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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★2初恋(2006/日)安保闘争の時代。親を失い、叔母の家で冷淡な扱いを受けつつ暮らしていた少女みすず(宮崎あおい)は、いつしかジャズ喫茶「B」の常連となってゆく。そこで出会ったのは、若いエナジーを持て余しつつもそれを向ける方向を見失い、必死に探しているような若者たちだった。だが、その中に岸(小出恵介)という、みすずの感じたことのない魅力をもつ青年がいた。みすずと岸は惹かれあうが、その仲を信じた岸は他言無用といって彼女にある計画への参加を促した。それは投石や角材による戦闘よりも、はるかに強力な国家に対する反逆行為だった。〔114分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3変身(2005/日)成瀬純一(玉木宏)は病院で目覚めた。彼が思い出せることは、画材店の店員・恵(蒼井優)に惹かれ、告白したこと。静かな湖畔で彼女の肖像画を描いたこと。そしてふたりで暮らし始めようとしていたこと…その自分がなぜ、五週間も昏睡状態だったのか。純一はある事故で瀕死の状態で病院に担ぎ込まれ、奇跡的に助かったと医者は言う。頭に銃弾が食い込み、脳移植手術を受けたのだと。純一は許可を得て恵に連絡をとり、再び彼女をその腕に抱いた。だが、恵と会っている時のときめくような感じが、失われつつあることを純一は自覚する。音楽への傾倒と、雑音を立てる者への殺意が彼を支配する。純一に脳を提供したドナーとは何者なのか。〔108分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票(1)]
★11000年女王(1982/日)1999年、東京。一介の教師に身をやつす美女・雪野弥生(潘恵子)は、自分が惑星ラーメタルから派遣された「1000年女王」である事実を隠していた。彼女を慕う少年・雨森始(戸田恵子)も知らなかったことであったが、彼の叔父である雨森教授(永井一郎)の予測によれば、ラーメタルは千年の軌道周回ののちに地球に接近し、その時地球に壊滅的打撃を与えるというのだ。その危機を回避できないかと問いかける始に、腐敗した地球から地球人を一掃し、ラーメタル人の移住を指揮する役目を帯びた弥生は眉を曇らせるのだった。そして、地球壊滅の予兆のように地上に怪隕石が落下しはじめた。〔121分/カラー/ワイド〕[投票]
★2佐賀のがばいばあちゃん(2006/日)昭和32年。明広少年(池田壮磨)は、広島の呑み屋を営む母(工藤夕貴)のもとで兄とともに暮らしていた。ある日そこを訪れた伯母(浅田美代子)は、母と明広だけに駅まで送ってくれと頼む。伯母が乗り込んだ列車の中に、母は明広を突き飛ばした。貧乏続きの家で育てられなくなった彼は、佐賀の実家に引き取られることになったのだ。そして明広を受け入れたのは、今までの家よりさらに古ぼけた家に住む祖母(吉行和子)だった。だが彼女は、なかなか一筋縄ではいかぬ「がばい」(凄い)婆ちゃんだった…。B&Bの島田洋七の少年期を支えた、あるしたたかでポジティブな老婆の物語。〔104分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2イツカ波ノ彼方ニ(2005/日)沖縄。そこには昔、竜宮に憧れたふたりの少年がいた。大人になったそのひとり、勝男(大森南朋)は、浜辺に打ち上げられた少女、イチゴ(加藤ローサ)を助け、陸に連れ帰る。そんな折、いまひとりの少年だった勝男の弟分、アキ(平岡祐太)が本土から沖縄に帰ってくる。だが、豚を育てながら堅実に生きる勝男は、退廃に染まりきったアキとは既に住む世界が違っていた。アキが久々に家に帰ると、部屋はこの上なく滅茶苦茶に乱れ、イチゴがそこに居座っていた。彼女はなれなれしくアキを呼びつけ、ドライブの相手をさせる。だが、その彼を本土から追ってきたやくざ二人組がいた。〔88分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3ひばり姫初夢道中(1952/日)青空城のひばり姫(美空ひばり)がお伊勢参りから帰ると、城の内外は黒鷹城に通じた悪家老・大膳(小林重四郎)の部下たちに覆い尽くされ、アリの這い入る隙間もなくなっていた。大膳は病身の大殿(永田光男)を天守閣に閉じ込め、頭の足りない長男・大之亮(青山宏)を担ぎ上げて国を我が物にしようとしていたのだ。側近の甲田(高田浩吉)、乙川(森川信)に進言されて男装し、ちょうど城で芸を披露していた旅芸人一座に紛れて忍び込んだ姫は、父に大膳の企みを語るが、信じられぬと姫を城より追放してしまった。涙で一座に入れてくれと頼んだ姫は、「つばめ太夫」の名で若さに似ぬ多芸を披露し、忽ち人気者になるのだった。〔92分/モノクロ〕[投票]
★2哀愁の夜(1966/日)美沙緒(和泉雅子)は夜の街をクルマで飛ばしていた。それを注意した探偵の木塚(舟木一夫)との出逢いが、そのまま恋の始まりだった。そんな彼らに因縁をつけ、金を巻き上げようとしたヤクザを木塚は騙して消えようとし、袋叩きにされそうなところを、兄貴分の吉田(藤竜也)に助けられる。彼はヤクザながら木塚の不変の親友なのだ。だが、翌日の新聞には吉田が新聞社のトップ屋を刺殺したとの文字が躍った。ウラを握る大物・宇月社長の家を訪れた木塚は、そこで社長令嬢だった美沙緒と再会する。どんな事情があったにせよ、吉田が殺人など起こす筈がない。確信し動く木塚に、美沙緒は惜しみなく協力するのだった。〔85分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★5嫌われ松子の一生(2006/日)戦後から平成までを、時代の奔流に抗い駆け抜けていった女・川尻松子(中谷美紀)。幼い頃、彼女の愛情の対象は父(柄本明)だったが、彼は松子に構わず病弱な妹・久美(市川実日子)を溺愛した。長じて教師となった松子の愛は佐伯(谷原章介)に向けられるが、万引きをした教え子の罪を自らかぶり、教職を追われる。その後作家志望の八女川(宮藤官九郎)の情婦となった松子ではあったが、八女川は自殺、そのライバルで松子を求めた岡野(劇団ひとり)も、彼女を奪ったのは八女川への嫉妬のためだったと彼女をはねつけるのだった。そして八女川に行けとかつて言われたトルコ(ソープランド)の扉を彼女は叩く…。〔130分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★2NERO ザ・ダーク・エンペラー(2004/伊=スペイン=英)ローマ帝国。カリギュラ帝(ジョン・シム)に、皇帝暗殺未遂犯の母子として流刑にされたアグリッピナ(ラウラ・モランテ)とネロは、奴隷たちの生活のなかに身をおいた。そしてネロ(ハンス・マシソン)が逞しく成長し、奴隷の娘アクテ(リケ・シュミット)と仲睦まじく暮している頃、新帝クラウディウス(マッシモ・ダッポルト)が立ち、アグリッピナは彼の妻に迎えられ、ネロも名誉を取り戻すに到る。皇后となった母は、ネロに次期皇帝としての教養をつけさせるため、セネカ(マティアス・ハービッヒ)を家庭教師に迎える。そして息子がなおも執着するアクテを、皇帝の配偶者には不足と引き離そうとするのだが…。〔112分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★5間宮兄弟(2006/日)兄・間宮昭信(佐々木蔵之介)はビール会社の研究員。弟・間宮徹信(塚地武雅)は小学校の校務員。ふたりは気の合った兄弟であり、大人の淫靡な遊戯よりは子供じみたゲームやトリビアに没頭してしまう、オタクジェネレーションの仲間でもあった。しかし彼らとて生身の青年、素敵な恋人を作りたいという気持ちに変わりはなかった。ある日彼らは、小学校の教師・葛原先生(常盤貴子)、常連になっているレンタルビデオ店員の女の子・直美(沢尻エリカ)を招いて、自炊で鍛えた腕を活かしたカレーパーティを開く。結果、親密度を深めたふたりと兄弟であったが、友達以上に発展しないのが兄弟の歯がゆさでもあった。〔119分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3カクレンボ(2005/日)「夜、かくれんぼをすると鬼に連れてゆかれる」…特に、おトコヨさまのお遊戯にはキツネの面をかぶった子供たちが七人集まり、子供たちは次々に消えてゆくのだという。摩天楼の最下部の夜、ヒコラ(竹内順子)たちは妹を捜すために、他方ノシガ(内藤玲)たちは鬼の正体を見極めるためにこのゲームに加わった。そして、彼らの影を追うように都市の片隅から、次々と「鬼」が甦りはじめる…。〔24分/カラー/ヴィスタサイズ〕[投票]
★3びっくり五十三次(1954/日)東海道の旅がらす・お釈迦の金太郎(高田浩吉)は、雲助にからまれている女二人連れを助ける。だが、そのふたりはいわく付きのスリ婆あ・お百(飯田蝶子)と孫娘のちゃっかりお夏(美空ひばり)であり、駕籠屋は巾着切りの被害者だった。金太郎は仕方なく博打で大金を稼ぎ、駕籠屋に返してやるのだった。お夏の家は大井川沿いの旅篭であり、金太郎は雨に降られてそこに厄介になった。そこには先に博打で大負けした森の石松(三井弘次)がおり、金太郎と言い争いの末に友人となる。そして金太郎はお夏の姉・お万(勝浦千浪)と出会い、一目惚れするが顔には出さず、それでもお万に言い寄る軟弱男に啖呵を切って追い返すのだった。〔96分/モノクロ〕[投票]
★2鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951/日)幕末の京都。角兵衛獅子の杉作(美空ひばり)は今日も雑踏の中芸を披露していた。そこへ現われた新撰組は、彼らを見限った隊士・小河原(原健作)に斬りつけるが、謎の黒覆面の男に彼を攫われる。だが、小河原は男の腕の中でこときれた。それを見ていた小河原の情婦・お喜代(山田五十鈴)は、謎の男に復讐を誓う。一方、金をなくして親方(加藤嘉)のもとへ帰れない杉作を見た謎の男は、彼に金を恵んでやる。親方は杉作の持ち帰った金の高額さに泥棒でもしたかと怒るが、杉作の言う黒覆面の男の正体に気づきほくそ笑む。彼こそは倒幕の志士たちに通じ、新撰組が宿敵と付け狙う鞍馬天狗(嵐寛寿郎)だったからだ。〔91分/モノクロ〕[投票]
★3RENT レント(2005/米)1980年代、NY・イーストヴィレッジのおんぼろビル。ここには家賃(レント)も払えないが夢を抱いた若者たちがたむろしていた。音楽家ロジャー(パスカル)と彼に思いを寄せるダンサーのミミ(ドーソン)、ロジャーのルームメイトで映像作家のマーク(ラップ)、彼らの親友コリンズ(マーティン)とドラァグ・クィーンの恋人エンジェル(ヘレディア)、女性同士のカップル・ジョアンヌ(トムズ)とモーリーン(メンゼル)、そして大家のベニー(ディグス)。彼らの中にはエイズで余命いくばくもない者たちもいたが、その青春の輝きが燃え尽きるまでに懸命に夢を追う姿勢に変わりはなかった。〔135分/カラー/スコープサイズ〕 [more][投票]
★2鉄火場の風(1960/日)網走刑務所から、双葉組の元代貸・畑中(石原裕次郎)が出所してきた。かつての愛人・奈美(北原三枝)と再会した彼は、高木・呉羽組組長(芦田伸介)になびいた奈美を責める。そして先代からまんまと組長の地位を頂戴した高木をはじめ、彼の不在中に甘い汁を吸った連中を片っ端から罵倒した。高木は呉羽組組長の殺害の濡れ衣を畑中に着せ、さらに弱体化した双葉組をも吸収しようとしていたのだ。そんな畑中を付け狙う呉羽組の健(赤木圭一郎)の、組長の仇という誤解をはらそうとした畑中であったが、そうしている間にも暴力団理事会での彼の破門は決定していた。〔日活/89分/カラー/スコープ〕[投票]
★4ヨコハマメリー(2005/日)「あなた知ってる?横浜メリー」…かつて横浜に、厚い白塗りの化粧と白いドレス姿で街角にたたずむ老娼婦があった。誰が呼んだか、彼女の名は「ハマのメリーさん」。皇后陛下、お化けなどさまざまな異名をとった彼女は、しかし美をことのほか尊ぶ貴婦人でもあった。突然横浜から消えた彼女を追い、以前彼女と会ってことばを交わした数多の人々のインタビューを交えながら、カメラは横浜に生きる彼女の伝説をたどり、その生きた時代を浮き彫りにしてゆく。監督はこれがデビュー作となる31歳の中村高寛。〔92分/カラー/スタンダード〕 [more][投票(2)]
★4花と喧嘩(1969/日)天保水滸伝』に名高い坂東太郎利根川。大学ボート部の春子(美空ひばり)と吾郎(橋幸夫)は人も羨むカップルだった。6年後、車のセールスマンになった吾郎の所へ、彼を飯岡助五郎親分の子孫と見込んだ稲妻の藤二(財津一郎)が迎えに来た。しかし吾郎は一介のサラリーマン。気は短いが腕がついていかない。そんな彼が帰途、春子に生き写しの娘を呼び止めるが、彼女は桃太郎(ひばり二役)というれっきとした芸者だった。だが吾郎を気に入った桃太郎は、リベート付きで高級車の買い手を捜してやると言う。吾郎は彼女に惹かれるが、藤二も、彼の父・喜助(榎本健一)もこの関係まかりならぬと止めるのだった。果たしてその理由は?〔94分/カラー/ワイド〕[投票]
★5小さき勇者たち 〜GAMERA〜(2006/日)かつてギャオスたちによって餌食とされかけたガメラは、最後の力を振り絞って自爆、彼らを葬り去った。孝介少年はその一部始終を見ていた…。そして数十年後。妻とともに食堂を切り盛りした孝介(津田寛治)は、一子・透(富岡涼)を小学生まで育て上げる。突然の母の事故死から立ち直った透は、港に程近い小島で赤く光る石の台座に置かれた卵を見つけた。思わず持ち上げた卵の中から、小さな亀がその姿を現わす。亀を「トト」と名づけ、秘密裏に飼い続けた透だったが、火を吐き空を飛ぶその姿はただの亀のものではなかった。それが人間の飼育できる大きさを超えたとき、呼び寄せられるように怪獣ジーダスが出現した。〔96分/カラー/スコープサイズ〕[投票]
★3骨まで愛して(1966/日)横浜。青木組長(金子信雄)のもと闇の世界に生きる加納(渡哲也)は、ひそかにあや子(浅丘ルリ子)に香港に逃げようと誘われていた。彼らは幼い頃青木に拾われて成り上がり、逆らうことは許されないのだ。そんな加納に、ダイスの政(宍戸錠)なる男がサシの勝負を挑んでくる。そのゲームの終結を待たずに、敵の刺客に腕を撃ちぬかれた加納はあや子のもとに辿り着けず、当のあや子は加納が死んだと聞かされて傷心のまま海を渡った。一方、加納の傷を手当てした医者は彼を牧場に引き取らせ、牧場の娘・千代(松原智恵子)は加納の凍てついた心を優しく解き放ってやるのだった。だが、千代の兄はやくざに多大な借金を作っていた。〔91分/カラー/ワイド〕[投票]
★3悲しき小鳩(1952/日)農林技師をしているという父(徳大寺伸)の数ヶ月に一度の訪問を待ちわびるまり子(美空ひばり)は、ミッションスクールの女学生である。だが父が隠している本当の仕事は、サーカスの道化師だった。そんな父を尋ねて、サーカスをある日訪れた母(三宅邦子)は、まり子に逢わせてくれと彼に懇願するのだが、幼いまり子を置いてサーカスから逃げ出し、今は旅館の女将に落ち着いている母を、父は厳しくはねつけるのだった。一方まり子は、校則のアミをかいくぐって友人たちとサーカスに出かけ、立ち寄った楽屋で父の本当の姿を見てしまう。激しいショックを受ける彼女だったが、父親と一緒に暮らしたいまり子は、学校を抜け出してくるのだった。〔91分/モノクロ/ヴィスタ〕[投票]