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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★2八月のかりゆし(2003/日)沖縄。バスから母の遺骨を下げた少年、柳口テル(松田龍平)が降り立つ。そこへ迎えに来た従姉妹の少女マレニ(末永遥)は、彼を待っていた家族にひき会わせた。とりあえず、テルは伯母の経営するペンションに腰を落ち着けることになった。早速テルと仲良くなったマレニは、自作の三線を彼にプレゼントする。夏休みのこともありテルはマレニと外出するが、彼女は不思議な霊に憑かれ、森へといざなわれる。引きずられっぱなしのテルだったが、彼にも血と燃え上がる炎のヴィジョンが見え始め、煩悶する。呪女(ノロ)の血をひくマレニは彼を守ろうとするのだが、彼らをDVカメラ片手にアキ(Tama)という女が追うのだった。〔GAGA/92分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2喜劇 社長さん(1972/日)秋田県の片田舎から、良夫(斉藤良三)は「社長さん」こと伴太(ハナ肇)に見込まれ、自分の工場で働くように言われて東京に出てきた。だが、伴の経営する「ドリームトーイ」は倒産した後だった。呆然としながら良夫が伴を訪ねると、彼は金を無心し、酒をかっくらって寝てしまった。伴が勝手に会社顧問にした小説家の令嬢・順子(倍賞千恵子)、病床にある伴の娘・香世(榊原るみ)などに優しい言葉を貰いながら、良夫は帰郷を決意するが、なんと父親が社長を頼って田舎から上京するというのだった。帰れない良夫をよそに、伴は弟たち(谷村昌彦佐藤蛾次郎)と会社再建の秘策を練る。〔松竹大船/87分/カラー/ワイド〕[投票]
★3紀雄の部屋(2003/日)紀雄(高岡蒼佑)はプロレスラーに憧れる青年。恋人の綾子(つぐみ)とは、彼女がプロレスのチアガールをしていた所で知り合った。その綾子に、紀雄はいつも苛立ちを感じていた。スパゲティの食べ方、履き替えない靴下、アニメの物真似、どれもが癇にさわる。紀雄の注意に腹を立てての涙すら、信じられないものなのだ。でも、出ていった筈の綾子は、帰ってみると夕食を平らげ、古いアニメのLDを買ってきて観ている。時々コロシたくなるのだが、でもやっぱり好きなのだ。〔57分/カラー/ビデオ〕[投票(1)]
★2ZIPANG ジパング(1990/日)戦国の世も終わり、世は徳川のもと泰平になった頃。家康(東千代之介)は配下の服部半蔵(ユキオ・ヤマト)に命じ、黄金の国ジパングの鍵となるという「七支刀」を探させていた。だがそこに、天下の大盗賊・地獄極楽丸(高嶋政伸)が現われ、古墳から七支刀をまんまと奪って逃走した。彼の首を狙う賞金稼ぎ・鉄砲お百合(安田成美)も後を追う。そして、古墳の中に眠っていた半身に刺青を刻まれた謎の男も、千年の眠りより醒め、七支刀の行方を追うのだった。林海象の手になる荒唐無稽な冒険活劇映画であり、上映時は主人公・地獄極楽丸の「五十人斬り」が話題となった。〔118分/カラー〕[投票]
★2ベルサイユのばら(1979/日=仏)フランス革命から遡ること数十年、代々軍人を輩出してきたジャルジェ家は男児に恵まれなかった。そして新たに生まれた女児。ジャルジェ将軍はその子供を男子として育てる決心をする。オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ(カトリオーナ・マッコール)の誕生である。彼女は召使の息子アンドレ(バリー・ストークス)を友として健やかに育ち、若くしてオーストリアよりルイ16世のもとに嫁いできたマリー・アントワネット(クリスティーヌ・ベーム)の親衛隊長として彼女に仕えるのだった。だが、時代は動く。貧富の差は民衆を暴動に駆り立て、飽食の生活をおくるフランス王家は人々の憎悪の的となってゆくのだった。〔124分/カラー〕[投票(1)]
★1伊賀野カバ丸(1983/日)大食・野蛮・不潔の三拍子揃った(?)少年忍者カバ丸(黒崎輝)が名門・金玉学院の理事長、大久保蘭(朝岡雪路)の家に引き取られることになった。最近亡くなったカバ丸の祖父・才蔵(千葉真一)を愛していた蘭は快く引き受けるが、その娘・麻衣(武田久美子)は今にも発狂しそうな思いに囚われるのであった。学院に入学早々、カバ丸は生徒会長・目白沈寝(真田広之)に呼び出される。それは、ぜひライバル校・王玉学園との剣道大会に出場し、勝利をおさめてくれという依頼だった。カバ丸は、大好物の焼きそばを腹いっぱい食べさせてくれることと引き換えに、その話を喜んで引き受ける。〔東映京都/95分/カラー/ワイド〕[投票]
★2お嬢さん社長(1953/日)日本一乳菓の小原社長(市川小太夫)の血圧は日毎高まって、いつ死んでもおかしくない状態だった。社長の孫まどか(美空ひばり)は、その頃家庭教師の目を盗んで女優と遊び、秋山舞台監督(佐田啓二)の説教を喰らっていた。まどかの母は舞台女優であり、父に逆らって太鼓持ちの息子と結婚し、その愛の結晶がまどかだったため、彼女は芸能に並々ならぬ憧れと情熱を抱いていたのだ。浅草の祭りでまどかが披露したのどに秋山は感心するが、小原が突然危ない病状に陥り、まどかは無理矢理社長にさせられるのだった。新社長まどかは会社に新風を吹き込むべく、早速新社則を定める…。〔松竹大船/93分/モノクロ〕[投票]
★3海軍兵学校物語 あゝ江田島(1959/日)昭和十七年、江田島の兵学校にまた新たな三号生たちが集った。彼らは自己紹介の時から、「江田島精神を叩き込む」と称して一、二号生の手荒な歓迎を受けた。とくに目立って反抗的な態度をとる村瀬(野口啓二)は幾度となく張り倒された。食事、武道、走行、新入生たちに怒号が降り注ぐ中で、村瀬は唯一の親友となった石川(小林勝彦)と山に登る。そこで彼らは、教官の妹・由美子(仁木多鶴子)、そして一号生の小暮(本郷功次郎)と出会う。石川は由美子に恋心を抱き、村瀬は小暮の前で兵学校の体制を批判、制裁を受ける。だが、小暮の過去を知った村瀬は、だんだんに小暮という男に惹かれてゆくのだった。〔大映東京/105分/カラー/シネスコ〕[投票]
★3座頭市の歌が聞える(1966/日)浪人・黒部(天知茂)は、金を貰ってある男を斬る。彼とすれ違う市(勝新太郎)は、金を出した男たちを行き掛かりから斬り、男が為吉という名だと知る。市が落ち着いた宿場の茶屋の婆さんと孫の太一は為吉の家族であったが、この宿場で板鼻の権造(佐藤慶)というやくざの親分が悪行の限りを尽くしていると言う。特にその腕を太一に憧れられた市は、旅の琵琶法師(浜村純)から子供を駄目にさせるなと諌められる。一方、市に体を揉ませながら話をしたお蝶(小川真由美)という女郎は、権造がいる限り自由にはなれないと語る。そして、権造は手下を連れてやって来た…。第13作。〔大映京都/83分/カラー/ワイド〕[投票]
★3エノケンのざんぎり金太(1940/日)文明開化の世、東京。仮面舞踏会で令嬢のネックレスを奪ったのは、伝説のスリ、今はざんぎり頭の色男となったちゃっきり金太(榎本健一)。元岡っ引き、今は私立探偵の倉吉(中村是好)がこれを追う。金太は二階を貸してもらっているおゆきちゃんにネックレスを贈ろうとするが、盗品と見抜かれ叱られる。彼女の命令で、どうにかしてネックレスを処分しようとする金太だが、何度捨てても金太の手の中に戻ってきてしまう。そしてそのネックレスには、ある代議士候補の娘にまつわる秘密が秘められていたのだった。「エノケンのちゃっきり金太」の続編。〔東宝/76分/モノクロ〕[投票]
★3サヨンの鐘(1943/日)戦時中の台湾。高砂族と呼ばれる人々も、今は皇民化政策の先頭に立ち、日々戦っていた。そんな状況下で少女サヨン(李香蘭)は美しく活発に育っていた。少年団長のように子供たちを率い、豚や山羊、アヒルを世話し、帰ってきた兵士をむかえるのも彼女の大切な役目であった。恋人のサブロー(島崎溌)をも喜んで彼女は迎えるが、愛を語るいとまもないことはふたりともがよく知っていることだった。そんなある日、大雨の中を恩人の武田先生(近衛敏明)が出征する日がやってくる。〔松竹/75分/モノクロ〕[投票(1)]
★3曼陀羅(1971/日)海沿いのホテル。信一(清水紘治)、裕(田村亮)、由紀子(森秋子)、康子(桜井浩子)は、相手を交換してのセックスを続ける。その行為を嫌悪した康子・裕に対し、信一はストイックさを拒絶し、死んだような相手を抱くことに意味を感じると語る。ホテルの監視カメラでそれを見、聞いていた真木(岸田森)は、海岸で男たちに信一を殴らせ、由紀子を犯させる。信一と由紀子は真木を追い、彼が死者と生者の交わる悦楽を教える宗教の後継者であることを聞く。それはおのれの意志で「時間」を否定し、農業と祝祭、そしてエロスのみに生きるユートピアの実現を目指す教えであった。〔ATG/136分/カラー/ヴィスタ〕 [投票]
★2喜劇役者たち 九八とゲイブル(1978/日)ストリップ劇場を、踊り子ラビアンローズ(園佳也子)の付き人として渡り歩いていた港金一(愛川欽也)。浅草でも鳴らしたコメディアンの彼は、舞台復帰を夢見ていた。そんな彼の前に謎の芸達者な男、苦楽芸振(タモリ)が物真似外国語を駆使しつつ出現する。劇場は、ストリッパーには高給を払うが、つなぎのお笑い芸人には薄給しか渡してくれない。それを覆す逸材誕生とふんだ金一は、芸振とコンビを組んで一旗あげようと、その名も芸利九八と改めて再売出しに乗り出すのだった。ところが芸振には語られざる秘密があった…。〔松竹/93分/カラー/ワイド〕[投票]
★3男たちのかいた絵(1996/日)鶴丸杉夫(豊川悦司)は所属する暴力団では邪険に扱われていた。止むを得ないことだ、杉夫はただのチンピラ、幹部の松夫とは違うからだ。杉夫はもともとやくざとは縁のない大人しい男。その彼が暴力団に入ったのも乱暴者の松夫のせいだった。つまり、杉夫と松夫はひとつの体に同居するふたつの人格なのだ。そんな彼を理解しつつ組においてくれる渡会(内藤剛志)のためにも、杉夫は耐えようとするのだった。そしてある日、演歌歌手・高いづみ(高橋恵子)の警護を杉夫は任される。筒井康隆の短編『ふたりでお茶を』を軸に、他の短編のエッセンスも交えて紡がれる哀感漂うやくざの物語。〔120分/カラー/ワイド〕[投票]
★4太陽のない街(1954/日)大正末期。大同印刷の工場の廻りには、工員たちのボロ長屋が広がっていた。女工の加代(桂通子)は父に労働争議に加わるなと言われるが、姉の高枝(日高澄子)は、数十人の首を切り組合を潰そうとしている会社に屈せない、と父を説得するのだった。加代に思いを寄せる宮地(原保美)も特務班に属し、会社の雇ったやくざらと戦い、無理矢理働かされる徒弟らを救う。女給のバイトを罵られるおきみ(岸旗江)も、団体上層部の密会を警察に知られぬよう見張りを続けるのだ。しかし、数ヶ月にわたり争議に相対する会社側も、仲間割れやカムフラージュの火事によって組合の団結を乱そうとしていた。〔140分/モノクロ/スタンダード〕 [more][投票]
★1シンク(1997/日)「オレンジのコートを着たジーン・セバーグ」を自称する久美(松崎ナオ)は、野原の柵に座って何処へともなくテレパシーを送っている。誰も来ないと思っていたら、伊藤(野田慶)という男が声を受け取ったといってきた。もうひとり磯野(光安稔)という男もテレパシーを聞き取り、実験に加わる。おのおの本来の自分の生活を続けながら、久美は伊藤と磯野に意識を送り続ける。そして、三人は何ということもなしに不思議な友情で結ばれてゆく。〔スモールライト/85分/カラー/スタンダード〕[投票]
★2巌流島 GANRYUJIMA(2003/日)宮本武蔵(本木雅弘)の「五輪書」に描かれなかった巌流島の物語の真相とは?…武蔵を待って佐々木小次郎(西村雅彦)は舟島に立ち続けていた。相手となる武蔵は、たしかに武芸には秀でていたがその戦法の風評は芳しくなかった。それどころか女癖の悪い乱暴者であったのだ。そんな男と小次郎が剣を交えるのは、実は細川藩の陰謀であった。そこに立会人がふたりしかいない理由があるという。そして小舟が島に到着し、武蔵と小次郎は剣を交える…筈だったのだが!?〔75分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3巨人ゴーレム(1936/仏=チェコスロバキア)狂王ルドルフ二世(アリ・ボール)は王都プラーグを芸術と豪奢の都としたものの、その実権は悪宰相ラング(ロジェ・カルル)に握られていた。ラングはユダヤ人に迫害を及ぼし、非力なユダヤ人の最後の頼みはユダヤ教会の片隅に眠る巨像ゴーレム(フェルディナント・ハルト)であった。ジャコブ僧正(シャルル・ドラ)はラングにゴーレムの秘密を吐けと迫られるが、口を割らない。怒ったラングはゴーレム周辺の者をことごとく捕え、ゴーレムを封じようとするが、囚人は封印を解く文字を巨像の額に書き、ついにゴーレムは立ち上がる。〔95分/モノクロ〕[投票]
★1宇宙皇子(1989/日)宇宙皇子(うつのみこ:古谷徹)は神と人との間に生まれた異形の子であった。彼は修験者・役小角(池田勝)の弟子として貧困にあえぐ人々を救う「鬼」と呼ばれる集団に属していた。時あたかも七世紀、奈良に都が移される頃であった。鬼たちに朝廷の軍が尖兵を差し向けて来、多くの仲間たちが倒れ去った時、鬼の本拠地・金剛山において皇子は小角に抵抗しない訳を尋ねた。小角が答えて言うには、「大宇宙の中にある数知れぬ小宇宙のなかで、病んでいる小宇宙を癒すことは他の小宇宙をも癒す契機とならねばならぬ」との事であった。〔角川=東宝/82分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★1サイボーグ009 超銀河伝説(1980/日)コズモ博士(永井一郎)は、宇宙の深奥にある超エネルギー体「ボルテックス」の存在を確信、それをコントロールできればエネルギー問題は解決すると力説する。その頃イワン(白石冬美)がUFO地球接近の予知夢を見、ギルモア博士(八奈見乗児)は00ナンバーズを召集する。UFOに乗っていたのはコマダー星の少年サバ(小原乃梨子)で、父である科学者の発見した超エネルギー理論と母星を狙い、ダガス星の帝王ゾア(大平透)が侵略の手を伸ばしてきたことを告げる。間をおかず、ダガス軍団は地球に宣戦布告した。00ナンバーズはダガスとの決戦を誓う。〔東映/130分/カラー/ワイド〕[投票]