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[あらすじ] 地の群れ(1970/日)

米軍の艦船が港に溢れ、戦闘機の爆音が轟く昭和40年代前半の佐世保。そこは過去から引きずる根深い差別と、新たに傷を受けた者たちのどす黒い恩讐が渦巻く地であった。長崎で被爆し体と心に傷を負った者たちがいつしか住みついた集落。住人らを奇異の目でながめ蔑視する地元民。しかし、その土地にはもうひとつ部落差別の暗い歴史が存在していたのだ。少女(紀比呂子)への強姦容疑をかけられながら被爆死した母の影を追い続ける青年(寺田誠)。原爆症に苦しむ娘をもちながら自らの体験をひた隠しにする母親(奈良岡朋子)。それを目の当たりにする開業医の宇南(鈴木瑞穂)にもまた、暗く拭いきれない過去の傷があった。(127分/白黒)
(★5 ぽんしゅう)

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