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[あらすじ] サンセット大通り(1950/米)

過去の栄光にしがみついて生きるかつての大女優ノーマデズモンド(グロリア・スワンソン)。その大邸宅に借金取りに追われ迷い込んだジョー(ウィリアム・ホールデン)は彼女自身がカムバックのために書いた脚本「サロメ」の手直しを依頼されるがノーマがやがて彼を愛しはじめていく所から物語は・・・1950年アカデミー脚本賞受賞。スターの光と影その影の部分にスポットを当てた作品。(モノクロ/110分)
TO−Y

ちなみにこの年のオスカーは『イヴの総て

ところがこの直後の「ナショナル・ボード・オブ・レヴュー」では『イブの総て』を差し置いて「サンセット大通り」を最優秀作品に選び、同じようにベティ・デイヴィスを差し置いてグロリア・スワンソンを最優秀主演女優賞の栄冠に。ゴールデングローブ賞では監督賞、作品賞、主演女優賞が「サンセット大通り」に贈られた。

ノーマ・デズモンドの役をグロリア・スワンソンに出演依頼するまでの道のりも少々。

まずワイルダーは最初に1930年代のセックスシンボルであるメイ・ウエストに依頼しようと彼女の家に向かった。

ワイルダーの予定では彼女は60歳ぐらいであったが彼女はできるだけ若く見せようとコルセットで体を締め付け1920年代の服装をしている。そして彼女は言った。「なにか歌いましょうか?」・・・キャスティングは振り出しに戻った。

次にポーラ・ネグリに声をかけた。グロリアスワンソンとマスコミを通じて中傷合戦を繰り広げたことでも有名であった。ワイルダーはまず電話で交渉した。すると電話口から聞こえてきた彼女の声はすざまじい声であった・・・

次にかつて「アメリカの恋人」と呼ばれ賞賛されたメアリー・ピックフォードに白羽の矢を立てた。 すると彼女は65歳のシャーリーテンプルだった。どういうことかと言うと彼女は以前お金持ちのお嬢ちゃんだった。ママが子守を歌いに来るのをじっと待っている少女といったところだった・・・。

そしてようやくスワンソンに辿り着いたんだそうだ。

(評価:★5)

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