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[あらすじ] 月形半平太 花の巻 嵐の巻(1956/日)

幕末の京、夏。長州藩士月形半平太(長谷川)を慕って、国許から早瀬辰馬(市川)が脱藩して来る。月形は「尊王は目的だが、攘夷は目的ではなく、手段だ。手段は変わることもある」と尊王開国論を唱えていたが、尊王攘夷一辺倒の藤岡(山形)らからは詭弁屋と言われ異端視されていた。月形の家で休んでいた早瀬は長州の過激藩士岡田(夏目)に襲われ、傷を負う。月形の着物を着ていた為間違われたのだ。岡田は次は祇園の芸妓梅松(山本)の家で月形を襲うが、・・・(まだまだ続きます)
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月形を襲うが、「お前のような思慮の無い者に大儀が果たせるか」と外へ放り出される。一方、幕府側では組頭奥平(田崎)を中心とした見廻組が、増える不穏な浪人対策として浪人狩りを画策していた。そしてその夜、藤岡ら長州藩士は相当数殺され大打撃を受ける。医者間宮(大河内)の許で養生していて難を逃れた早瀬は、決然と立ち、見廻組組長奥平を暗殺する。が、又しても着物の紋から月形が暗殺したと勘違いされる。浪人狩りは続き、月形が逃げ込んだのは、芸妓染八(小暮)の家だった。が、実は染八は殺された奥平の女だったのだ・・・。109分。

新国劇のお抱え脚本家 行友李風の作(1919年初演)。幕末の土佐藩士武市半平太から名を取ったと言われる。劇は大当たりし、映画化も無声映画から数えると、本作で15作目になる。

(評価:★3)

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