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Kavalierさんのあらすじ: 点数順

★5アララトの聖母(2002/カナダ=仏)第一次大戦中の1915年、トルコ国内のアルメニア人自治区でおこったトルコ政府によるアルメニア人大虐殺。虐殺を体験した世代から第二世代である、映画監督サロヤン(シャルル・アズナブール)は虐殺を題材とした映画を撮ろうとする。虐殺を経験し生き延びた高名な画家アーシル・ゴーキーを研究する第三世代の美術史家のアニ(アルシネ・カーンジャン)。父がトルコの外交官へのテロ行為を行い死亡した経験からのトラウマに悩まされている、アニの息子のラフィ(デヴィッド・アルペイ)。彼らは虐殺以降世界に散らばって世代を重ねたアルメニア人としてそれぞれアイデンティティを模索している。 [more][投票(2)]
★5ふたりのトスカーナ(2000/伊)1943年夏のイタリア、ペニー(ヴェロニカ・ニッコライ)とベビー(ラーラ・カンポリ)の姉妹は両親を交通事故で失う。二人はトスカーナに住む伯母のケッチェン(イザベラ・ロッセリーニ)に引き取られることになった。ケッチェンとその夫であるヴィルヘルム(ジェローン・クラッベ)はフィレンツェ郊外で大農園を経営しており、夫妻の誠実な人柄は、屋敷の召使達や、農場の小作人達にも慕われ、大戦下で迫害された芸術家達もヴィルヘルムの保護を求めて彼の屋敷に滞在していた。引き取られた二人は、当初は夫妻の娘と喧嘩し、奔放な振るまいは召使達を困らせる。大戦末期の学校ではファシズム教育が強化され田舎にも暗い影が見え隠れする。しかし、姉妹は伯父夫婦の愛情を受け、美しい田舎で農園の子供達と共に元気いっぱいに育っていく。 [more][投票(1)]
★5ヒューマンネイチュア(2001/米=仏)ホルモン異常で宇宙一毛深い女ライラ(パトリシア・アークェット) 。幼児期から厳格に躾られた為、成人して以降も本能を否定し、ネズミにテーブルマナーを教える研究を行う博士ネイサン(ティム・ロビンス) 。人間社会からの偏見に苦しんだ、ライラは一人森で暮らすことを選び、森での体験と人間社会への皮肉を込めた本「Fuck Humanity」を出版、これが大ベストセラーになり巨額の金を手に入れる。やがて男を求めて人間社会に戻ったライラは、全身脱毛のすえ男欲しさから主義も考え方も違うネイサンと出会い結婚へ、そして2人で森を散策中、幼い頃から森で育ち自分を類人猿と思いこんでいる男(リス・エバンス) と出会う。 [more][投票(1)]
★5科学者の道(1935/米)「細菌が存在する」との考えがまだ一般的でなかった、19世紀のパリ。診察・治療・分娩・介護時にはその不衛生から多くの患者・幼児が死亡していた。ルイ・パスツール(ポール・ムニ)は、診断・治療前の滅菌の重要性を説いていたが、既得の権益を守ろうとする医師達の間では危険視されていた。やがてこの論争が国王の耳に入る・・・。[投票]
★4めぐりあう時間たち(2002/米)1923年、イギリス、ロンドン郊外のリッチモンド。夫レナード・ウルフ(スティーブン・ディレイン)に伴われて療養の為に郊外に引っ越した作家ヴァージニア・ウルフ(ニコール・キッドマン)は、紙にペンで文章を書き連ねる「・・・ミセス・ダロウェイは言った、花は私が買ってくるわ」。彼女は小説『ダロウェイ夫人』を執筆しながら、訪れる予定の姉ヴァネッサ・ベル(ミランダ・リチャードソン)の家族を歓待する為のパーティの準備をしている。 [more][投票(5)]
★4コーンウォールの森へ(1998/英)幼い頃、脳を殴打する事故を負ったボビー(クリスチャン・ベール)は、知能障害を抱えたまま母(エイミー・ロビンズ)の庇護下で成長する。百貨店を経営していた母の死後、義父(ダニエル・ベンザリ)に店の権利を譲るように迫られたボビーは、命の危険を感じ、家を飛び出す。ヒッチハイクを繰り返して、コーンウォールを目指すボビー。コーンウォールは、森林内を走る幹線道路のために、多くの自然動物が車に激突死していた。ボビーは、動物の死体を埋葬する老人(ジョン・ハート)に出会い、強引に同行するが・・・。(112分)[投票(1)]
★4ユンカース・カム・ヒア(1995/日)小学校6年生の野沢ひろみ(押谷芽衣)は、周りには内緒で、喋ることができる犬、ユンカース(古本新之輔)を飼っている。ひろみは、家庭教師の大学生、圭介にほのかな恋愛感情を感じている。しかし、圭介には恋人がいるようだ。キャリア・ウーマンの母と世界中を回っているカメラマンの父が、双方仕事での多忙さから、最近仲が曇りがち。そんな中、ユンカースがひろみに言う「僕は3つだけ奇跡を起すことができるんだ」。 1995年の公開時の評判の高さに関わらず、ビデオ化がされず、長く幻の名作とされてきたが、近年(2001.12.21)遂にビデオ化。[投票(1)]
★4茄子 アンダルシアの夏(2003/日)世界三大自転車レースの一つ「ブエルタ・ア・エスパーニャ」に、ぺぺ・ベネンヘリ(大泉洋)は、決して脚光を浴びることのないエースを補佐するアシストレーサーとして参加している。彼はレーサーとなる為に、故郷を飛び出してきたのだ。しかし、今シーズンのこれまでの成績の悪さからスポンサー契約を打ち切られようとしている。今日のレースコースは、故郷アンダルシア、ぺぺは勝手知ったる地で挽回を目指す。その頃、ぺぺの故郷の村では、彼の兄のアンヘル(筧利夫)と、カルメン(小池栄子)の結婚式が行なわれようとしていた。ぺぺはかつて、兄とカルメンを取り合ったのだが、レーサーとなることを選んだ時にカルメンは兄に譲ったのだ。ぺぺ達、レーサー集団が故郷の村の前を通った時、猫が車道に飛び出し、避けようとしたぺぺ達のチームのエースレーサーがリタイアしてしまう・・・。[47分][スタンダート・サイズ][投票(1)]
★4六月の勝利の歌を忘れない(2002/日)2002年6月、初のアジア地区において韓国と日本で共同開催されたサッカーW杯。日本代表メンバーに選ばれた選手達を5月21日の代表合宿の初日から、6月18日のトルコ戦での敗北までを随時密着したカメラは描く。日本サッカー協会が資料として、撮影した数十時間に及ぶ資料映像を、岩井俊二が編集&監督を行った。全編デジカメ撮影、試合のシーンは権利問題からか、アニメーション処理されている。(220分)[投票]
★4も〜っと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ(2001/日)夏休み、おじいちゃんの田舎へやってきたどれみ(千葉千恵巳)達。しかし、あいこ(松岡由貴)は、昔、自分のおじいちゃんに怒鳴られたこともあってどれみのおじいちゃんが怖くてしかたがない。そんな中、どれみ達は、かえる石の伝説があり笑う月の晩には登ってはならないと言われている裏山へ冒険心から登ろうとする。[29分:ヴィスタサイズ][投票]
★312人の優しい日本人(1991/日)陪審員室に集められた12人の男女達。彼らは、復縁を迫った元夫をトラックの前に突き出し殺害した罪に問われている20代の女性をこれから陪審する。検事による証拠は、容疑者と被害者が言い争う現場を目撃し、容疑者の女性が「死んじゃえー!」と話すのを聞いたオバチャンの証言、被害者は容疑者に押されたのを見たと話すトラックの運転手の証言、etc・・・。彼らのほとんどは日常においてディベート等の経験がないステロタイプな日本人である。そういった性格からか審議はスムーズに進まない。頑なに有罪を主張し皆に強引に話し合うことを求める陪審員(相島一之)、全ての情報を手帳に書きとめる陪審員(中村まり子)、一環した意見を持たず議論することだけを楽しみ結論を何度も変える陪審員(村松克己)、etc・・・。迷走する果ての陪審員達の結論は?(116分)〈カラー〉[ヴィスタ・サイズ] [more][投票(2)]
★3雲のむこう、約束の場所(2004/日)いまはもうあの遠い日、僕たちは、かなえられない約束をした。 あのころ、僕たちは2つのものにあこがれていた。 沢渡サユリと、海峡のむこうユニオン占領下の北海道にそびえるあの巨大な塔。いつか必ず行くんだ、国境のむこう、見知らぬ北海道にそびえる、あの巨大な塔まで。 あの頃は、あの場所、あの時間が、いつまでも続き気がした、でも、僕をかこむ世界はこの先、何度でも僕を裏切る。中学三年の夏、サユリは僕たちに何も言わずに突然、東京に転校してしまった。 でもなぜか、今でも、誰より、近いと感じる。沢渡の夢を見るんだ、何度も繰り返し。 [more][投票(1)]
★3法王の銀行家 ロベルト・カルヴィ暗殺事件(2002/伊)冷戦下の1980年代。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世に指揮されたヴァチカンは、アメリカと並ぶ反共の一大勢力であった。1982年、イタリアの政財界の裏側で暗躍していたフリーメーソンの息がかかった秘密組織"P2"の摘発と共に、さまざまな陰謀が表層化する。ヴァチカン庇護下で、さまざまな金融工作を担当していた、カソリック系金融機関、アンブロジアーノ銀行頭取、ロベルト・カルヴィ(オメロ・アントヌッティ)もまた、イタリア中央銀行による査察という危機に直面する。カルヴィはさまざまな手段に出て、アンブロジアーノ銀行の延命と、自身と家族を守ろうとするが…。 [more][投票(1)]
★3デジモンアドベンチャー02 デジモンハリケーン上陸!!/超絶進化!!黄金のデジメンタル(2000/日)突如、ニューヨークの現れた凶悪なデジモン。現れたデジモンは次々と選ばれし子供達を異空間に封印していく。そんな中、タケル(山本泰輔)は、そのデジモンと関係があるらしい、ウォレス(宮原永海)という名前の少年を見かける。少年が向かっている目的地サマーメモリー目指して、残された子供達は、それぞれのルートで向かう。道中で、大輔(木内レイコ)はウォレスに出会う。[投票]
★3ラーゼフォン 多元変奏曲(2003/日)僕の名前は神名綾人(下野紘)、2012年12月現在、都内の中学に通う中学3年生。幼い頃に父を亡くして、今は母(橋本一子)と二人暮し。今日は二学期の終業式、放課後、誰もいない教室で、恋人の美島遙(坂本真綾)と2人で、今日を最後に取り壊される校舎に想いを馳せていると、同級生の朝比奈浩子(かかずゆみ)に見つかってしまった。朝比奈は、僕に手紙を渡そうとしていたようだけど、どんな用事だったんだろう? その後に、美島と一緒に下校した僕達は、美島が帰省先の名古屋から帰ってくる来年の正月明けに会うことを約束して分かれた。 しかし、数日後、世界は東京だけを残して滅んでしまった。 [more][投票]
★3ダーク・ブルー(2001/チェコ=英=独=デンマーク=伊)1950年のチェコスロバキア、政治犯の強制収容所の囚人、フランタ・スラーマ(オンドジェイ・ヴィトヒー)は肺炎で倒れ、医務室に運ばれる。医務室のベッドで同じ囚人である医師(ハンス・ヨルグ・アスマン)にフランタは戦中の体験を語る。 1939年、チェコスロバキア。ナチスドイツの侵攻に政府は戦わずして降伏。チェコ空軍の教官フランタは、年少の部下カレル・ヴォティシェク(クリシュトフ・ハーディック)と共に、家族も恋人も残し、イギリスへ向かう。英国空軍に所属し戦闘機で出撃を繰り返すフランタとカレルだが、ある日カレルは夫が戦地で行方不明になっている女性スーザン(タラ・フィッツジェラルド)と出会う。カレルはスーザンに惹かれるが・・・。(112分) [シネマスコープ] [more][投票]
★2ゲロッパ!(2003/日)近日中に5年の懲役で収監される予定の暴力団羽原組組長の羽原大介(西田敏行)。彼はこの機会に、組を解散しカタギになることを決心する。しかし、彼には刑務所に入る前にやり残したことは2つだけあった。それは生き別れになった娘のかおり(常盤貴子)に再開することと、ジェームズ・ブラウンの名古屋公演に行くことだった。そんな羽原の願いをかなえる為に、羽原の弟分の金山組組長・金山(岸部一徳)は、ジェームズ・ブラウンの誘拐を試みる。[112分][投票(1)]