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[あらすじ] 金の糸(2019/グルジア=仏)

ジョージアの首都トビリシ。小説家のエレネ(ナナ・ジョルジャゼ)は娘夫婦と暮らしているが、79歳の誕生日を誰も覚えていてくれない。足が悪く外出もままならず話し相手は小さなひ孫だけ。ソ連時代に政府高官だった娘婿の母ミランダ(グランダ・ガブニア)と同居することになったのも不満だ。そこへ昔の恋人アルチル(ズラ・キプシゼ)から突然電話が掛かってきた。誕生日を覚えていてくれたのだ。やがて3人を結ぶソ連邦時代の出来事が明かされるのだった。題名は割れた陶磁器を修復する日本の「金継ぎ」に由来する。ソ連時代に高い評価を得ていた女性監督ラナ・ゴゴベリゼが91歳で撮った自身の過去を投影した27年ぶりの新作。(91分)
ぽんしゅう

ラナ・ゴゴベリゼは1928年生まれ。ジョージアの貴族で政治家だった父は1937年のスターリンの大粛清で処刑され、映画監督だった母も10年に及ぶ流刑生活を送ったという。子供時代、親戚の間を転々としたラナは母の意思を継いで33歳で長編映画監督デビューを遂げている。

(評価:★3)

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