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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★4誰も知らない(2004/日)そのアパートに引っ越して来たのは、軽いノリの母親・けい子(YOU)、そしてしっかり者の長男・明(柳楽優弥)のふたりだけの筈だった。やがてアパートに届けられた荷物から、長女・京子(北浦愛)、次男・茂(木村飛影)、次女・ゆき(清水萌々子)が顔を出す。彼らはいずれも父親の違うけい子の子供であり、子供の騒がしさを嫌がるこのアパートには届け出ていない家族たちだった。けい子は子供たちを学校にも通わせず、明に家事を任せてずっとやってきたのだ。だが彼女のいつもの浮気の虫が騒ぎ出し、明に全てを託してわずかな金を残し雲隠れしてしまった。この日から、四人兄弟の一見平穏だが過酷な日々が始まる。〔141分/カラー/ヴィスタ〕 [more][投票]
★3猿飛佐助(1955/日)天下の悪童・猿飛佐助(フランキー堺)は女たらしで村の厄介者であった。彼は親友の清海(市村俊幸)とともに鷲塚家の息女・かめ女(矢吹寿子)の夫に選ばれるが、あまりの醜女ぶりに逃げ出し、松代藩の足軽になった。そこで鷲塚家の人質になっている白菊姫(遠山幸子)に出会った佐助は、その不幸にいたく同情して彼女をかばい、かんざしをいただく。しかし姫は山賊に攫われ、佐助は奪い返そうとし銃で撃たれて生死の境をさまよった。その彼を救ったのが戸沢白雲斉(小川虎之助)であり、佐助は彼に仕えて忍術を学んだ。いつの日か白菊姫を救い出すために…。佐助はかんざしを抱き、姫の面影に誓うのであった。〔日活/97分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★1スーダラ節 わかっちゃいるけどやめられねぇ(1962/日)信一(川口浩)と春夫(川崎敬三)は、それぞれに家族の期待を一身に集めて日の丸商事に入社した。同じ部屋に下宿することになった二人のうち、信一はあくまでガメツく生きる男、春夫は何につけてもお調子者の男だった。課長(ハナ肇)はそんな彼らを含めた「七人の侍」こと新入社員たちを閻魔帳片手に睨みつける毎日なのであった。そして二人は、英語学校で社長令嬢のルリ子(浜田ゆう子)と出会う。信一と春夫は、彼女とともにアメリカに赴く随行員の地位を賭けて、火花を散らすのであったが…?〔大映東京/69分/カラー/シネスコ〕[投票]
★4父と暮せば(2004/日)広島に原爆が落ちて以来三年。美津江(宮沢りえ)は図書館に勤めながら、おのれひとりが無傷で生きていることに負い目を感じるように、ひっそりと生きてきた。そんな彼女が、図書館をたびたび訪れる大学助手・木下(浅野忠信)を想いながら、その感情を押し殺していることに業を煮やした父・竹造(原田芳雄)は、亡霊となって娘の前に現われる。美津江の「恋の応援団長」を自認する竹造はあるいはユーモラスに、あるいは力強く娘を励ます。だが、「自分は幸せになってはいけない」と思い込む美津江は、頑として父の助言を聞き入れないのだった。〔99分/カラー/ヴィスタ〕[投票(1)]
★2裸の大将放浪記 山下清物語(1981/日)勉強せずとも文句を言われない山下清少年(南沢一郎)はいじめに遭っていた。母(中村玉緒)に「兵隊の位なら大将になれ」と諭された清は、反対に暴力的な少年になり、特殊学校に移される。そこで彼は、貼り絵では天才的な力を発揮し、画壇でも「日本のゴッホ」と賞賛されるに至った。しかし学校の窮屈さが嫌になった清青年(芦屋雁之助)はそこを抜け出し、あてもない旅に出る。下男、弁当屋など職を転々としながら放浪し、兵役検査も切り抜けた彼。だが戦後、再び彼の名声が上がるとともに、それを利用しようとする者は後を絶たなくなるのだった。〔松竹=現代プロ/117分/カラー〕[投票]
★3エノケンのちゃっきり金太(総集編)(1937/日)1867年、明治維新も近づく頃。江戸の一角では名うてのスリ、ちゃっきり金太(榎本健一)が活躍していた。巾着切りで儲けた金を、金太はすべて博打に費やしていた。ところがある武士たちから掏り取った財布の中には、薩摩藩の密書が忍ばせてあったのだ。追われる身となった金太。その場は逃げおおせたものの、岡っ引きの倉吉(中村是好)に現場を押さえられてしまった。だが、倉吉を押しとどめ金太を追う薩摩侍たち(南弘一ほか)。金太と倉吉は奇妙な縁で急ぎの道行きを続けるのであった。〔東宝/72分/モノクロ〕[投票]
★3九ちゃんのでっかい夢(1967/日)スイス。貴婦人クリスチーネはかつての恋人の孫・源九太郎(坂本九)に巨額の遺産を残して息絶えた。その親戚アラン・ポー(大泉滉)は殺し屋カルダン(E・H・エリック)に九太郎の殺害を依頼する。その頃横浜では、当の九太郎がミュージックホールの穴埋め芸人をしながら人生をはかなんでいた。喫茶店の看板娘・愛子(倍賞千恵子)を思ってはいたのだが、船員の清彦(竹脇無我)と幸福になって欲しいと願うのだった。それというのも、彼は死病にむしばまれ、あと少しの命だからなのだった…。時を同じくして、貴婦人の弁護人バルタザール(ジェリー藤尾)も遺産を届けようと九太郎を探していた。〔松竹大船/89分/カラー/ワイド〕[投票]
★3油断大敵(2003/日)関川(役所広司)は駐在から泥棒専門の刑事になって一年。妻を失い、ひとり娘の美咲(菅野莉央)を男手ひとつで育てる多忙な日々を送っていた。娘が盲腸を患ってもろくにかまってやれず、犯人逮捕の現場にもひと足遅れて到着する。そんなどっちつかずの二足のワラジ生活のなかで、知る人ぞ知るプロの大泥棒・猫田(柄本明)を捕まえるという、どでかい仕事を成し遂げた関川。猫田は並の刑事の前では尻尾を出さない男だったが、実直な関川に惚れ込んだ彼は、犯行を語るとともに、泥棒のテクニックを詳しく教えはじめるのだった。〔110分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★5茶の味(2003/日)花の春。田園地帯に在る春野家の長男ハジメ(佐藤貴広)はまたしても失恋し、失恋エクスプレスが頭蓋を通り抜ける思いを味わった。妹・幸子(坂野真弥)はところ嫌わず出没する自らの巨大な分身に苛立つ。昔鳴らしたアニメーターへの復帰を図る母・美子(手塚理美)、冴えない催眠治療士の父・ノブオ(三浦友和)、ミキサーの仕事以外は遊び暮らす叔父(浅野忠信)とCD進出を目論む漫画家の叔父(轟木一騎)、そして変人のオジイ(我修院達也)。いまいち憂鬱な春を通り過ぎる家族は、それぞれに打開点を発見し、おのおのの道を自ら見出してゆく。〔143分/カラー/ヨーロピアン・ヴィスタ〕[投票(1)]
★2スチームボーイ(2004/日)19世紀半ばのイギリス。発明王一家のスチム家には、祖父ロイド(中村嘉葎雄)、父エドワード(津嘉山正種)に次いで少年レイ(鈴木杏)が健やかに育っていた。だがある日、エドワードとともにアラスカで研究に勤しんでいる筈のロイドから謎の金属球と手紙が届く。「これを誰にも渡してはならぬ」と…。それを追うかのようにオハラ財団の使者がスチム家を訪れ、暴力的にこれを奪おうとする。金属球の正体とは何か?それを考える間もなくレイは追跡劇に巻き込まれ、万国博に沸くロンドンへ。そこに待っていたのは父エドワードだった。そして彼は「スチームボール」を財団のため役立てようとしていた。作画監督:外丸達也。〔東宝・サンライズ/126分/カラー〕 [投票]
★3太平洋のかつぎ屋(1961/日)立花(小林旭)は日新航空のパイロット。彼はパシフィック・ポーターズ社の飛行士ジム(マイク・ダニーン)の補佐として太平洋横断の任についたが、ジムの飲酒操縦で事故を起こし、荷物を焼いて職を追われた。恋人・典子(浅丘ルリ子)は、彼を父(二本柳寛)のはからいで航空大学校の教官に迎えたが、立花は飛びたい衝動を抑え切れず、自ら「空の担ぎ屋」P・P社へと転職してしまった。そこは空のならず者の吹き溜まりであり、かつて典子を想いながらも同じく事故で第一線を去った杉江(宍戸錠)も身を委ねていた。立花はそこで荒くれ男どもと争いながら心を通い合わせてゆく。〔日活/87分/カラー/スコープ〕[投票]
★3地獄の祭典(1963/日)ラッコ猟から帰った道産子の「ラッコの哲」(宍戸錠)は、ひょんなことから横浜行きの船に乗せられ、そこで10日間を過ごすことになってしまう。船を降りた早々女が殺される場面に出くわした哲は、誰かに知らせようとする間に死体とともに愛銃を持ち去られる。銃を持っていった黒塚組の黒塚(田中明夫)は、哲と手下に腕比べをさせて「使える」と見込み、早速ヘロイン密輸の手伝いをさせる。外国より彫像に隠してヘロインを運んできた周(浜田寅彦)を狙う男たちは、失敗するとともに何者かに殺された。あの女と同じ「スペード」という言葉をつぶやいて…。スペードとは伝説の麻薬王だという。哲のカンが働いた。〔日活/94分/カラー/シネスコ〕[投票]
★4クレープ(1993/日)理容師をしている佑次(田代まさし)は離婚歴のある男で、休日には恋人(南果歩)と競馬に行ったり酒を呑んだりして過ごす。そんな彼に、先妻から電話がかかる。娘のみのり(堀江奈々)が高校に合格したので逢いたい、と言っているとの事なのだ。佑次はその日の予行演習をしてみる。小奇麗な喫茶店でクレープを注文し、「ここのは美味しいんだよ」などと言ってみたくなる。だが、一生金を送り続けて逢わないほうがいいかとも思う。そして、みのりと逢える日がやって来た…。〔東映/56分/カラー/ワイド〕[投票]
★1霧の中の男(1958/日)怒りも哀しみもなく人を殺す男・水原(葉山良二)は、かつて中国戦線にいた。そこで戦友・三村(二谷英明)を逃がした彼は、その罪で炭鉱の闇に閉じ込められ、一切の感情を捨てたのだ。帰国後やくざとなった彼は三村と再会し、彼が情婦エマ(左幸子)と結婚するためにやくざから足抜けしたがっていることを知る。水原はそんな三村を殺し、以後殺し屋として生き続けてきたのだった。だが、ある霧の夜ガソリンスタンドで、彼はエマと、そして三村の弟(小林旭)に出逢ってしまった。水原は、ここがおのれの死に場所だと覚悟する…。〔日活/92分/モノクロ/シネスコ〕[投票]
★2風の慕情(1970/日)恋人の突然のプロポーズに戸惑った由布子(吉永小百合)は、考えをまとめるために、逢ったこともないが文通しているオーストラリアの姉を訪ねる。飛行機で逢った郷田(森次浩司)に優しさを感じた彼女だったが、空港で姉と逢えず、困った彼女を救ってくれた西条(石坂浩二)にも惹かれるものを感じるのだった。西条は観光案内をしてくれるが、姉のこととなると話題をそらす。そして彼の筆跡は姉の手紙と同じだった。再会した郷田は、由布子に西条に気をつけるように言う。そんな時、由布子はレストランで謎めいた日本人女性(香山美子)に出逢う…。〔松竹/93分/カラー/ワイド〕[投票]
★3拳銃無頼帖 不敵に笑う男(1960/日)刑務所を出てきた「早撃ちの竜」(赤木圭一郎)は、金沢に帰った早々、挑発的な男「コルトの謙」(宍戸錠)に出会うが、帰郷間もなく船場組から足を洗うつもりだと突っぱねる。しかし金沢に待っていたのは、妹の則子(吉永小百合)と所帯を持って足を洗ったが船場組にいたぶられる弟分・五郎(青山恭二)、そして組に借金の返済を迫られるかつての恋人の妹・博子(笹森礼子)だった。竜は彼女らの解放を船場(二本柳寛)にかけ合い、もう一仕事に立ち会う約束で組を抜けることにしたのだが、船場はそれを許す男ではなかった。シリーズ第3作。〔日活/84分/カラー/シネスコ〕[投票]
★1グジラ(1998/米)「暗黒惑星のドゥーム卿が地球征服のためグジラを派遣!」その報せを聞きつけた惑星警察は地球に急行しようとするも、宇宙船をやられて断念。大怪獣グジラの阻止は偵察のため地球に侵入していた獣人モグヤに託された。その頃、喫茶店のママと客のボビーは、ひょんなことからモグヤの乗った小型船と遭遇、地球の危機を知らされる。折りしも、大怪獣グジラは地上で破壊の限りを尽くしていた。だがモグヤがグジラを操っていると誤解した警察は、迎撃せんとする三人を逮捕してしまう。どうなる、地球!?(70分)[投票]
★3人間魚雷出撃す(1956/日)終戦後、軍事法廷に重要参考人として呼び出されたイ-58号潜水艦艦長・橋爪(森雅之)は、アメリカ軍重巡インディアナポリスを撃沈した様子を語らされた。それは広島・長崎に落とす原爆を運んでいた艦だったのだ。だが、イ-58号は何故、人間魚雷「回天」を出撃させなかったのか…。時は遡り、沖縄占領時。黒崎中尉(石原裕次郎)以下の4隊員は、人間魚雷の試験操作でもつねに目標を外して帰ってきた。だが彼らはそれぞれに悩みを抱え、故郷に帰るたびに死にきれない自分の弱さを呪うのだった。〔日活/86分/モノクロ〕[投票]
★4白いカラス(2003/米)名門大学の学部長を務めるコールマン・シルク(アンソニー・ホプキンス)は、講義中の無遠慮なひとことによって弾劾され、人種差別者と罵られて辞職を余儀なくされた。その上、ショックで妻は絶命してしまう。怒るコールマンは作家ザッカーマン(ゲイリー・シニーズ)にこの事件を書いてくれと頼む。自らそれを書くよう勧める彼だったが、コールマンとの交流から長い隠遁生活を抜け出し、コールマンもまた平穏さを生活に取り戻すのだった。そしてコールマンは、若いながらに環境に傷つけられた主婦、ファーニア(ニコール・キッドマン)と交際しはじめる。彼女になら自分の秘密を話せる、と信じて…。〔108分/カラー〕[投票(1)]
★4太陽は狂ってる(1961/日)高三の圭一(浜田光夫)は平穏な毎日に苛立つ思いを抑え切れず、ビリヤード場で因縁をつけてきたチンピラ二人を殴り倒した。若月組の恒(川地民夫)はそんな彼に惚れこみ、一緒に夜の街へ繰り出す。だが、圭一自身は至って気弱なママっ子であり、勢いで恐喝までやってしまったことで大いに悩み苦しむのであった。母親の心配も空しく彼は警察に逮捕され、彼をめぐるヤクザ同士で大出入りがあった。結局、圭一は学校を退学させられる。あまりに狂ってしまった環境のなかで、彼は敵対するヤクザに絡まれている少女・知里(吉永小百合)を見る。彼が見失ってしまった「まとも」さを体現する彼女に、圭一は心を乱される。〔日活/105分/カラー/シネスコ〕[投票]