イーチン)、父子と生活し廃墟で涙を流す女(チェン・シアンチー)。3人は同一人物のようでもあり、母のようでもあるが、その関係は判然としない。(138分)
ぽんしゅう

監督のツァイ・ミンリャンは、商業的な劇映画としてはこれが最後の作品で、今後は美術館の展示会と連動した作品制作や上映活動をおこなうと語ったという。ヴェネチア国際映画祭 審査員大賞。

(評価:★3)

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