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[あらすじ] アデルの恋の物語(1975/仏)

19世紀フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーの次女アデル(イザベル・アジャーニ)は、一家で亡命中のガーンジー島で恋仲になったピンソン中尉(ブルース・ロビンソン)を追って、彼の赴任先であるカナダのハリファクスまで単身やってくる。しかし彼の心は既にアデルから離れていた。それでも初恋の相手を諦めきれないアデルの想いは・・・ ひたむきなアデルを熱演した当時20歳のアジャーニはこの作品で一躍国際的女優になった。 1時間37分
ルッコラ

イザベル・アジャーニの生年月日は諸説あります。(1955年とか1956年とか) トルコ系アルジェリア人の父とドイツ人の母を持ちパリに生まれました。最年少でコメディ・フランセーズの一員となり、TV「女の学校」に出演していたところ、『アデルの恋の物語』のヒロインを探していたフランソワ・トリュフォー監督の目にとまりました。(なお、実際のアデルがピンソンを追ってカナダに渡るのは33歳の時だそうです) <芳賀書店「イザベル・アジャーニ 異国の妖精、情熱のヒロイン」より>

フランソワ・トリュフォーは「イザベル・アジャーニの唇はチャールズ・ロートンにそっくり」と言っています。(チャールズ・ロートンは昔のホラー映画の名優でビリー・ワイルダー監督の「『情婦』」にも出演しています。)

またフランソワ・トリュフォー監督は熱烈なヒッチコック・ファンであることは有名で、自身も映画の中に出演します。ときどき出ずっぱりですが、この映画ではヒッチコック先生に習ってチョットだけサイン代わりの出演です。

(評価:★4)

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