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[あらすじ] 大鹿村騒動記(2011/日)

長野県南アルプスの麓にある、人口千人余りの大鹿村では300年もの間、村人たちによって「大鹿歌舞伎」が伝えられてきた。いよいよ今年もその上演が5日後に迫ったある日、村歌舞伎の花形役者・善原田芳雄は、「リニアモーターだ」「地デジだ」とみなが騒ぐ中でも芝居の稽古に余念がない。ところが18年前に駆け落ちした女房の貴子大楠道代がその相手の幼馴染の治岸部一徳と一緒にひょっこり帰ってくる。なんと貴子は脳が萎縮する難病にかかり記憶を失い、駆け落ちしたことすら忘れてしまっていた。やむなく治は「返す」と言って戻ってきたのだが…(93分)
シーチキン

長野県下伊那郡大鹿村は、長野県南部にある村で、その村の「大鹿歌舞伎」も実際に300年の歴史をもち、村人たちによって上演されてきたもの。同村の公式ホームページにも紹介されており、現在は毎年5月3日と10月第三日曜日に上演されているとのこと。

また劇中に出てくる「大鹿歌舞伎」の演目は、平家滅亡のその後を描いた、「六千両後日之文章 重忠館之段」というもの。ものの本(というかネットで調べたから「もののサイト」が正確か)によると、この演目は「大鹿歌舞伎」だけに伝わる演目で、15人の役者が登場する1時間半を超える長編らしい。

ついでに言えば題名にある「六千両」とは、千両役者が六人いる、の意らしく、皆がそれぞれ見せ場をもらえるという、いかにも村芝居らしい演目だとか。

(評価:★4)

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