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濡れ鼠さんのあらすじ: 投票数順

★4笑う窓の家(1976/伊)その筋で名を知られたステファノは、フレスコ画の修復を依頼されて、北イタリアの寒村を訪れる。それは聖セバスチャンの殉教を題材にしたもので、破損の著しい教会の内壁に残されていた。今は亡き画家の姉妹の所有だったという古屋敷に腰を据えて、ステファノは仕事に取り掛かる。美人の小学校教師とも昵懇になり、滑り出しは順調に見えた。しかし、間を置かずして、何者かから嫌がらせの電話を受けるようになる。教会の壁画は呪われているので関わり合いになるなというのだ。同じ頃、村人の口端に上る奇妙な噂が耳に飛び込んでくる。何でも殉教画の作者は、悪魔と契りを交わしており、作品の完成のために姉妹の助けを借りて人身御供を行っていたというのだ。そして、最初の殺人が起こる[投票]
★5三人の仲間(1938/米)第一次世界大戦の終戦間もないベルリン。生死の境を共にした三人の戦友が共同出資して、自動車の修理工場を立ち上げようとする。しかし、失業率がうなぎ登りの社会不安にあって、見通しは明るくない。夜な夜な三人は、戦火の爪痕が生々しい首都の通りをそぞろ歩いては、場末のキャバレーで酒を酌み交わし、新たな時代の夜明けの戯れ歌に敗戦の痛みを洗い流そうとする。血よりも濃い絆で結ばれていることを自負する仲間だったが、じきに、別の、よりやっかいな情熱も共有することになる。幸か不幸か、三人もろとも、一人の歌姫と恋に落ちてしまったのだ。[投票]
★4魔界からの招待状(1972/英=米)互いに面識のない5人の男女が、ツアーグループに参加して地下墓所を訪れる。とば口に入る前に、途中で洞窟が枝分かれしているので気をつけるようにと警告されるが、すぐに他の団体客からはぐれて道に迷ってしまう。どうやら袋小路に突き当たったらしい。奥の開けた場所に、5人の到来を待ち構えたようにして、謎めいた風貌の老人の姿があった。そして、厳かな口ぶりで告げるに、各々の死に様が手に取るようにわかるのだという。かくして、良心に恥じるところがある5人の罪と罰の物語が、恐るべき委細を尽くして明らかにされる。ECコミックの恐怖漫画を原作にした全5作品のオムニバス。[投票]
★4戦火(1958/米)ブランドン大尉は、米軍の航空輸送隊に属するベテラン飛行士だ。中国全土で拡大中の抗日ゲリラに向けて空からの物資支援を指揮する。部下と一緒に操縦席にいないときは、たいてい場末の外人バーに入り浸っていた。ある晩、泥酔して表へ出ると、一人の老人が待ち構えていた。自分の娘を身売りしたいのだという。大尉は軽い気持ちで話に応じるが、純朴そうな娘の顔を見るなり心を変える。翌朝寝室で目を覚ますと神妙な顔をした娘が傍らに控えていた。ブランドンは小間使いの少年に命じてただちに追い払おうとする。しかし、中国滞在の長い友人のケイルン牧師によって、娘が落魄した名家の出であること、既にブランドンが支払った三か月の契約期間を終えるまで家に戻れない事情を説明される。[投票]
★4ディシジョン・アット・サンダウン(1957/米)遠路はるばる駅馬車で旅してきた男が丘の麓で仲間と落ち合う。男の名はバート・アリソン。一足先に偵察中の友人サムから、3年間血眼になって行方を捜していた相手が西部の田舎町にいるとの確認をとったのだ。その男、テート・ブリスブローは、近辺の土地で飛ぶ鳥を落とす勢いの名士として知れ渡っている。さらにアリソンにとって腹立たしいことに、町一番の資産家の娘との結婚式が翌日に迫っていた。実は、二人の間の因縁は、一人の女に端を発していたのだ。バートは通りすがりの者を装い、サムが準備してきた馬に跨って土煙が翻る町へ繰り出す。すぐにアリソンは、ブリスブローが金にものをいわせて町の保安官を篭絡しており、お抱えの用心棒たちが町中で睨みを利かしていることを知る[投票]
★3シャドーマン(1974/仏)中世の秘密結社の研究家として名高いボレゴ伯爵は、金に目が眩んだ使用人に裏切られて、真紅の覆面の怪人の訪問を受ける。自分もそのメンバーであるテンプル騎士団の財宝が、おとぎ話でなく実在することを嗅ぎつけられたのだ。その謎の男は、欲しいものを手にするためには手段を選ばない犯罪組織の頭領で、狂気の天才科学者の協力を得て死霊の暗殺部隊を編成しようとしていた。覆面の男の脅迫を拒んだ結果、ボレゴ伯爵は帰らぬ人となる。叔父の不幸を知って急遽帰国した甥のポールは、恋人のマルチンの紹介でアマチュア探偵のセラフィンを雇って真相に迫ろうとする。一方、同志の一人を失ったテンプル騎士団は緊急の集会を開き、血で血を洗う復讐を誓う[投票]
★4ブキャナン・ライズ・アローン(1958/米)歴戦のガンマンのトム・ブキャナンは、メキシコで傭兵として2年間の勤めを果たした後に、カルフォルニアを通って、一路南東に進路を辿っていた。流離の日々の間に蓄えた2000ドルを元手に、故郷のテキサスの牧場を買って錦を飾ろうというのだ。そんなブキャナンも、途上で寄った国境の町で不本意な抗争に巻き込まれる。地元の富と権力を一手に握るアグリー・ファミリーの問題児が、メキシコ側の名士の息子との間に起こした発砲事件に加担してしまったのだ。そうでなくても旅人の虎の子に目を付けていた保安官一味によって、ブキャナンは共謀罪の濡れ衣を着せられ、絞首刑に処されそうになる。一方、アグリーの大ボスは、息子を殺した男の親から身代金を巻き上げられないかと譎謀する[投票]
★4サファイア(1959/英)若い妊婦の惨殺死体がロンドン郊外の公園で発見される。白人と見紛う面貌とは裏腹に、警察へ身元確認に現れたのは、夜の闇より濃い肌の色をした黒人の兄だった。専門医であるという兄の証言により、胤違いの妹のサファイアは、生みの母が黒人女性であることを気取られないように、近頃新しい友人グループの間で扮技していたことが明らかにされる。当然、サファイアの出生を知らずに苦杯をなめさせられた可能性がある婚約者のポールが、容疑者の最有力として目をつけられる。ところが、故人の生前の交遊関係の洗い直すうちに、二つの世界の狭間で引き裂かれていた混血女性の異なる顔が浮上してくる。[投票]
★5凱里ブルース(2015/中国)40代の飾陳升は、中国南西部の県級市(貴州省凱里)で、還暦を過ぎた女医と一緒に小さなクリニックを営んでいる。黒社会の一員だった陳升は、仲間を庇うために刑務所行きを承諾し、出所を果たす前に愛妻を宿痾により亡くしてしまっていた。今日、陳升は、母親のいない甥っ子の衛衛を可愛がり、将来養子に引きとろうと真剣に考えていた。ところが、そんな陳升の思いを嘲笑うように、ヤクザ者の弟が衛衛を売り飛ばしてしまう。陳升は、弟の性根の悪さに憤るものの、逆に亡母に対する自分の親不孝を謗られる始末だった。陳升は衛衛を連れ戻すために、鎮遠県にある霧深い山峡の村へ単身旅立つ。[投票]
★4今日(2012/仏)おめでとう、サッチェ!次に死ぬのは君の番に決まったよ!拍手喝采のもと、故郷の人々に暖かく送り出された男は、生前最後の日を、生まれ育った街のあちこちを再訪したり、自分の人生で重要な役割を演じた面々を尋ねたりして過ごすことにする。幼少の頃から秀才の誉れ高く、親族の出資で米国留学を果たしたサッチェは、自分に対する人々の意見が一枚岩でないことに気づかされる。親戚たちは彼のよそよそしい態度を責め、元カノは彼の行儀のよさを嘲笑う。そして、なぜ、自分が選ばれたのか納得のいかないサッチェに対して、叔父は人知を超えた神の意志を説くのだった。最後に彼は長らく音沙汰がなかった妻と幼い子供のもとに立ち寄り、ささやかながらも、和解の歩み寄りを試みる[投票]
★4殺人者にスポットライト(1961/仏)余命幾許もない大富豪のエルブ・ドゥ・ケルロケン伯爵が病床から跡形もなく姿を消したとき、子供たちは遺体が発見されて法医学的に死亡が確認されない限り、遺産分配を5年間保留しなければらないと宣告される。その間、厖大な領地の管理に必要な経費を捻出するために、城館を観光客に開放することを余儀なくされる。奇しくも資材を揃えてアトラクションとしての化粧替えに必要な準備を進め始めた矢先に、居合わせた者が次々と不審死を遂げる。果たして遺産の一人占めを狙う身内の仕業か?相続者の一人ジャン=マリの恋人で好奇心旺盛なパリ娘のミシュリンは、すっかり探偵気取りになって犯人探しに夢中になる。[投票]
★4赤の女王は七回殺す(1972/伊)モード写真家として活躍するキティの周囲で、次々と近親者が殺害される事件が起きる。目撃者によれば、犯人は赤いマントを纏った女性で、面影がキティの妹のエヴリンにそっくりなことが判明する。キティは妹が北米に渡航中なので別人に違いないと一蹴するが、妹の身に何が起きたのか口外できない事情があった。事件の概要は不思議にもキティの家系に古くから伝わる伝説に符合しており、彼女は動揺を隠すのに苦労する。家伝によれば、100年おきに<赤の女王>が現れて七人を血祭りにあげる。最後の犠牲者は必ず<黒の女王>になるべきで、それは即ち殺人者の姉妹に他ならない。奇遇にも、幼い頃から仲が険悪だった同家の姉妹の間で、エヴリンは自分を赤の女王に見立てるのを好んでいた[投票]
★4アモク(1972/伊)ヴェニス近郊の私用の島に住む著名な作家のもとに米国人の娘グレタが秘書として雇われる。新しい主人は美しいバイセクシュアルの妻と共に麻薬とセックスに溺れて暮らしていたが、前任の秘書のサリーが跡形もなく姿を消してしまったのだ。人里離れた島の居館には、週ごとの乱痴気騒ぎの客のほかは、主人の目となり耳となる無口のバトラーと、知能が小学生並みの巨躯の漁師ぐらいしか出入りしない。そんな禁断の園に単身乗り込んできたグレタには、新しい雇用主に伏せている秘密があった。同じNYの出版会社に勤めていたサリーと同性愛の関係にあったのだ。行方不明者に関して型通りの聴収しか行わない地元の刑事の忠告に反して、グレタは独力で恋人の身に何が起こったのか探ろうとする [more][投票]
★4映画館の恋(2005/韓国)映画学校で学ぶサンウォンは将来に希望が持てずに塞ぎの虫にとりつかれている。兄の買い物に付き合った帰りに高校時代の仲間の恋人のヨンシルと再会を果たして抃舞するものの、二人の関係の先行きに自信が持てない。映画監督のトンスは、旧友の短編の上映会の帰りに同じ映画館から出てきた主演女優を目にしてたちまち恋に落ちる。実はその友人は、映画学校時代から傑出した才能でトンスの憧憬の的だったのだが、彼女が演じる役柄に自分が思い描く理想の女性像が余すところなく表わされているような気がしたのだった。トンスは、相手の気を引きたいばかりに、友人の作品が自分の実体験に基づいているとうそぶいて見せる。それは、すなはち、サンウォンとヨンシルの心中話に他ならない[投票]
★4あなた自身とあなたのこと(2016/韓国)アラフォーのカップルのヨンスとミンジョンは、飲酒を断ってから互いの間に溝ができてしまったことを痛感している。というのも、禁酒の誓約にもかかわらず、ミンジョンが別の男と飲み歩いている事実が発覚したからだ。自分の非を問い詰められるのに辟易したミンジョンは、当分の間顔を合わせないように強弁を張る。一人残されたヨンスは孤独に耐えきれずに、恋人の面影を追って町を彷徨い歩く。自宅の門前へ押しかければ居留守を使われ、勤務先では取次を拒否されるのだった。その間、ミンジョンは、バーで面識があると言って近づいてくる男たちをとっかえひっかえ試していた。ある者には、実在しない双子の姉妹を名乗り、別の者の前では他人の空似を貫こうとする[投票]
★4夜の海辺でひとり(2017/韓国)落ち目の女優のヨンヒは、妻子のある映画監督との関係のこじれから、息抜きにハンブルグの旧友のもとを訪れる。市内の美しい公園から茫洋とした浜辺まで、あてどない散策を繰り返すうちに、ふと浮かんだのは海外移住の考え。しかし欧州暮らしの長い友人から言下に一笑に付されて、その場にいるはずもない男を心待ちにしている自分を再認するのだった。韓国へ戻ったヨンヒは、季節外れの海辺の保養地で、顔馴染みであると言って近づいてきた映画館の主人の誘いを受ける。彼の伴侶からも暖かい歓待を受けて、ソウル脱出を真剣に考え始めるものの、思い出すのはあの人のことばかり。尻切れトンボになった自分のキャリアのことが頭を離れないのだった。[投票]
★1ゆれる人魚(2015/ポーランド)陸に上がってストリップ・キャバレーに雇われた人食い人魚の姉妹を巡る珍騒動。ポリッシュロック・ミュージカル仕立て。[投票]
★3ロスト・シティZ 失われた黄金都市(2016/米)チャレンジャー教授のモデルの一人であり、インディアナ・ジョーンズの原型とも言われている英国人探検家パーシー・フォーセットの生涯の軌跡を辿る。20世紀初頭に王立地理学会によってアマゾンに派遣されて以来、黄金郷と同一視された古代都市の伝説に取り憑かれて、奥地での危険な探索を幾度となく試みた。愛妻によって不死身だと讃えられた男も、1925年の長男を伴った遠征を最後に消息が途絶える。第一次世界大戦を挟んで、<エル・ドラード>を大航海時代の根も葉もない妄言として退ける当時の通説に真っ向から逆らいながら、いつしか戦乱に荒廃させられた現世からの抜け口を<失われた都市Z>の蜃気楼のうちに求めるようになる[投票]
★4ストレイドッグス 家なき子供たち(2004/アフガニスタン=イラン=仏)タリバン政権崩壊後の首都で路上暮らしを強いられる幼い兄妹の物語。二人の両親は健在だが、父はタリバン側について戦ったために米軍の刑務所に閉じ込められている。母は、父の不在中に再婚したことから不貞の罪を着せられ、獄中で宗教裁判の裁きを待つ身の上だ。毎晩、二人の子供は、戸外の寒さを凌ぐために母のいる牢屋を訪れて、中で一緒に眠らせてくれるように懇願する。しかし、門番のほうも、立場上、そう何度も例外を認めるわけにいかない。兄妹は、母と同様に壁のなかで眠りたいのなら、盗みを働いて自分が囚人になるほかないと助言を受ける。冗談とも本気ともつかない言葉を真に受けた二人は、町へ繰り出し、一体何を盗めば手際よくしょっ引かれるかと、目ぼしい標的を探し始める[投票]
★4灰と土(2004/アフガニスタン=仏)共産党によるクーデターが引き金になって国中を戦火で包み込む内戦が勃発してからどれくらい経ったかわからない頃。人里離れた涸れ谷をトラックの荷台に揺られて運ばれてきた老人と孫が対岸へ向かう分岐点で降りる。二人は国有鉱山への乗り継ぎを求めて橋の袂の検問所を尋ねるが、次の乗合車がいつ通るかわからないとつれない応対を受ける。老人は一度は自力で山を越えようとするものの、すぐに幼い同伴者の足では無理なことを悟る。おまけに、その子は、故郷の村が爆撃を受けたときに聴覚を失い、少し頭がおかしくなっていた。そうでなくても、老人には火急の要件があった。二人は、子供の父親に悪い知らせを伝えにきたのだが、血の気の多い男の反応について最悪の事態を恐れていたのだ[投票]