千草の治める名越の里に隣国の御小柴が攻め入った。湖の神の島にある武神像は壊され、千草領主の十郎(本郷功次郎)は磔にされる。だが、共に磔にされた小百合(藤村志保)の命を捧げた祈りに、湖に沈んだはずの魔神が怒りの形相も激しく甦るのだった。