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[あらすじ] 海辺のリア(2016/日)

上品なパジャマにコートを羽織った老人が何かつぶやきながら、人けのない車道をずんずんと歩いてくる。老いたとはいえ、その風貌からは成功者がまとう気品が漂っている。老人は、かつて映画や舞台で活躍した俳優の桑畑兆吉(仲代達矢)だった。認知症が出始めた兆吉は長女の由紀子(原田美枝子)と夫で兆吉の弟子だった行男(阿部寛)に見捨てられ預けられた高級老人ホームを抜け出してきたのだ。前後の記憶も行くあてもなく海辺を彷徨い歩く兆吉の前に若い女が現れた。それは、兆吉が愛人に生ませた次女の伸子(黒木華)だった。シェイクスピアの「リア王」になぞらえて孤独な晩年を生きる老俳優と家族の葛藤が描かれる。(105分)
(★2 ぽんしゅう)

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