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[あらすじ] 富士山頂(1970/日)

富士山頂にレーダー設置。富士山にレーダーを造ると気象観測カバー地域が、富士から800km−ほぼ日本全土−に広がり、例えば南方なら台風のキャッチが今より15時間も早くなる。この案件は気象庁の3年越しのテーマであったが、昭和37年初めて予算が通る。三菱電機の梅原(石原裕次郎)は社命もあったが、技術屋として意欲を示し、気象庁の葛木(クズキ:芦田伸介)課長に入札前ではあったが、「地盤調査をやりたい。結果は公表する」と持ちかける。当然葛木はOKとは言えなかったが、勝手にするならと黙認する姿勢を示す。入札の日が来る・・・。
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入札は、分割発注すべしという世論&庁上層部の考えに反して、葛木は1社発注で押し通す。結果は、三菱電機に決定。他社は白紙提出だった。施工は大成建設に決まる。しかし、行く手には富士山頂という特別な世界での障害、難問題が次々と待ち受けていた。(126分)

原作の新田次郎は元気象庁課長で、自身がこの葛木のモデルである。富士山頂レーダーは1964(S39)年設置。65〜99迄運用された。2000年に世界の電気・電子関連分野の偉業に与えられるIEEE(米電気電子学会)マイルストーン賞を受賞している。

(評価:★4)

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