コメンテータ
ランキング
HELP

グラント・リー・バッファローさんのあらすじ: 更新順

★4ベルヴィル・ランデブー(2002/仏=ベルギー=カナダ=英)テレビでは三つ子の姉妹歌手「ベルヴィルのトリプレット」によるショーが映し出され、豊かなハーモニーが奏でられる。それを見ている少年シャンピオンは内気な男の子で、唯一の家族のおばあちゃんは彼のことがとても気がかりだ。シャンピオンが自転車に興味を示していると知ったおばあちゃんは、彼に三輪車をプレゼントする。喜ぶシャンピオン。やがて月日は流れ、おばあちゃんの猛特訓の成果もあってか、いつしかシャンピオンは立派な自転車競技の選手に成長し、念願のツール・ド・フランスに参加する。ところが大会中にとある異変が起こり…、おばあちゃんと愛犬ブルーノは奇妙な旅に出る…。80分。 [more][投票]
★4きらめきの季節 美麗時光(2001/台湾=日)アウェイ(ファン・チィウェイ)とアジェ(ガオ・モンジェ)はいとこ同士で、いつもつるんでぶらぶらしている。アウェイの双子の姉アミン(ウー・ユゥジィー)は末期癌に侵されていて、裕福とは言いがたいアウェイの一家は看病に追われていた。無職のアジェは、ヤクザ組織の手先として裏街でのボーイの仕事をしていたアウェイの紹介で、一緒に組織の仕事を始める。最初、仕事は順調に進んでいたが、ふとしたきっかけから異変が起こって…。第39回台湾金馬奨作品賞獲得作。110分。[投票]
★4ふたつの時、ふたりの時間(2001/台湾=仏)台北の路上で時計を売る男シャオカン(リー・カンション)は、父親(ミャオ・ティエン)を失う。それ以来、母親(ルー・イーチン)は亡き父の魂に一心不乱に縋ろうとするばかりで、誰の言うことにも耳を貸そうとしない。そんなある日、シャオカンは彼の身につけた時計を買いたがる女性シアンチー(チェン・シアンチー)と出会う。シアンチーは明日パリに旅立つと言う。見たことのないパリに思いを馳せるシャオカンは、台北の時計の時間をパリの時間に変えようと台北中を回る。台北とパリ、それぞれの都市がそれぞれのリズムでそれぞれの時間を刻むなかで、やがて小さな「奇跡」が起こる。116分。 [more][投票]
★4火垂(2000/日)毎年3月におこなわれる東大寺二月堂のお水取り。大きな松明が運ばれ、ぼろぼろと火の粉が落ちていく。父と母に連れられた少女はその光景に目を奪われる。程なく家族は離散し、少女は身寄りをなくした。……時は流れ、成長したその少女、あやこ(中村優子)はストリッパーとして、生計をたてていた。あの燃え盛る松明のように、激しい気性をもったあやこは、得体の知れぬ不安と同居しながら不安定な生を生きていた。そんなある日、あやこは、ある事故をきっかけに陶芸家の大司(永澤俊矢)と出遭い、恋におちる。こうして時に激しく反発しあい、時に激しく求めあう二人の時間が過ぎていく。そのなかで、あやこの生活に少しずつ変化が忍び寄る。(164分) [more][投票]
★4KIDS/キッズ(1995/米)ニューヨークの夏、暑い日。 boys:テリー(レオ・フィッツパトリック)にとって最大の快楽は、幼い少女のバージンを奪うこと。今日も処女ハンティングに成功し、仲間のキャスパー(ジャスティン・ピアース)と昼間から酒をかっくらいSEXの自慢話をぶちまけながら、クスリを求め知り合いの家に向かう。テリーは新たな標的の処女を狙う。 girls:ソファーにもたれながら、SEXの話で盛りあがる少女たち。そのなかには、かつてテリーにバージンを奪われたジェニー(クロエ・セビニー)の姿も。ジェニーは、不安ぎみな友人の付き添いで一緒にHIVの検査を受け、結果を待っていた。結果は…。ジェニーはテリーを探す。(91分) [more][投票(2)]
★4水の中のナイフ(1962/ポーランド)さる湖のほとり、ヨットでバカンスを過ごすため、車からヨットに荷を積む男(レオン・ニエンチク)とその妻である女(ヨランタ・ウメッカ)。一人の若者(ジグムント・マラノウッツ)が荷物運びを手伝っている。先刻、男と女が車を走らせる森の目の前に突然立ちふさがってきた若者を、男は不承不承で後部座席に乗せてここまで来た。強気な態度をとる若者の様子が気に入らない男は、挑発まがいで若者をヨットに誘う。二人の男のいがみ合う姿を気にもかけずヨットに乗りこむ女。やがて三人は水の上。若者はナイフを持っている。(94分) [more][投票]
★4カルネ(1991/仏)フランス人は馬肉を食す。しかし、安価な値段と気持ち悪いほどの赤身ゆえに、一方で馬肉は忌み嫌われ、侮蔑の念をこめられ「カルネ」と呼ばれる。そんな馬肉を売る男の話。……ある日赤子が産まれた。産んだ女は姿を消し、男(フィリップ・ナオン)は一人で子を育てた。月日は過ぎ、いつしか子は女を感じさせる年頃に成長していた。退屈で忌むべき日常が展開していくなか、馬肉売りの男にとって、誰とも口をきかないその娘(ブランディーヌ・ルノワール) だけが心の支え、と同時にある不安を感じていた。(40分)[投票]
★3渚のシンドバッド(1995/日)山際に建てられたとある高校の夏、伊藤(岡田義徳)は同じブラスバンド部に所属している友人の吉田(草野康太)に密かに想いを寄せていた。一方、優等生の清水(高田久実)と交際している吉田は、伊藤の想いに気づきつつも、不思議な魅力をもった転校生の相原(浜崎あゆみ)に惹かれていく気持ちを次第に抑えきれなくなっていく。やがて舞台は学校を離れ、トンネルを越えた先の「世界」に主人公たちは投げ出される…。伊藤と吉田と相原、この三人を中心に、その友人や家族の肖像も踏まえつつ、若者たちの日常、愛情、嫉妬、葛藤などさまざまな感情が交錯していくさまをみずみずしく描いた橋口亮輔による長編第二作。[投票(1)]
★4気狂いピエロ(1965/仏)フェルディナン(ジャン・ポール・ベルモンド)は妻子ある身だが、テレビの仕事を辞め、怠惰な日々をすごしていた。とある日に開かれたパーティーをきっかけに、彼はかつての恋人のマリアンヌ(アンナ・カリーナ)と再会し、何かに吸いこまれるかのように日常を捨てマリアンヌと一夜を過ごす、彼女の裏の顔を知らぬままに。翌朝、ベッドには死体が一つ転がっていた…。パーティ会場で登場するサミュエル・フラーによるセリフ、「映画は戦場だ」、この言葉が示唆するごとく、二人による逃避行と言葉の応酬とが全編にわたって反復されていく。[投票]
★4十二人の怒れる男(1957/米)以下の解説に挙げるものは、あらすじではありません。(TMさんの簡潔かつ印象的なあらすじで「十二分に」尽きているかと思います。)以下は十二人の「怒れる男」の簡潔な人物紹介で、一度本作をご覧になった方を想定して書いています。未見の方は、十二人の個性を発見しながら観ていくのも楽しみの一つだと思いますのでご覧にならないほうがよいかと思います。必要最小限の情報を除いて、なるべく主観的な判断を挟まないように書いています。(とはいえ、決めつけと偏見が介在してしまうのは避けられませんが…)事実関係の誤認がありましたら、お知らせいただけると幸いです。 [more][投票(18)]
★5三月のライオン(1991/日)兄妹がいた。ある日、兄(趙方豪)が記憶を失った。以前から兄への想いを胸に秘めていた妹(由良宜子)は、大きなアイスボックスを抱えて兄の前に現れ、兄の恋人であると偽る。アイスと名乗った妹は売春で稼いだ金をもとに、廃墟のアパートを借り受け、兄との共同生活を始める。記憶をなくした兄は、それとは知らず妹の愛を次第に受け容れていく。三月は、氷の季節と花の季節にはさまれた嵐の季節、獅子の目覚めるとき。[投票(4)]
★5桜桃の味(1997/イラン)その男バディ(ホマユン・エルシャディ)はある一つの決意を胸に秘め、一人車を走らせていた。その目的は、自分のある決意を実行に移すために、手助けをしてくれる人を探すことであった。だが、その手助けの内容のため、なかなか彼の申し出に手を差し出す人は現れない。それでもバディは荒野のジグザグ道に車を走らせていく…。1997年『うなぎ』とともに、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品。 [投票(1)]