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ぽんしゅうさんの人気あらすじ: 更新順(1/5)

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★5福田村事件(2023/日)日本が韓国を併合し満州へ進出を進めていた時代。朝鮮で教師をしていた澤田(井浦新)と妻の静子(田中麗奈)が郷里の福田村に戻ってきた。デモクラシーを推奨する若き村長(豊原功補)は温かく迎い入れるが在郷軍人会の長谷川(水道橋博士)は一度村を捨てた澤田に冷たい。いまだ戦争の影が残るなか戦地に夫を採られた咲江(コムアイ)は渡し船の船頭倉蔵(東出昌大)と逢瀬を重ねていた。そんな村に、香川県から親方の新助(永山瑛太)が率いる被差別部落出身の行商団が差し掛かったとき大地震が関東を襲う。関東大震災直後、大量の朝鮮人が虐殺されるなか現千葉県野田市で起きた惨劇をもとに人間の心の脆弱さを描く群像劇。(137分) 死ぬまでシネマ[投票(1)]
★3エッセンシャル・キリング(2010/ポーランド=ノルウェー=アイルランド=ハンガリー)アフガニスタンらしき荒涼とした岩と砂の台地。洞窟に潜んでいたムハンマド(ヴィンセント・ギャロ)は、偵察のアメリカ兵をバズーカ砲で迎撃し捕虜となり収容所へ送られる。激しい拷問に耐え口を開かないムハンマドは軍用機で北の地へと移送されるが、途中で起きた護送車の事故に乗じて逃走を図る。そこは東欧と思われる雪に覆われた山林地帯だった。ヘリに監視されながら、犬を連れた追っ手を退け、口にできるものは全て口にし空腹をしのぎながらムハンマドは、ひたすら道なき山中を逃げ続けるのだった。そして、鮮血に染まるムハンマドがたどりついた果ては・・・。ヴェネチア国際映画祭 主演男優賞及び審査員特別賞(83分/ヴィスタサイズ) jollyjoker[投票(1)]
★5ある男(2021/日)離婚後、息子をかかえ実家の文房具店で働いていた里恵(安藤サクラ)は客の谷口大祐(窪田正孝)と再婚した。無口で影のある大祐だったが人が変わったように明るくなり一家は幸せに暮らしていた。ところが不慮の事故で大祐はあっけなく亡くなってしまう。法事に訪れた大祐の兄(眞島秀和)は遺影をみて「この男」は弟ではないと言い張った。では夫は何者なのか。里恵から身元調査を依頼された弁護士の城戸(妻夫木聡)はいつしか「この男」に自身のわだかまりを重ねて調査にのめり込んでいく。偏見と差別。家柄や出自。社会の深層に沁み込んだ問題があぶり出され"存在することの不確かさ”が露呈する。平野啓一郎の同名小説の映画化。(121分)jollyjoker[投票(1)]
★4勝手にしやがれ!!成金計画(1996/日)暴力団の仲間割れ現場に遭遇し、ヘロインの包みを託されてしまったたOLの三奈子(鈴木早智子)は、動転して交通事故を起こしたところを便利屋の雄次(哀川翔)と耕作(前田耕陽)に助けらる。美奈子は、この時価800万円のヘロインを処分して職場の上司で不倫相手の岡山(塩野谷正幸)と一緒になりたいと言い出した。処分の方法を思案する3人のもとに、どこで聞きつけたのか狂犬男を連れた3人組のヤクザがヘロインを取り戻しに現れた。さらに、薬物バイヤーだという男も登場して右往左往の大争奪戦が始まった。ところが意外にも、美奈子はとてもしたたかな女だった。アドリブ連発のスラップスティック喜劇、シリーズ第5作。(81分)KEI[投票(1)]
★437セカンズ(2019/日=米)23歳のユマ(佳山明)は生まれてくるときに呼吸が37秒間停止したために障害が残った。車椅子が必要な彼女を、シングルマザーの母(神野三鈴)は責任を感じてか過剰にかまい管理下に置こうとする。漫画家を目指すユマは、今は幼なじみの親友で人気漫画家(萩原みのり)のゴーストライターに甘んじている。家庭的にも社会的にも満足しきれないユマは、自立したい一心でアダルト漫画の編集部に作品を売り込みに行くのだった。主演の佳山は実際に脳性麻痺で俳優未経験者。米国で映画を学びこれが初長編作となるHIKARI監督によってオーディションで選ばれた。ベルリン映画祭でパノラマ部門観客賞と国際アートシアター連盟賞受賞。(115分)ロープブレーク[投票(1)]
★4バクラウ 地図から消された村(2019/ブラジル=仏)バクラウという名のその村はブラジルの荒涼とした丘陵地にあった。村の長老である老婆の葬儀のためにテレサ(バルバラ・コーレン)は久しぶりにその村に帰郷する。もともと貧しかった村は、何故か行政から給水が止められ孤立し不穏な空気に満ちていた。葬儀のさなか取り乱したアル中の女(ソニア・ブラガ)が住民たちを激しくののしり、その後、謎めいた凄惨な事件が次々と起きる。上空には謎の飛行物体が出現し、やがて地図から「バクラウ」の名前が消され、ついに通信も途絶えてしまう。そんな村のはずれの廃墟には、謎の男(ウド・キア)が率いる英語で会話し、銃器で武装した集団がたむろしていた。カンヌ国際映画祭 審査員賞。(131分)DSCH[投票(1)]
★4香川1区(2021/日)衆議院議員・小川淳也(立憲民主党)の選挙戦を追った大島新監督による『なぜ君は総理大臣になれないのか』に次ぐドキュメンタリー。2003年の総選挙に「政治家としてやるべきことは50歳までに終えて引退する」を公約にして立候補した小川は約束を果たせぬまま、ついに50歳になる2021年の総選挙を迎えようとしていた。地元マスメディアのオーナー一族の3世議員で、前デジタル改革担当大臣の平井卓也(自由民主党)との選挙区での戦績は善戦しながらも1勝5敗。小川は比例区での復活当選を続けていた。そんな激戦区にかつての同士・玉木雄一郎(国民民主党)の元秘書・町川順子が日本維新の会から出馬を表明。小川は大いに焦り浮足立つのだった。(156分) 死ぬまでシネマ[投票(1)]
★2素晴らしい哉人生(1924/米)食糧不足にあえぐ第一次大戦直後のベルリン。ポーランド難民の流入で人々の生活は増々困窮していた。家族のいない娘インガ(キャロル・デンプスター)もまた、身を寄せていた教授(アーヴィル・アルダーソン)一家とともに窮屈な家で暮らし始めた。一家は、それぞれに職を得てなんとか生活を維持し始める。教授の次男ポール(ニール・ハミルトン)も造船工として働き、好意を持っていたインガとの結婚を考えるが生活難を理由に周りから反対されてしまう。それでもポールは空き地でジャガイモを育て、自力で家も建てインガと協力しながら結婚を目指すのだった。本作に影響され黒澤明は『素晴らしき日曜日』を撮ったという。(サイレント/115分)KEI[投票(1)]
★4さよなら、人類(2014/スウェーデン=ノルウェー=仏=独)ヨナタン(ホルゲル・アンデション)とサム(ニルス・ヴェストブロム)は「吸血鬼のキバ」や「歯抜けオヤジのお面」といった冗談グッツを売り歩く冴えないセールスマンだ。簡易宿舎に住みながら、コンビを組んで日々セールスに励むが誰からも相手にされず売上げはさっぱりで関係はぎくしゃくしている。そんな二人を中心に「船酔いする船長」「生徒に恋するダンス教師」「カフェの青年をナンパする国王」「酒代の代わりにキスをねだる女店主」など39編の可笑しくも悲しい人々のエピソードが繰り広げられる。『散歩する惑星』『愛おしき隣人』に続く〈人類が生きること〉3部作の最終章となる不条理ドラマ。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。(100分)jollyjoker[投票(1)]
★5佐々木、イン、マイマイン(2020/日)売れない役者の悠二(藤原季節)は、同棲相手のユキ(萩原みのり)との別れを目前にして、まだ割り切れない日々を過ごしていた。そんな時、高校時代の級友・多田(遊屋慎太郎)と再会し久しぶりに佐々木のことを思い出す。お調子者で、羽目を外してクラスの中で悪目立ちしていた佐々木(細川岳)は、優しさのなかにふと寂しさをみせるような奴だった。後輩役者、須藤(土屋虹郎)の推薦で役を得た悠二は舞台稽古に臨むなか、佐々木を中心に多田や木村(森優作)ららと無為に過ごした、山梨の高校時代の日々を回想するようになる。初長編作の『ヴァニタス』がPFFアワード2016で注目された28歳、内山拓也監督の長編第二作。(119分) なつめ[投票(1)]
★4はりぼて(2020/日)地方議員の滑稽なまでの腐敗の連鎖を描くドキュメンタリー。自民党員の割合が10年連続で日本一の富山県。2016年、その富山市議会で、議員報酬の増額問題に端を発し自民党会派議員を中心に架空請求やカラ出張などの「政務活動費」の不正取得が発覚。議会の重鎮議員を始め14人のドミノ辞職が全国的に報じられ話題となった。市議会では事件をふまえ“全国一厳しい”と言われる条例が制定された。このスクープを報じた地元のテレビ局は、その後さらに3年半に渡る調査報道で活動費の使用実態を追跡。すると改まるどころか次々と不正が発覚。その呆れた言い分けや、しどろもどろの対応、潔の悪い居直りは、もはや苦笑まじりの喜劇の様相を呈してゆく。(100分) [more]袋のうさぎ[投票(1)]
★4マジック・イン・ムーンライト(2014/米=英)イギリス人の人気マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は皮肉屋で毒舌家。世の中のこと全てを理屈で割り切る石頭の合理主義者だ。そんなスタンリーにマジシャン仲間が、ある相談を持ち掛けた。知り合いの大富豪夫人(ジャッキー・ウィーヴァー)が、アメリカ人の若い女霊能師ソフィ(エマ・ストーン)に心酔し、彼女のために大金を出そうとしているという。そこでソフィのトリックを見破って夫人を助けて欲しいというのだ。魔法や超能力などいっさい信じないスタンリーは、意気込んで夫人の別荘がある南仏のコートダジュールを訪ねるのだが、どうやらこの可愛らしい小娘ソフィは本物の超能力の持ち主のようなのだった!!(98分)DSCH[投票(1)]
★4座頭市鉄火旅(1967/日)道中、市(勝新太郎)は何者かの刃に倒れた足利の親分庄太郎の最期を看取った。その足利では、旅一座から法外なショバ代を取り、イカサマ賭博で荒稼ぎする岩五郎(遠藤辰雄)一家がはばをきかせていた。そんな宿場で知り合った飲んだくれの鍛冶屋仙造(東野英治郎)から、市は長年頼りにしてきた刀の寿命が近づいていることを聞かされ、これを機会に堅気に戻るよう勧められたのだった。仙造からあんまの仕事を紹介された旅籠には、岩五郎に奪われた縄張りを取り戻し弟の清吉(青山良彦)に継がせたいと願ながら、女中として気丈に働く殺された庄太郎の娘お志津(藤村志保)の姿があった。シリーズ第15作。(93分/カラー/ワイド)KEI[投票(1)]
★3レヴェナント:蘇えりし者(2015/米)1823年、アメリカ北西部の冬季の山中。ミズーリ川沿いに、毛皮を採るために集められた男たちの一団がいた。そこは、毛皮を狙って武装した先住民たちが出没する危険な場所でもあった。そんななか、先住民との間に生まれた息子のホーク(フォレスト・グッドラッグ)とともに狩猟に参加していたグラス(レオナルド・ディカプリオ)は、巨大な熊に襲われ瀕死の重傷を負ってしまう。さらに、仲間のフィッツジェラルド(トム・ハーディ)の裏切に合い、息子を殺されたうえに雪の山中に置き去りにされてしまった。そして、厳寒の山河のなか執念の復讐劇が始まるのだった。デカプリオが5度目のノミネートでアカデミー主演男優賞を初受賞。(157分)リア[投票(1)]
★3グリーンブック(2018/米)1962年、NY。ナイトクラブの用心棒トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、粗野で無教養だが口達者で家族思いのイタリアンだ。そんなトニーがトラブルの解決能力を見込まれて、教養豊かな黒人ピアニストのドクことドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ/マハーシャラルハズバズ・アリ)の演奏旅行の運転手兼用心棒として雇われた。行先は、まだ人種差別が当たり前の時代の深南部州の各都市。黒人としてある思いを秘めてあえて南部の演奏会に臨むドク。黒人への偏見を持ちながらも家族と金のために仕事に専念するトニー。そんな二人を無自覚で理不尽な根深い差別が待ち受けていた。アカデミー賞、作品、脚本、助演男優賞。 (130分)週一本[投票(1)]
★3沖縄スパイ戦史(2018/日)第二次大戦末期、沖縄本島の南部で繰り広げられた米軍との地上戦。その裏で地元住民を巻き込みながら行われ、戦史から抹殺されたゲリラ戦、強制移住、スパイ処刑の実態に迫るドキュメンタリー。1944年9月、陸軍中野学校で諜報教育を受けた42名が沖縄に渡り活動を開始した。本島北部で15歳から17歳の少年を組織しゲリラ活動をになった「護郷隊」。教員を装い潜伏し島民の1/3の命を奪った波照間島の強制疎開。土地の有力者を組織しスパイ容疑者として島民を処刑した「国士隊」。そこには、国民を守るのではなく利用して国家を守るのだという軍の明確な方針が存在していた。その基本思想は自衛隊にも受け継がれていると警告する。(114分)死ぬまでシネマ, 袋のうさぎ[投票(2)]
★4サファリ(2016/オーストリア)動物の皮や頭部のはく製を目的に狩猟をする「トロフィー・ハンティング」は、欧米の中産階級向けのレジャーとして合法的な産業となっている。その実態を醒めた視線で描くウルリヒ・ザイドゥルのドキュメンタリー映画。商業化したハンティング・ツアーは、今やアフリカ諸国の重要な観光資源のひとつとして定着し、業者の手で繁殖された動物は種別ごとに値段を付けてハンターたちに提示され、現地ガイドが獲物のいる場所まで案内してくれるのだ。ナミビアを舞台に嬉々として動物を狩るドイツやオーストリアのハンターたち。食用の肉を得るために獲物の解体作業に従事する現地人たち。彼らを淡々と追うカメラは人間の業や矛盾をあぶりだす。(90分)袋のうさぎ[投票(1)]
★4太陽は光り輝く(1953/米)南北戦争が終り40年たったケンタッキーのある町。判事のプリースト(チャールズ・ウィニンジャー)は、元南軍のラッパ手で親友のレイク医師(ラッセル・シンプソン)らが集う退役軍人会の世話役を務めていた。酒好きで南部気質が抜けないプリーストだが、住人からの信頼は厚かった。ところが、今回の判事選挙ではプリーストの古い体質を批判する対立候補があらわれ苦戦をしいられていた。さらに町に舞い戻った名家の息子アシュビー(ジョン・ラッセル)やレイク医師の養女リー(アーリーン・ウィラン)の出自をめぐるトラブルが起きてしまう。ユーモアを交え人道を問うジョン・フォードの人情劇。(モノクロ/スタンダード/90分)KEI[投票(1)]
★4ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017/スウェーデン=独=仏=デンマーク)現代アート美術館の学芸員クリスティアン(クレス・バング)は人道的で洗練されたインテリだ。次回の展示も“全ての人間は対等になる”をコンセプトにした作品「ザ・スクエア」を準備中。そんなとき、街中で親切心から女性を救ったところ携帯電話を盗まれてしまった。GPS機能で犯人の住む集合住宅を見つけたクリスティアンは、いささか乱暴な手段で携帯電話をとり戻すのだが、これが後々思わぬトラブルに発展。さらにクリスティアンに思いがけない出来事が次々と起きるなか、ついに展示会のPR動画が反社会的だと大炎上してしまった。個人と社会の善意とエゴイズムのギャップをブラックな笑いで突きつけるカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。(151分)jollyjoker[投票(1)]
★4映画ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム(2015/英=仏)山の牧場の判で押したような退屈な毎日から解放されようと、ひつじのショーンとその仲間たちは牧場主をぐっすり眠らせてトレーラーハウスに閉じ込めてしまった。羊たちの仕業に気づいた牧羊犬ビッツァーは牧場主を起こそうとするが、ひょんなことでトレーラーハウスが動き出し猛スピードで山を下って都会へ大暴走。牧羊犬のビッツァーも後を追うが、ショックで記憶をなくした牧場主と都会で離ればなれになってしまった。心配になったショーンたちも都会へ向かうが、飼い主のいない動物を捕まえる収容センターの凄腕捕獲人トランバーに目を付けられてしまう。クレイアニメ「ウォレスとグルミット」のスピンオフTVシリーズの映画化作。(85分)週一本[投票(1)]