コメンテータ
ランキング
HELP

ALPACAさんのあらすじ: 投票数順

★5食神(1996/香港)周は「食神」の名を授かる天才料理人アル。。が、実はあの手この手で創った虚像だったアルねエ。そんな周のところへ、弟子入りを志願してきたトンや悪うい社長によって罠にはめらたネ。それは、仕方ないことアルよ。しかし、周は屋台の女、カレンと出会うネ。そこで、彼女を助けるうちに、真の料理人として目覚めるヨウ。おそいヨ。そして苦しい修行の旅に出た周は、宿命のトンとの対決することになるネ。まっ「香港お笑い系どっちの料理ショウアクション映画」みたいな。アルよ。[投票(6)]
★3インデペンデンス・デイ(1996/米)ハンサムなワスプアメリカ大統領ビル・プルマンが、地球の危機宇宙人と闘うことに。何故か黒人お笑いパイロットと濃いいユダヤ人エンジニアに地球の将来を預け、コンピュータウイルスと核というアメリカ最大の武器を持って闘う。20世紀フォックスが巨額の無駄使いをして製作したB級お笑い映画。しかし、数々のオブジェクトを数々の暗喩として現代の文明論として捕らえられないことも無い。いや、それはもう勝手に。。[投票(6)]
★43−4X10月(1990/日)タイトルの読み方は、「3対4エックス10月」。野球で10月(ペナントレース終盤あたり)に最終回のサヨナラ勝ちのこと。 草野球チームの補欠選手雅樹小野昌彦こと柳ユーレイは、野球でもガソリンスタンドでも鈍く無表情な男だ。ガソリンスタンドでヤクザに喧嘩を売られ、それが組がガソリンスタンドを強請ることとなる。野球チームの監督で、スナックのマスター隆志井口薫仁ことガダルカナル・タカは、元組長の兄弟分だったが、逆に重傷を負う。そこから、拳銃→沖縄→やられる→雅樹ひとりで復讐。という物語はあるものの。全編を覆う静かな笑いと暴力。そしてなにより奇妙な間と構成で出来ている。[投票(5)]
★5パリ、テキサス(1984/独=仏)4年間行方不明だった男がテキサスのパリを向っている砂漠で発見される。彼を迎えにきた弟は、廃人の様になっている兄をロサンゼルスに連れて帰る。男はそこで別れていた息子と再会し、自身の記憶を取り戻し、息子との距離を埋めようと努力し始める。そして、父と息子は、消息を絶っていた母親の行方を探す旅に出るのだった。言葉を失った男が、再び自分の言葉を取り戻すまでの、心の旅をつづったロードムービー。ヴェンダースが、アメリカの砂漠を描くには絶妙なS・シェパードのホンとライ・クーダの音楽を得て、風景で物語を描き、男の探し求めたものの先にあるものを描ききった。 [投票(5)]
★5ピンポン(2002/日)「卓球でこの星の一等賞になるかんね」というザンギリ頭のペコ。「卓球は人生のひまつぶしでしょ」と呟く笑わないスマイル。スマイルにとって、ペコは子供の頃からのヒーロ。そして、ヒーローは、ピンチのときに、いつだって、駆けつけてくれる。YOU CAN FLY ! I CAN FLY! ぼくのヒーロー。ヒーロー見参。自分のヒーローがどこにいたのか、思い出せ。っつう、登場人物みんながなくし物を探していて、それを見つけることができた見事にハッピーな青春映画。[投票(4)]
★1サテリコン(1970/伊)詩人ペトロニウスが書いた西洋最古の小説「サテュリコン」を基にした作られた『甘い生活』につづくローマ三部作の二本目。未だ神話の神々が生き、暴君ネロが君臨するローマの享楽的に生きる人々を描く/金髪青年エンコルピオは、親友アシルトに美少年ジトーネを連れて行かれてしまう。ジトーネを戻すために訪れたローマの酒池肉林。鞭打ち。少年狩り。勇者と決闘。美女を賭ける。性的不能。妖術僧。無常な死/という通した全体の物語はあるのだが捉え難い。断片的な幾つもの細かなエピソード自体を堪能できればいいかのような構成。そして、これがフェリーニ映画であるという宣言映画。[投票(4)]
★5ラルジャン(1983/スイス=仏)原題「ラルジャン」とは「金銭」の意味。 ある少年が使った偽札が、めぐりめぐって、主人公イヴォンに罪を着させられ、投獄される。服役生活の中で、子供の死と妻からの離縁を知らされる。平凡な妻子ある生活から偶然の悪意に翻弄されたイヴォンは牢から出たあと、衝動的な殺人を重ねていくことになり。。 原作はトルストイの「にせ利札」ではあるのだが、映画はその骨格を利用しながら、随所で物語を崩壊させブレッソンの「ラルジャン」として再構築している。 [more][投票(4)]
★4パンチライン(1988/米)医学部を放校になったスティーブントム・ハンクスは、街のスタンダップ・コミック・バーでの人気者。一方、ライラサリー・フィールドは、子供がいる主婦で同じようにスタンダップ・コミック・バーに立つのだが、客の受けが悪い。そんな二人が出会い、惹かれあう。またスティーブンの教えで客に受けるようになるライラ。そして、TV局主催のコンテストに二人で出場することになるが。。はたしてその結果は!そして、二人の間はどうなる! この映画では男女として惹かれあう二人なのに、『フォレスト・ガンプ』では母子となってしまう二人ってのも、可笑しい。と当人達も思ってくれているでしょう。 [more][投票(4)]
★5桂子ですけど(1995/日)この映画は一時間一分一秒で終わる。 あと一週間で22歳の誕生日を迎えるわたし、東京で一人暮らしをしている鈴木桂子。職業、ウェイトレス。彼女が、その大切な日々を一日、一時間、一分一秒を記録する。大切に記録していく。彼女の映画であると同時に、園子温が彼女へ捧げた「女の子映画」。日記映画の金字塔。[投票(3)]
★5天使の涙(1995/香港)殺し屋と、その仕事のエージェントをする女は、155週間会わないまま仕事を続けていた。女は会ったことがない殺し屋を想い続ける。期限切れのパイン缶を食べたせいで話ができなくなった青年は、深夜の店に無断で入っては物を売りつける。青年は失恋したばかりの女と知り合い初めての恋をする。殺し屋はかつて会ったのだが、記憶に残っていない金髪の女に出会う。。五人のそれぞれの想いは、香港の雑踏で微妙な捻りをしたまま、物語は進む。そして、155週間たったところで、殺し屋とエージェントが出会い、言葉を交わした。。五人の天使達は、「永遠」を、あるいは「一瞬」を捉えることができたのだろうか。『恋する惑星』第三話?[投票(3)]
★5ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間(1992/米)テレビシリーズ「ツイン・ピークス」劇場公開版として、ローラが殺されるまでの七日間を描く。しかしそれは、TVのように物語を描くことではないため、日本では大いに騒がれたと同時に何も解決されていないという大いなる不評をかったリンチ快心の一作。か?悪の世界に魅入られた娘のローラと同じく悪の領域に入り込んで苦しむ父親の愛憎劇でもあり、死をもって悪と闘う物語とも、救済映画とも。って、わたしのあらすじだとこんなになってしまいますよ! [more][投票(3)]
★5続 夕陽のガンマン 地獄の決斗(1966/伊)原題は「いい奴、悪い奴、醜い奴」なのだけど。いい奴って、誰だったのか。いや、三人ともいい奴ともいえるが。賞金稼ぎのジョーイーストウッドが、20万ドルを盗んで死んだ男に関わる。そして彼をとりまく軍隊、賞金稼ぎ、賞金首の男。男たちの欲望が、友情と裏切りの狭間で死闘を繰り広げ。果たして20万ドルは本当にあるのか?という西部劇の王道のような話に。セルジオ・レオーネ、エンニオ・モリコーネにイーストウッドという黄金の三人が組んだ最後の作品が、こんなに癖のある映画になってしまうとは![投票(3)]
★5タンク・ガール(1995/米)イギリスのファッション雑誌に掲載されていた人気オシャレ漫画の映画化。あ、ほとんど実写にアニメがちょびっとね。時は2033年。地球は彗星の衝突により水がなくなり、滅亡状態。世界は「水・電力公社」みたいなところがギュウジッテいる。そこに美女でパンクな酒豪女レベッカロリ・ペティが「タンクガール」として、世界を救うため。。ではないのかもしれないが、何かのために闘う。そのとにかく闘う仲間は、ジェットガールナオミ・ワッツとカンガルーですよ。戦車とジェット機とカンガルーとパンクファッションと、下のような音楽のどれかひとつでもお気に入りでしたら。見るしかないでしょう! [more][投票(2)]
★3フェリーニのローマ(1972/伊)ローマ三部作と言われる最後の一本/少年時代学校で学ぶローマ「演劇」「遺跡のスライド写真」「映画」/少年から青年のローマ。上京した彼にとって新鮮な都会のローマ。そしてローマで暮らす/30年後、映画監督となっているローマ。何もかもセットで撮ってしまう彼/戦時中のローマ。見世物小屋、空襲、防空壕/現代の地下鉄工事現場。遺跡を発掘するが、中にはフレスコ画。しかし、外気に触れたとたん、フレスコ画はたちまち消えてしまった/昔は娼館で愛を買ったという話/教会ファッション・ショー/再び映画監督としてローマの撮影/暴走族がローマの遺跡を走り回る■ フェリーのローマに対する心象風景であり、なによりも、ローマへの愛の映画。[投票(2)]
★4クリスチーネ・F(1981/独) クリスチーネ・ヴェラ・Fの手記「私たち、動物園駅の子供たち」の映画化。ベルリンに住むクリスチーナの母は愛人に夢中。妹は離婚した父親のところへ。そしてクリスチーネは、ボウイと、クラブ「サウンド」に入りびたる女の子。そう。彼女は13歳にして、売春婦で、麻薬中毒者だった。映画は物語的な手記よりも、意図的にドキュメント風として撮られ、ドラマを排したベルリンの子供たちを映しつづける。ボウィーの「ヒーローズ」が流れるところで、深夜の街を走り抜ける彼女達。そしてエンド・タイトルという流れは、この音楽がまさしくこの映画のためにあるようにはまる。この映画は、死んでしまった動物園駅の子供たちに捧げられている。[投票(2)]
★5ホテル・ニューハンプシャー(1984/米)アーヴィングの『ガープの世界』の中に描かれていた小説が独立して一遍の長編小説となった『ホテル・ニューハンプシャー』の映画化。 ホテル経営が夢の父と母。ゲイの長男。レイプされそうになった長女。姉に恋をしている次男。小人症の次女。難聴の三男。心臓病の祖父。犬。。という家族であるペリー一家。それに、熊、熊使い、熊のぬいぐるみを着た女、売春婦、テロリストのポルノ作家、ミス流産、らが静かな可笑しさと悲劇を幾つも繰り返して紡がれる物語。それら何もかもが、奇妙で素敵なお伽噺として包まれている映画。 [more][投票(2)]
★5ショート・カッツ(1993/米)R・カーヴァーの9の短編小説と一つの詩から、22人(だいたいね)の群像劇として、アルトマン風味で大胆にコラージュをした、カーヴァー原作というより、カーヴァー原案のもはやオリジナル映画。 舞台はカーヴァの南部、東部世界からアルトマンハリウッド的ロサンゼルスへ移し、原作には無い映画的な演じる者、見せる者らを作りだした。そして、単に短編を合わせたのではなく、複雑にそれらの人々と物語が絡み合う。まさに現代のアメリカ郊外に住まう人々の群像劇。冒頭で、害虫駆除のために農薬を散布するヘリがロスを飛び回る。このヘリの旋回で示すものは [more][投票(2)]
★5セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974/仏)公園のベンチで魔術の本を読む図書館員のジュリー。そしてその目の前を通り過ぎていくセリーヌ。サングラスとマフラーを落としたセリーヌとそれを渡そうとするジュリーは、追いかけっこをするようにつかまらない。―セリーヌは寄席小屋に出演している職業的女魔術師であった。という二人の共同生活から始まる映画は魔法のキャンディを口にすることで、二人が作った世界への扉を開ける。 [more][投票(2)]
★5地獄の黙示録(1979/米)<Kinop>さんのオリジナル版あらすじに補完する<特別完全版のあらすじ> 追加された主なシーンは、フランス殖民のエピソード、プレイメイトとのエピソード、カーツ大佐の場面、川くだりのボートの場面。語られる戦争。死とエロスによる戦争の意味。王国。川下りの意味。時代がこの映画を戦争映画として再登場させたのか。まったく違う映画のような印象を与えるこの特別完全版においても、はたして、これらの追加場面、編集直した物語は必要だったのだろうか!と考えながら観させられること必至。まずはトイレに行きましょうね。[投票(2)]
★5ロスト・ハイウェイ(1997/米)人気ジャズ・ミュージシャンのフレッドは、妻レネエの浮気を疑っていて、夫婦仲がぎくしゃくしていた。ある日、彼らのもとへ一本のビデオテープが届けられた。差出人は不明。それは彼らの家の外観を写したものだったが、次にきたテープには、ベッドに寝ている二人が写っていた。だれかが侵入したに違いない。だが、いつ、どうやって? そして新たなテープには、レネエの切り刻まれた死体と、血を浴びて顔を歪めたフレッドの姿が。解けない謎が、いくつも、いくつも、どこまでも、どもまでも、いつまでも、いつまでも。。やめないで。。[投票(2)]