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シーチキンさんのあらすじ: 更新順

★3桃太郎侍(1957/日)実は花房の小鈴と二つ名をとる名うての女スリ木暮実千代の危ういところを救ったのは、「桃太郎」と名乗る素浪人市川雷蔵であった。彼は母の死で天涯孤独の身となったのを機に生来の正義感をもとにこの世の悪者を退治する「桃太郎」になろうと心に決めたのであった。そして謎の覆面侍に襲われた高貴な姫浦路洋子を助けたことによって、桃太郎は、讃岐藩十万石若木家のお家騒動に巻き込まれていく。若木家のお世継ぎ・新之助(市川雷蔵の二役)はなんと桃太郎と瓜二つであった。そこには桃太郎の出生をめぐる悲しいいわれがあった。。。。原作は山手樹一郎の同名小説で、何度も映画化され、1976年からは高橋英樹主演のTV時代劇として81年まで長きに渡って放映された。 [投票]
★4狼よ落日を斬れ 風雲・激情篇 怒濤篇(1974/日)幕末から明治初期にかけての激動の時代を駆け抜けた四人の青年剣士たちの生き様を描く。杉寅之助高橋英樹は旗本の家に生まれたが、世をはかなみ少年期に川に身を投げた。それを旅の剣豪・池本茂兵衛田村高廣に助けられ、彼を師とも父とも仰ぎ、ともに旅をしながら剣の腕を磨いた。一足先に江戸に居を構えた杉はある日、池本から礼子松坂慶子を送って京へ来いと知らせを受ける。杉は京で京都見廻組結成のために上洛した心形刀流の道場主・伊庭八郎近藤正臣と再会し、ふとした縁で新選組の沖田総司西郷輝彦、薩摩藩の「人斬り」と呼ばれた中村半次郎緒形拳と知己を得て酒を酌み交わす。幕府側と討幕派が入り乱れ暗闘する京で、杉は師である池本から「わしは幕府に殉じる。しかしお前は生きろ。新しい時代のために生き抜け」と江戸へ帰るように諭されるのであった。原作は池波正太郎の「その男」。[投票]
★5侍(1965/日)黒船来航で揺れる江戸幕府。万延元年二月、江戸城桜田門の辺りで時の大老・井伊直弼松本幸四郎を今か今かと待ち構える水戸浪士たち。しかしその日、井伊直弼の行列は現れなかった。「もしや一味に井伊家へ内通するものが」水戸浪士らの首領星野監物伊藤雄之助は、決行を前に怪しいと思われる人物の内偵を進める。一人は備州浪人新納鶴千代三船敏郎。彼は私生児ゆえに世をすねたが惨めな浪人暮らしに耐えられず一旗あげようと、示現一流の免許皆伝に等しい腕を頼りに水戸浪士の企てに加わった。そしてもう一人、鶴千代と親しく人望も厚い、念流の遣い手・栗原栄之助小林桂樹。彼は井伊家と親しい矢田藩松平家藩主側近でありながら、学問を修め日本のために井伊直弼討つべしと、脱藩した男だった。水戸浪士の内偵は鶴千代の生い立ちにまでさかのぼっていく。。。 [more][投票]
★2待ち伏せ(1970/日)素浪人三船敏郎は、曰くありげな頭巾をかぶった武士から小判百枚の仕事を請け負う。それは、三州峠に赴き何事かが起きた時に、斬るべきものを斬れ、という謎めいた仕事だった。三州峠に向かう途中で素浪人は、亭主にひどい目にあわされていたおくに浅丘ルリ子を助ける。そしてたどり着いた三州峠の茶屋で、旅がらすの渡世人弥太郎石原裕次郎と鉢合わせる。その茶屋には元は医者だという玄哲勝新太郎という曲者が住み着いている。その時、役人・伊吹兵馬中村錦之助が盗賊を捕まえて傷だらけになって現れる。果たして三州峠で、何が起こるのか!?[投票]
★5草の乱(2004/日)1883年秋、埼玉県秩父地方で起きた「秩父困民党事件」の映画化。当時、暴落する生糸価格とともに、明治政府によって課せられる重税によって、困り果てた多くの農家が、高利貸しに手を出し、借金を返すこともできずに、次々と土地を奪われていった。追い詰められた農民たちに、時の政府によって弾圧されていた自由党党員たちが合流し、「自由民権」の旗をかかげた一揆が起きた。その一揆がわずか9日後には明治政府によって鎮圧されるまでを、一揆の首謀者の一人、生糸商家・井上伝蔵緒形直人を軸に描く。 [投票]
★3コラテラル(2004/米)ロサンゼルスで、毎晩、タクシーの運転手をしているマックスジェイミー・フォックスは、ある晩、ヴィンセントトム・クルーズという客を乗せる。ヴィンセントは、仕事の関係で今晩中に5ヶ所をまわり、明日朝6時の飛行機で出発したい、と多額のチップをはずみ、マックスを一夜限りの「お抱え運転手」にする。ところがヴィンセントの正体は、冷酷非情な殺し屋であった。そして思わぬことからヴィンセントの予定が狂いはじめ、マックスもヴィンセントの「仕事」に巻き込まれることに・・・[投票]
★5笑の大学(2004/日)太平洋戦争開戦前夜の昭和15年秋、警視庁に新たに着任した検閲官向坂役所広司は、「この重大な時局に、喜劇などもってのほかだ」と、ビシビシ芝居の台本を検閲していった。その彼の前に、浅草の軽演技一座「笑の大学」の座付き作家椿稲垣吾郎が一ヵ月後に公演する予定の喜劇の新しい台本を持ってくる。当然、すんなり上演許可がおりるはずがない。向坂から次々と繰り出される無理難題、一方、一座からは稽古が間に合わないから早く台本を仕上げろと急かされる。椿はなんとか検閲をくぐり抜けようと猛奮闘!検閲官と劇作家の熾烈なやりとりの行き着く先は・・・・・ [more][投票(2)]
★4この首一万石(1963/日)大名行列などの雇われ人足・権三大川橋蔵は、浪人の一人娘ちづ江利チエミと恋仲だが「娘が欲しければ武士になれ」と言われてしまう。権三は九州の一万石の小藩小此木家家臣一行の帰国の槍持ちに雇われ、東海道を下っていく。そして三島の宿で本陣に宿をとったが、その夕刻、四十九万石の大藩渡会家の将軍家お召しのための江戸へ上る大名行列とかち合ってしまう。渡会家は四十九万石の大大名が脇本陣に泊まる事はできぬ、と小此木家家臣たちに本陣をゆずれと言ってきた。これが面白くない小此木家一行は・・・・・伊藤大輔原作・脚本・監督で、武家社会の身勝手さを痛烈に批判した一本。[投票(1)]
★4隠し剣 鬼の爪(2004/日)時は幕末。海坂藩の下級武士片桐宗蔵永瀬正敏は、かつて下女をしていたきえ松たか子が嫁いだ商家でひどい目にあわされているのを見かねて自宅へ連れ帰る。その頃、江戸屋敷にいた狭間小澤征悦が謀反の咎で送り返され、「郷入り」として山奥の牢内に閉じ込められた。片桐と狭間はかつて戸田寛斎田中泯の道場で剣を学び竜虎といわれた。剣の腕では狭間が上と言われていたが、戸田は秘伝「隠し剣鬼の爪」を片桐のみに伝えたのであった。やがて狭間は隙をみて牢から脱走。藩家老緒形拳は片桐に狭間を斬れと命じた。狭間との決闘を前に、片桐は師である戸田を訪れるのであった。 [more][投票(1)]
★3えっちゃんのせんそう(2002/日)太平洋戦争末期、在満州の日本人一家が敗戦直前から、敗戦、そして日本に引き上げてくるまでの苦難の道のりを、一家の末娘の目を通して描く。 [投票]
★3お墓がない!(1997/日)大女優・桜咲節子岩下志麻は、若手人気女優安達祐実と共演する、主演映画「宣告」で、不治の病の娘を持つ母親を演じるために大学病院に取材に行き、ついでに検査も受けた。その検査で、自分が癌だと思い込んだ節子は、家の墓もなく家族もいない自分が、このまま死んだらお墓がない、と猛烈に自分の墓探しを始める。[投票]
★2デビルマン(2004/日)不動明伊崎央登は、両親を失くしてから牧村家(父宇崎竜童、母阿木燿子、美樹酒井彩名)に引き取られていた。ある日、幼馴染の飛鳥了伊崎右典が「大変なことになった」と明を自宅の地下室に連れてくる。そこには、生物に合体する能力を持ったデーモンにとりつかれた了の父の変り果てた姿があり、明までデーモンにとりつかれる。しかし明は、人間としての意識を失わず「デビルマン」として生まれ変わったのであった。一方、世界各地で次々とデーモンが現れ人間を襲撃し、世界中が大混乱に陥るのであった。。。。原作は永井豪の同名漫画で1970年代にはTVアニメにもなった。[投票]
★4眠狂四郎無頼剣(1966/日)油問屋弥彦屋に賊が押し入った。その正体は、上方で貧民救済の義挙のために決起しながら、幕府方に鎮圧された大塩一派の残党、愛染天知茂であった。彼は、大塩から油の精製法を手に入れながら裏切った弥彦屋らに、一万両を要求した。しかし愛染の真の狙いは江戸を火の海にすることであった。この陰謀をめぐって、愛染一派と、弥彦屋に雇われた用心棒たち、そして眠狂四郎市川雷蔵が、入り乱れる。[投票]
★3浪人街(1957/日)浪人、赤牛弥五右門河津清三郎と母衣権兵衛藤田進は、ふとしたことから、同じく浪人・荒牧源内近衛十四郎と知り合う。源内は女スリのお新水原真知子に貢がせて気楽に暮らしていた。赤牛は、源内がもつ短刀を手に入れようと狙っていたが、浅草の三社祭りの日、旗本・小幡兄弟(石黒達也竜崎一郎)と大騒動を起こす。この騒動に巻き込まれたお新が小幡兄弟に人質に取られてしまう。 [投票]
★5忍者狩り(1964/日)三代将軍家光公の御世。幕府は外様大名を次々と取り潰していった。この時、伊予松山藩では当主の重病を理由に、嫡子・種丸への家督相続を願い出た。幕府は一方で家督相続を認める将軍家の「お墨付き」を下しながら、これを機に松山藩を取り潰そうと闇の蔵人天津敏に命じた。幕府の陰謀を察した松山藩家老田村高廣は、幕府方忍者集団に対抗すべく、かつて彼らによって「お家取り潰し」となった浪人和田近衛十四郎をはじめ、3人の浪人(佐藤慶山城新伍河原崎長一郎)を新たに召抱えた。かくて、松山藩の御家存亡をかけて、4人の浪人たちと、蔵人を頭とする幕府方忍者集団との、熾烈な戦いがはじまった。[投票]
★4十兵衛暗殺剣(1964/日)時は三代将軍家光公の御世。将軍家指南役として、隆盛を誇る柳生新陰流に対し、「我こそが正統派新陰流なり」と、江戸城下に堂々と旗揚げをした幕屋大休大友柳太朗。新陰流の開祖・上泉伊勢守には、柳生新陰流の祖・柳生石舟斎の他に、小太刀を遣えば石舟斎をもしのぐと言われた松田織部正という高弟もいたが、豊臣方についたために野にうずもれた。幕屋大休は織部正の直系の弟子であり、彼は今、上泉伊勢守の印可状と正統派の証たる短刀をたずさえて、柳生新陰流最強といわれた柳生十兵衛近衛十四郎の前に現れたのであった。十兵衛はなんとしても印可状を手に入れんと、琵琶湖にまで幕屋を追っていくが、幕屋は古くから琵琶湖を根城に暴れまわった戦闘集団「湖賊」と結託して、十兵衛を待ちうける。[投票]
★4きさらぎ無双剣(1962/日)時は八代将軍吉宗公東千代介の治世。将軍の座を虎視眈々と狙う尾張大納言は、幕閣の要人を次々と味方に引き入れていく。吉宗の懐刀・大岡越前守高田浩吉は、五つ目小僧松方弘樹を密かに牢から出し播州へ竜胆月之介市川右太衛門を迎えにやらせる。かくて江戸を舞台に、吉宗公を将軍の座から引きずりおろさんとする陰謀をめぐり、竜胆月之介、そして天下に二人といない剣豪・蒲生鉄閑近衛十四郎、酒で身を持ち崩した道楽旗本ながら剣の腕は確かな高田左近里見浩太郎、左近の師匠にして蒲生鉄閑とも因縁浅からぬ立花隼人正若山富三郎らが入り乱れての大活劇が幕を開ける。江戸の空に、竜胆月之介のきさらぎの剣がひときわあでやかに舞うのであった〜。[投票]
★3小津と語る TALKING WITH OZU(1993/日)小津安二郎没後30周年(生誕90周年)にあたる1993年に、彼の代表作の一つ『東京物語』がリニューアルプリントされて上映された。その時に同時上映されたドキュメンタリーフィルム。スタンリー・クワンアキ・カウリスマキクレール・ドゥニリンゼイ・アンダーソンポール・シュレイダーヴィム・ヴェンダースホウ・シャオシエン、の7人の監督にインタビュー形式で、それぞれに小津への思いを語ってもらう形式。『東京物語』と同時上映されたのは全編40分のショートバージョンで、80分のロングバージョンもある。[投票]
★3ディープ・ブルー(2003/英=独)地球の表面積の70%を占めるといわれる「海」をテーマに、地球各地200ヶ所でロケ、7年におよぶ制作期間をへて、イギリスBBCが中心となってつくられた。5000メートルの深海域から、厳寒の南極、北極、広大な南の海など、海とそこに生きる生物を描いたドキュメンタリー映画。[投票]
★4ドレイ工場(1968/日)金属加工工場を舞台に、厳しい労働条件の下で、ある労働者の事故死をきっかけに、労働組合が結成され、さまざまな妨害や圧力をはねかえしながら、会社と闘争する様を描いた映画。この映画は労働組合などから寄せられたカンパによって制作費が捻出された。 [投票]