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水那岐さんのあらすじ: 点数順

★4扉をたたく人(2007/米)孤独な大学教授、ウォルター(リチャード・ジェンキンズ)は、妻の残したピアノを心の拠りどころにしつつも、才能のないことを自分でも理解していた。ある日用事でニューヨークの別宅を訪れたウォルターは、見知らぬ夫婦に出会い肝を潰す。ふたりはジャンベ(ドラム)奏者のタレク(ハーズ・スレイマン)と、青空マーケットでアクセサリーを売るゼイナブ(ダナイ・グリラ)であり、詐欺にあってこの部屋を借りていたのだ。同居生活の中で、人懐こいタレクはウォルターにジャンベを教え、公園でのセッションに誘った。久しぶりに充実を感じたウォルターだったが、タレクはある日微罪で逮捕され、不法滞在を見抜かれてしまった。〔124分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009/日)海外におけるエヴァパイロットの一人、マリ(坂本真綾)は、使徒との対決のうちに自らの機体を失い、その爆炎の中から脱出する。その頃ゲンドウ(立木文彦)に自らの行動を認められることで、シンジ(緒方恵美)はエヴァ初号機に乗る目的を見い出そうとしていた。そんな中で新たな「選ばれた子供」であるアスカ(宮村優子)が海外より帰還し、彼女が拠りどころとする天才性を明らかにすることで他のパイロットたちに実力の差を誇示していた。チームワークの育成のために骨を折るミサト(三石琴乃)。意外なことに、そこでレイ(林原めぐみ)がシンジとゲンドウの和解のために小さな努力を為す。絶対的な破局はその時訪れた。〔108分/カラー/ヴィスタ〕 [投票]
★4グーグーだって猫である(2008/日)独身少女漫画家の麻子(小泉今日子)は、三連徹の翌朝、飼い猫のサバが死んでいるのを発見する。15年前、中堅だったときに子供たちから託されて以来の付き合いだ。アシスタント達は、仕事の手の止まった麻子に困惑するが、その中のナオミ(上野樹里)は、なまじ麻子に憧れてこの道に入っただけに、彼女の打ち沈む横顔を見てはいられなかった。だが、ペットショップで麻子と一匹の子猫は見つめあい、契りを交わす。グーグーと名づけられたその猫は麻子のお気に入りとなった。そして麻子の全集刊行を期に、編集者はナオミに麻子への励ましを依頼する。そんな時いなくなったグーグーを探す麻子は、青自(加瀬亮)という青年に捕まえて貰う。〔116分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4櫻の園(2008/日)バイオリンのオーディションで自己流奏法を披露し、教師の期待を棒に振った結城桃(福田沙紀)は、姉の先輩・坂野(菊川玲)が教師を勤める高校に編入することとなった。だが、反抗的な態度を見せる桃に、優等生の赤星(寺島咲)は叱責を加えずにはおられなかった。桃は授業をサボり、怪談が伝えられる閉鎖された旧校舎に潜入、そこでチェーホフの戯曲『櫻の園』の台本を見つける。友人の奈々美(はねゆり)や葵()らに桜舞う校庭で台本を見せた桃に、彼女らは「演劇部を作って上演しよう」と乗り気になり、桃が坂野に許可を貰いにゆくことになる。しかし坂野は、なぜか演劇部の復活と『櫻の園』の上演に首を振るのだった。〔102分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4四川のうた(2008/中国=日)50年の間、中国の護りの楯として存在し続けた軍事工場、「420工場」がその役割を終える。5万人の工員とその家族を切り捨てることによって…。そして、この機密工場そのものが大規模な四川の商業施設と代わってゆく事実を、ジャ・ジャンクーの瞳は追い続ける。工場のマドンナと囃されつつ、婚期を逃した中年女工(ジョアン・チェン)。過酷な労働からのひと時の逃避のうちに、我が子を見失った女工(リュイ・イーピン)。仕事のみの毎日の中に愛情を手にしかけた男性工員(チェン・ジェンビン)。そしてこの工場から飛び立ち、新たな未来を切り開く女性(チャオ・タオ)。彼らはそれぞれに、工場への思いを吐露してゆく。〔112分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4インスタント沼(2009/日)カタブツの雑誌編集者・沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、まさに泥沼状態の毎日を送っていた。母(松坂慶子)は池に河童探しに出かけて事故で昏睡状態になり、雑誌は不人気で廃刊、出版社を出てゆく破目になった。そんな時、ある古い手紙からハナメは実の父、ノブロウ(風間杜夫)の居場所を知る。ハナメが訪ねてゆくと、ノブロウはいかにも胡散臭い商品ばかりを売買する骨董屋であった。彼はそこにタムロするパンク青年ガス(加瀬亮)とともに、呆れるような人生を送っていた。しかし、次第に骨董の魅力にハマっていくハナメ。自ら骨董屋を開くもうまく行かない日々の中、ノブロウから人生の知恵を教わる。「水道の蛇口をひねれ!」とは?〔120分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4TOKYOレンダリング詞集(2009/日)東京という街。人々が息づき、織り成される一瞬のあえかな風景。街の人々を撮り続けた映画監督・市川準は、2008年初頭のこの街のあちこちに立ち、一瞬の連続をハンディカムで記録していった。そこに密やかに添えられた幾つもの言葉と旋律がひとつの映画として、市川自身の手で編集された。『buy a suit スーツを買う』とともに進行された作品であるこの映画もまた、市川の遺作のひとつである。〔25分/カラー/HD〕[投票]
★4ブタがいた教室(2008/日)都心のある小学校。六年の担任教師・星(妻夫木聡)は、ある日教室にブタを連れてくる。それは、生きるものを育て、そして食べるまでに至る過程を教えるための教材であった。ブタにPちゃんという名前をつけ、小屋を作って熱心に世話を焼く子ら。だが、あまりの溺愛ぶりに教頭(大杉漣)は事態を憂えるのだった。事実、他のクラスの栽培するトマトをブタは食べてしまう。汚物や食物の世話も含め、保護者達の苦情が相次ぐのだが、星や校長(原田美枝子)はあくまで静観を求め、結論は先送りにされる。だが、六年生の卒業が迫り、子供達にはブタを食肉とするか、後輩達にその命を託すかの選択が突きつけられる。〔109分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ハーブ(2007/韓国)サンウン(カン・ヘジョン)は二十歳のお年頃。でも、内面は7歳の子供に過ぎなかった。顔立ちは愛らしいのだが、全く花屋を務める母親・ヒョンスク(ペ・ジョンオク)の役には立たない。そんな彼女が、絵本で夢見た王子のように、若き警官・ジョンボム(チョン・ギョンホ)に恋をした。彼女の愛らしさとひとつの誤解ゆえに、ジョンボムもサンウンを喜んで迎える。ヒョンスクが彼を蛇蝎の如く嫌っていることも、親友のヨンラン(イ・ヨンユ)が彼を軽蔑していることも、サンウンの恋を邪魔できなかった。ある日、ジョンボムは彼女をデートに誘う。そこでふとした事からサンウンが落とした「福祉カード」に、ジョンボムは動揺するのだった。〔113分/カラー/スコープ〕[投票]
★4グラン・トリノ(2008/米)東欧系アメリカ人のコワルスキー(クリント・イーストウッド)は、妻を失って子供にも煙たがられる頑固ジジイだ。中西部育ちゆえに人種差別意識も半端ではなく、隣の東アジア系一家にも冷たく接していた。そんなある日、隣の息子タオ(ビー・ヴァン)がチンピラグループに誑かされて、コワルスキーの愛車グラン・トリノを盗みに入り、銃を向けられて逃げ帰った。その後、隣家の娘スー(アーニー・ハー)をチンピラから救ったコワルスキーは、人懐こい彼女にパーティに招かれ、そこで隣家への偏見を少し改める。そして優柔不断なタオが親の命令でコワルスキーへの贖罪に出向いたことから、彼に男としての生き方を仕込もうとする…。〔117分/カラー/スコープ〕[投票]
★4ソフィー・マルソーの愛人〈ラマン〉(2003/仏)夫のデルビーヌ(ヴァンサン・ペレーズ)の自転車競技のためのトレーニングを、息子とともに車で見守るマリドー(ソフィー・マルソー)は、翌日夫をブラジルに送り出した。もっとも彼女は、現地で夫が女漁りに奔走することは判りきっていた。暇を持て余して映画館に入ったマリドーは、変質者の接近からアントワーヌ(シャルル・ベルラン)なる男に助けられる。彼はマリドーに付き纏い、上司のパーティに着てゆくドレスまで見立ててデルビーヌを激怒させた。ところが夫にウンザリしていたマリドーは、アントワーヌを選んでデルビーヌを家から追い出してしまった。だがアントワーヌがマリドーに接近した理由は、単なる愛情だけではなかった。〔99分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4悲夢(2008/韓国=日)ジン(オダギリジョー)は自動車を急がせているうち、対向車と接触事故を起こしてしまい、思わず逃げようとしてさらに人を轢きそうになったところで夢から覚めた。いやにリアルな夢だったことから現場を観に行くと、ラン(イ・ナヨン)という女が全く同じ犯行を犯し逮捕されるところだった。ジンは自分の意識に操られた彼女の行動だと直感、夢遊病のためということでランは事なきを得た。しかし、その日からジンが夢を見るたびにランの行動にシンクロが起きるのだった。ジンはランに互い違いに寝ることにしようと持ちかけるが、うまくは行かない。そんな中、恋人と別れた傷心のジンと元恋人を嫌悪するランのあいだに情愛が芽生え始める。〔93分/カラー/アメリカンヴィスタ〕[投票]
★4同窓会(2008/日)映画プロデューサーの克彦(宅間孝行)は、高校時代からの恋人であった妻・雪(永作博美)に離婚届に判を押させ、新人女優めぐみ(佐藤めぐみ)にプロポーズした。一方、雪は人間ドックで医者に重大な秘密を宣告される。それを知らない克彦は長崎に帰郷、両親(笑福亭鶴瓶うつみ宮土里)の元に帰り、思い出の町とかつての知人達と再会、懐旧の念に浸る。思えば高校時代の彼は雪に惚れ続け、不良仲間の文太(二階堂智)、雪とつねに行動を共にしてきた中垣(伊藤高史)を出し抜いて、めぐみの時と全く同じ方法で雪にプロポーズし、ついに結婚したのだった。ところがその間に雪に異変が!?〔105分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー(2008/米)イースト校3年生たちにも、卒業の季節が迫っていた。バスケ部主将のトロイ(ザック・エフロン)には親友チャド(コービン・ブルー)よりともに同じ大学でバスケをやろう、との誘いがかかってはいたが、音楽大学からも誘致の声があった。そしてトロイの彼女であるガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)も遠距離の大学で理化学系の研究をしてみないか、と勧誘され、ふたりの恋は危ういポジションに立たされる。そこを狙ってわがまま女王様・シャーペイ(アシュレイ・ティスデイル)は、最後の演劇のパートナーをトロイに狙いを定めるのだが…。これが最後の『ハイスクール・ミュージカル』、今回もひと波乱おきそうだ。〔112分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4チェ 39歳 別れの手紙(2008/米=仏=スペイン)フィデル・カストロ(デミアン・ビチル)らによる新生キューバ誕生の日、その功労者のひとりチェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)はその場には居合わせなかった。妻アレイダ(カタリーナ・サンディノ・モレノ)や子供たちに別れを告げ、そして同志カストロへも永遠の別離の手紙を残し、ゲバラは新たなる闘争の地、ボリビアで反政府運動の先頭に立っていたのだ。しかし、彼の協力に感激するものもいる一方、反政府運動は一枚岩ではなく、共産党書記モンヘ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)はゲバラのやり方を認めず、共闘を拒んだ。そして一時は敗退したバリエントス(ヨアキム・デ・アルメイダ)政府軍に彼らは追い込まれてゆく。〔133分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4大阪ハムレット(2008/日)久保家の父(間寛平)が急死した翌日の夜、突然現われた父の弟(岸部一徳)はそのまま家に居つき、母(松坂慶子)と仲良しになってしまった。ハムレットのようだと教師に指摘され、その本を熟読するヤンキーの次男・行雄(森田直幸)は、あまりの内容に激怒するものの叔父と母親の接近に複雑な気持ちを抱く。一方「おっさん」と呼ばれるフケ顔の受験生、長男・政司(久野雅弘)は大学生の由加(加藤夏希)と知り合い恋に落ちるが、父親のように接してくれといわれ苦悩する。そして末弟の宏基(大塚智哉)は女の子になりたいと宣言し、学芸会でシンデレラを演じることになる。三人のハムレットは悩みつつ成長できるのか?〔107分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4動物農場(1954/英)ジョーンズの農場では、多くの動物たちが僅かなエサを与えられ酷使されていた。耐え切れない動物達は秘密集会を開き、ブタのメージャー爺さんの革命の指示とともに行動に踏み切った。猟銃による応戦をものともせず動物たちはジョーンズを追放し、ここに「動物農場」は誕生した。頭脳に優れたブタたちは、無知な動物達に教育を施し、ともに平等な農園を築いていこうとする。その先頭に立つのが革命のリーダーブタ、スノーボールであった。彼は風車の建設を指揮し、皆に指導者として慕われる。だが、それを面白く思わない悪党ブタ、ナポレオンは、スノーボールを失脚させ自ら指導者に納まった。ソヴィエト連邦勃興期を皮肉たっぷりに描くアニメーション。〔74分/カラー/スタンダード〕[投票]
★4チェ 28歳の革命(2008/米=仏=スペイン)アルゼンチンの一介の医学生だった男、エルネスト・チェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、中南米各国をめぐる若き日の旅を経て、キューバ革命を成功に導く革命指導者へと変貌を遂げた。本編は、二十世紀最大のカリスマと呼ばれた男の闘争の始まりを描いてゆく。…メキシコで、キューバのバティスタ政権を打倒せんとする運動を行なっていたフィデル・カストロ(デミアン・ビチル)に共闘を誓ったゲバラは、八十余名の同志とともにキューバに上陸、外国人戦士としての偏見で見られつつも次第に頭角を現わし、司令官の地位を得る。そしてゲリラ戦の才能をもって遂に政府軍を駆逐、首都へと陣を進めるのだった。〔132分/カラー/スコープ〕[投票]
★4雪の女王(1957/露)ルゴイエ翁(ウラディミール・グリブコフ)の物語る一幕。兄妹のように育ったカイ(アンナ・コモローヴァ)とゲルダ(ヤニーナ・ツェジモ)はいつも一緒。彼らはお祖母ちゃんから、遠く北の国に住むという「雪の女王」(マリヤ・ババノーヴァ)の話を聞き、彼女を馬鹿にした台詞を吐く。怒った女王は疾風の如き速さのソリで街に飛来し、カイの瞳に氷のかけらを吹き付け冷たい心の持ち主にしてしまう。そして、遙かな北の氷の宮殿にカイを連れ去ってしまった。哀しみに沈むこともなく、逞しくゲルダは何処に消えたか判らないカイを求めて旅立つのだった。〔63分/カラー〕[投票]
★4青い鳥(2008/日)新学期。2年1組の生徒らは新たな気持ちで登校し、担任の代理教師・村内(阿部寛)を迎えた。教壇に立った村内の吃音に生徒達から失笑の声が漏れたが、その笑いは村内が日直に、「野口」の机と椅子を戻せ、と命じたことで凍りつく。野口とは、先学期に井上(太賀)らにその親が営むコンビニから食物を只で持ってこさせられ、罪悪感から自殺未遂事件を起こし、町を去った男子生徒だった。既に中学から反省文を書かされ、やっと彼の事を忘れて暮らせるようになった井上らは、罰ゲームのつもりか、と村内に詰め寄るが、それを止めようとする線の細い少年、園部(本郷秦多)もまた、野口へ向けた忘れがたい罪に苛まれていた。〔105分/カラー/ヴィスタ〕[投票]