コメンテータ
ランキング
HELP

水那岐さんのあらすじ: 点数順

★2絞殺(1979/日)父(西村晃)は寝床から起き上がり、まだ横になっている母(乙羽信子)に言う。「みんなで死のう。もうおしまいだ」そしてヒモで息子・勉(狩場勉)の首を締め上げた…。父は勉に全てを賭けていた。有名進学校に入れるためにこの街に家を買った。高校の教師(戸浦六宏)は言う、ここは有名大学に行きたい者だけの場所だと。そこで勉は恋を見つける、初子(会田初子)というひとりの少女を。彼女は義父に何度も犯されていた。そんなある日、勉は初子から蓼科に来てくれとの電話を受ける。バス降り場の近くの喫茶店からは、『鳳仙花』の歌が流れていた…。〔ATG/116分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2あれが港の灯だ(1961/日)李ライン付近で操業していた二隻の漁船は、韓国軍の銃撃を受けて片方は拿捕されてしまい、第一日乃丸のみが死者を出しつつ何とか逃げ延びた。これ以上犠牲が増えては仕事自体が成り立たないと知りつつ、親方(山村聡)は慰みのために木村(江原真二郎)ら乗組員に休暇を与えた。恋人の美果子(安田千永子)の誘いを断って娼婦(岸田今日子)を買った木村は、韓国人であった彼女に生まれを見透かされる。韓国人を憎みきれず、日本人になりきれない自分を呪う木村を、仲間の石田(高津住男)は「逃げるな」と責めるのだった。〔東映/103分/モノクロ/シネスコ〕[投票]
★2悪徳の栄え(1988/日)戦争の影がひたひたと忍び寄る昭和10年の東京。不知火侯爵(清水紘治)の晩餐には夜な夜な女伯爵(米沢美智子)、裁判長(寺田農)、金貸し(石橋蓮司)が集まり、おのれが犯した悪徳の自慢話に花を咲かせていた。不知火邸内には劇場がしつらえてあり、そこで侯爵は妻(李星蘭)と男(牧野公昭)にサドの『悪徳の栄え』を演じさせ、賓客たちに彼らの性交を覗かせるのであった。だが、男と妻の絆は次第に真正のものとなってゆき、侯爵はジェラシーを募らせてゆく…。〔日活/96分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2野良犬(1973/日)70年代の横浜。村上刑事(渡哲也)は女性への職務質問中に六人組のチンピラから拳銃を奪われ、「危険」マークのついたクルマで逃げられた。重大な過失から村上は保護監察を受け、佐藤刑事(芦田伸介)がナンバーを外したクルマの尾行を図る村上の手伝いをしてやることになった。だが犯人の行方は杳として掴めず、彼らが叫んでいた琉球弁のみを手がかりに聞き込みは続けられた。そして村上は佐藤の家での謹慎を命じられるのだったが、拳銃が使われた事件の勃発とともに家を飛び出す。佐藤と合流した村上は、琉球民謡を口ずさむひとりの少女(中島真智子)に怪しいものを感じとるのだった…黒澤映画に大胆なリニューアルを施した問題作。〔松竹/104分/カラー/シネスコ〕[投票]
★2悲しき60才(1961/日)九左衛門じいさん(坂本九)がトルコから日本へ帰ってきた。現地で儲けた金だけが目的の親戚とは違い、優しく迎えてくれたのはお加代ばあさん(森山加代子)だけだった。わびしく食事中、入れ歯を喉に詰まらせた九左衛門の魂は天へと飛び、天使のジェリー(ジェリー藤尾)に全財産をはたいて生き返らせてくれと頼む。かくして電器屋の九助(坂本二役)の体を借りて甦った彼は、金に見放された人生を手に入れたのだった。加代子(森山二役)と母親のためにボクサーを続ける藤夫(藤尾二役)は、八百長がバレてボクサー生命を絶たれた。その弟・九助はけなげにその後を継ぐのだが…。〔大映東京/71分/カラー/シネスコ〕[投票]
★2乳房(1993/日)サブ(竹中直人)は病床の里子(及川麻衣)を矢沢永吉の物真似で励ます。立原(小林薫)は彼女のために好きな蕎麦を食べさせてやる。里子が白血病であること…そのことが、ふたりを妙に親切にさせていた。コンサートディレクターとして、照明係の里子に怒声を浴びせていた立原。彼はその裏では、酒と女に溺れる典型的な不良中年だった。妻にも愛想をつかされて自暴自棄になっていた立原を大きく包んでくれたのが里子だった。だが、彼と結婚して間もなく彼女を病魔が襲う。里子は囁く、「あたしは子供なんて要らないから…パパ、あたしがあなたの子供になってあげるね…」。〔東映/57分/カラー/ワイド〕[投票]
★21980 イチキューハチマル(2003/日)1980年、ジョン・レノンが死んだその翌朝に、B級アイドルのレイコ(ともさかりえ)は英語科の教育実習生として星降高校にやってきた。その姉で教師のカナエ(犬山犬子)は彼女の恋愛依存症に、妹で高二のリカ(蒼井優)は彼女の教師としての適性のなさにそれぞれ危惧を抱くのであった。だが、レイコ、カナエ、リカともにそれぞれ人には言えない当面の悩みを抱えている点では一緒だった。アイドル暴露本を出すマネージャーにやきもきのレイコ、夫の風俗通いの度が過ぎるカナエ、自主映画でオールヌードになることを強要されるリカ…乙女心を踏みにじる奴らに姉妹の怒りは頂点に達するのだった。〔123分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2裸の大将放浪記 山下清物語(1981/日)勉強せずとも文句を言われない山下清少年(南沢一郎)はいじめに遭っていた。母(中村玉緒)に「兵隊の位なら大将になれ」と諭された清は、反対に暴力的な少年になり、特殊学校に移される。そこで彼は、貼り絵では天才的な力を発揮し、画壇でも「日本のゴッホ」と賞賛されるに至った。しかし学校の窮屈さが嫌になった清青年(芦屋雁之助)はそこを抜け出し、あてもない旅に出る。下男、弁当屋など職を転々としながら放浪し、兵役検査も切り抜けた彼。だが戦後、再び彼の名声が上がるとともに、それを利用しようとする者は後を絶たなくなるのだった。〔松竹=現代プロ/117分/カラー〕[投票]
★2スチームボーイ(2004/日)19世紀半ばのイギリス。発明王一家のスチム家には、祖父ロイド(中村嘉葎雄)、父エドワード(津嘉山正種)に次いで少年レイ(鈴木杏)が健やかに育っていた。だがある日、エドワードとともにアラスカで研究に勤しんでいる筈のロイドから謎の金属球と手紙が届く。「これを誰にも渡してはならぬ」と…。それを追うかのようにオハラ財団の使者がスチム家を訪れ、暴力的にこれを奪おうとする。金属球の正体とは何か?それを考える間もなくレイは追跡劇に巻き込まれ、万国博に沸くロンドンへ。そこに待っていたのは父エドワードだった。そして彼は「スチームボール」を財団のため役立てようとしていた。作画監督:外丸達也。〔東宝・サンライズ/126分/カラー〕 [投票]
★2風の慕情(1970/日)恋人の突然のプロポーズに戸惑った由布子(吉永小百合)は、考えをまとめるために、逢ったこともないが文通しているオーストラリアの姉を訪ねる。飛行機で逢った郷田(森次浩司)に優しさを感じた彼女だったが、空港で姉と逢えず、困った彼女を救ってくれた西条(石坂浩二)にも惹かれるものを感じるのだった。西条は観光案内をしてくれるが、姉のこととなると話題をそらす。そして彼の筆跡は姉の手紙と同じだった。再会した郷田は、由布子に西条に気をつけるように言う。そんな時、由布子はレストランで謎めいた日本人女性(香山美子)に出逢う…。〔松竹/93分/カラー/ワイド〕[投票]
★2四つの恋の物語(1965/日)父(笠智衆)の定年退職を祝って、三也子(吉永小百合)ほか三沢家の姉妹たち(芦川いづみ十朱幸代和泉雅子)と、三也子の幼なじみの竜太(浜田光夫)はささやかなパーティを開いた。その席上、慰労退職金として渡された250万円を父は娘らに公平に分けた。だが竜太は、三也子あてに届けられた父の部下・尾崎(関口宏)からの花束にヤキモキするのだった。彼は就職試験もおぼつかない気分であり、ふとした事から喧嘩に巻き込まれて傷を負った。駆けつける三也子だったが、竜太と尾崎の間で心は揺れるのだった。〔日活/89分/カラー/シネスコ〕[投票]
★2風車のある街(1966/日)保母の卵のまり子(吉永小百合)は、大学卒業後結婚の予定。彼女が仲良しの祖母(北林谷栄)と帰郷の途上出逢った男・石倉(浜田光夫)は、まり子の落とした万年筆を届けに東京の保育園を訪れ、誘拐犯と間違えられる。怒る彼の下宿を訪ねたまり子は、石倉が干拓工事を勉強にオランダへ行くため、飯場で懸命に働いていることを知る。再び喧嘩しながらも彼を忘れられないまり子は、ミュンヘンの国際保育会議に向かうことを口実に、オランダに飛んだ石倉を追うのだった。〔日活/91分/カラー/ワイド〕[投票]
★2アレクサンダー戦記(2000/日=韓国=米)マケドニアの王子アレクサンダー(関俊彦)は、「世界の破壊者」の神託とともに生まれ、初陣でも獅子奮迅の働きをみせた。一方ペルシアではダリウス三世(山寺宏一)が「世界の王」として君臨していた。アレクサンダーは奴隷に身をやつしてペルシア王宮に潜入し、アテネ・ペルシア同盟の密約を阻む。父フィリポス二世(坂口芳貞)の暗殺とともに王位についた彼は、賢者ディオゲネス(熊倉一雄)との問答の果てにアテネ攻略の考えを捨てるが、ペルシア攻略への野望は彼の魂にいやが上にも高まるのであった。OVAシリーズの映画化。キャラデザイン:ピーター・チョン。〔102分/カラー/ワイド〕[投票]
★2リップスティック(1976/米)トップモデルのクリス(マーゴ・ヘミングウェイ)は両親を事故で失って以来、妹キャシー(マリエル・ヘミングウェイ)を女手ひとつで育てていた。ある日キャシーは、自分の音楽教師スチュアート(クリス・サランドン)を家に招き、その作曲した音楽をクリスに聴かせようとするが、その悪趣味な曲調から逃げるクリスに怒ったスチュアートは彼女を陵辱した。クリスは訴えようとするが、強姦事件で被害者が勝訴するのは2%と検事(アン・バンクロフト)に聞かされ、事実、判決は惨憺たるものであった。クリスは降りかかる幾多の惨事に、ついに自ら立ち向かう決意を固める!〔89分/カラー〕[投票]
★2建国史 尊王攘夷(1927/日)時は幕末。開国を求める米国艦隊は再三に渡り渡来、天下は麻の如く乱れていた。大老井伊直弼(大河内伝次郎)は病床に伏した将軍に代わって開国を主張、断固たる鎖国を求める水戸公(山本嘉一)に隠居を求めた。だが、水戸藩に属する侍たちは黙ってはいなかった。自ら藩を離れ浪士となり、井伊に天誅を下すべく行動を開始したのだった。〔日活・102分・モノクロ・サイレント〕[投票]
★2赤いランプの終列車(1958/日)芸能マネージャーだが今は落ちぶれた中村(岡田真澄)は、ひょんな事から歌手志望の汽車車掌、春日八郎と出会う。中村は春日に訪ねてこいと大口を叩くが、すでに尻に火がついていた事に気づいて行方をくらました。春日がレコード会社に拾われてスター街道を驀進する中、マネージャー仲間の百合(白木マリ)は中村を立ち直らせようと声をかける。人気歌手や野球選手の顔出しも賑やかなスター映画。〔日活・50分・モノクロ〕[投票]
★2北国の街(1965/日)大学進学を夢見る海彦(舟木一夫)は新聞配達ののちに汽車で高校へ向かう。同級の藤田(山内賢)は番長だ。彼らが見初めた雪子(和泉雅子)はふとしたことから海彦と接近する。不器用に会話を交わすふたり。それは恋へと発展してゆくが、見かねた他クラスの和田(根岸一正)に海彦は暴行を受ける。それでも、死病にとりつかれた雪子は懸命に彼を愛するのだった。藤田はそんなふたりを応援するのだが…。〔日活/92分/カラー/ワイド〕[投票]
★2北帰行より 渡り鳥北へ帰る(1962/日)渡り鳥こと滝伸次(小林旭)は親友岡野(青山恭二)の遺骨を抱いて、彼の故郷である函館に向かった。岡野の父(佐々木孝丸)は滝の訪問にけんもほろろの扱いだったが、妹の由美(浅丘ルリ子)が遺骨を受け取った。そして、彼女の言葉から岡野が幸江(小園蓉子)という女と結婚していたことを知る。だが滝の狙いは他にあった。岡野を撃った男「ハジキの政(郷えい治)」、そして岡野家を引き裂いた黒川(内田良平)への復讐である。シリーズ第8作。〔日活/79分/カラー/スコープ〕[投票]
★2涙の季節(1969/日)テレビ報道員の影山(浜田光夫)は、安月給のため恋人のアナウンサー・冴子(和泉雅子)の愛に応えることができなかった。そんな彼が下宿先の伯母(浦辺粂子)から預かったテレビは、明日のニュースを伝える魔法のテレビだった!影山は仕事にギャンブルに情報を活かしまくり、思わぬ収入を得るのだが…〔84分・日活・カラー・ワイド〕[投票]
★2夕陽の丘(1964/日)獄中にある兄貴分の森川(中谷一郎)の情婦・聖子(浅丘ルリ子)と関係をもった健次(石原裕次郎)は、森川が出所してくるのを待たず逃げようと持ち掛ける。聖子は健次を函館から送り出し、自分は後から必ず追ってゆくと約束する。函館に着いた健次は、そこで聖子の妹・易子(浅丘ルリ子・二役)と出逢う。やくざを嫌いぬく彼女だったが、いつしか健次の虜となってゆく自分を感じるのだった。だが、聖子を信じて函館に居座りつづける健次を、易子はなじる。そして、ついに聖子は函館に現われた。〔日活/88分/カラー/ワイド〕[投票]