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[あらすじ] 蒲田前奏曲(2020/日)

東京の蒲田を題材に「売れない女優マチ子」の周りで起きる出来事を描くオムニバス作品。マチ子を演じる蒲田出身の女優、松林うららが、4人の若手の監督を起用して旬の俳優を迎え自らプロデュースした意欲作。かすかに街に残る空襲の記憶。地元の女子校出者たちの群像。映画オーディションのセクハラ事情。地方から東京へ向けられる視線。そんなテーマで4つ物語が綴られる。(117分)
ぽんしゅう

■第一話:蒲田哀歌(中川龍太郎監督)・・・27歳の蒲田マチ子は、小さな中華料理屋でバイトをしながら女優を続けていた。オーディションで看護師役を得たその日、同居している大学生の弟(須藤蓮)から彼女ができたと告げられる。マチ子は、偶然、看護師をしているという弟の恋人(古川琴音)にかすかな嫉妬を抱き始める。

■第二話:呑川ラプソディ(穐山茉由監督)・・・マチ子は地元の蒲田で女子校時代の仲間と久しぶりに飲み会を披いた。仕事が最優先で男の世話にはならないという帆奈(伊藤沙莉)と琴子(川添野愛)は、専業主婦の静香(和田光沙)と一緒に遅れて来た麻里(福田麻由子)の告白を聞いて苛立ち気まずい雰囲気になってしまう。

■第三話:行き止まりの人々(安川有果監督)・・・セクハラ告発映画のオーディションで、女優の蒲田マチ子はあるプロデュサー(近藤芳正)と自身の関係を語り監督(大西信満)の目に止まる。もうひとり、終始、苛立ち反抗的な女優、黒川(瀧内公美)もまた迫真の演技をみせた。そして、ふたりは最終選考に残ったのだが。

■第四話:シーカランスどこへ行く(渡辺紘文監督)・・・栃木県大田原で映画作りをしている監督の渡辺(渡辺紘文)は、地元の小学生で人気の子役りこちゃん(久次璃子)の主演映画を撮っていた。休憩時間に渡辺は、次回は東京で蒲田マチ子という女優の作品を撮る予定なのだが気乗りしないと、りこちゃんに愚痴る。りこちこちゃんは何も応えないのだが、実は・・・。

(評価:★4)

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