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[あらすじ] オーソン・ウェルズの フォルスタッフ(1966/スペイン=スイス=仏)

15世紀初頭、イングランド。リチャード二世の後継者として王位についたヘンリー四世(ジョン・ギールグッド)には息子ハル王子(キース・バクスター)がいたが、ノーサンバランド公の息子ヘンリー・パーシーは我こそ正統な後継者と主張、王と対立していた。だが当のハル王子は悪友の老騎士にして「水ぶくれの包み、酒ぶくれの革袋、臓物がいっぱいつまった衣装カバン、白髪の悪役、ヤクザの老親分」サー・ジョン・フォルスタッフ(ウェルズ)とともに毎夜居酒屋で放蕩三昧。追いはぎごっこや王様ごっこに興じたり娼婦(ジャンヌ・モロー)と遊んだりして楽しい日々を送っていたが、そんなある日ついにパーシー一派が王に宣戦布告。ハルは父にパーシー討伐を誓う。そして決戦の火蓋は切られた!
ジョー・チップ

ヘンリー四世』『ヘンリー五世』に脇役として登場する魅力的な人物フォルスタッフを主人公にして、シェイクスピア文学を再構築した野心作。フォルスタッフ役のウェルズは、ウェルズがフォルスタッフかフォルスタッフがウェルズかというくらいのはまり役。1966年カンヌ映画祭20周年記念賞受賞。

(評価:★4)

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