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[あらすじ] てんやわんや(1950/日)

戦後、昭和21年。総合日本社という出版社に勤務するヒ弱な男犬丸(佐野)は病気で3か月の休みの後、出社すると社長は雲隠れし社内は騒然としていた。犬丸を好きな秘書花輪(淡路)はこっそり彼にだけ社長の居場所を教える。ピンクキャバレーだった。‘喧噪な東京は向いていない。北海道に帰りたい’という犬丸に社長(志村)は、それなら私の故郷伊予(愛媛)に行け、知り合いの有力者がいる、のんびりして来いと云う。また書類包みを手渡し、保管してくれと頼まれる。(まだ続きます)
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‘何と静かな町だろう’と気分よく愛媛に着いた犬丸は早速有力者玉松(三島)に会いに行く。その夜、玉松家で会った越智(藤原)や坊主拙雲(薄田)に料亭に招かれる。料亭で聞いたのは、彼らが画策している四国独立という陰謀(?)だった。

数日後彼らに山中にピクニックに誘われるが、そこでの体験は何と!そしてワイロの飛び交う選挙戦。そうこうしている内に、東京から社長と花輪がやって来る・・・。あの書類包みの正体は?益々混とんとしてくる犬丸の四国行きはどうなるのか?96分。

獅子文六の代表作の一つ。愛媛の田舎町を舞台に主人公のインテリ青年を通じて、地方の戦後社会の‘てんやわんや’を活写した、毎日新聞の新聞小説の映画化。

(評価:★3)

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