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さんのあらすじ: 点数順

★5ラスト・ワルツ(1978/米)16年間にわたって活動を続けてきたザ・バンドが、1976年11月25日、サンフランシスコのウィンターランドで行なった、いわゆる解散記念コンサート「ザ・ラスト・ワルツ」の記録である。映画はアンコールの最後の曲から始まり、監督のスコセッシによるメンバーへのインタビューを所々にはさんで、まるで連想ゲームのように組み立てられている。ビル・グレアムが Concept Producer とクレジットされている。また、コンサートの音楽プロデューサーはジョン・サイモン。 [more][投票(2)]
★5赤い靴(1948/英)バレエ団の主宰者ボリス・レールモントフ(ウォルブルック)は、ロンドンでの興行中に二人の新人を発掘した。作曲家のジュリアン・クラスター(ゴーリング)とダンサーのヴィッキー・ペイジ(シアラー)である。プリマのイリーナ・ボロンスカヤ(リュドミラ・チェリーナ)が結婚すると、芸術至上主義者のレールモントフは彼女を首にして、ヴィッキーを抜擢した。クラスターも新作バレエ「赤い靴」の音楽を作曲し成功をおさめるが、いつしかヴィッキーと愛しあうようになりレールモントフの逆鱗に触れる。15分におよぶ劇中劇「赤い靴」(アンデルセンの童話に基づく)も話題を呼んだ本格的バレエ映画。(アーチャーズ □ 133分) [投票]
★5おかしなおかしな大追跡(1972/米)学会に出席するため、婚約者と二人でアイオワからサンフランシスコに出てきた音楽学者のハワード(オニール)。鞄の中には学説を証明するための貴重な岩石標本が入っている。ところが、ホテルの同じ階の泊まり客の中に、同じ鞄を持った人物が二人。金持ちのホスキンス夫人の鞄には宝石が、政府エージェントの鞄には秘密書類が入っている。宝石泥棒や、機密書類を狙うスパイが入り乱れる中、またまたそっくりな鞄を持ったジュディ(ストライサンド)が現われたものだから大混乱。おまけにジュディは、なぜかハワードの婚約者のふりをして彼を振り回すのだ。『赤ちゃん教育』を換骨奪胎したスラプスティック・コメディ。(WB □ 95分) [投票]
★5スイッチング・チャンネル(1988/米)人気TVキャスターのクリスティ・コレーラン(キャスリーン・ターナー)は働きすぎで本番中にダウン。 久しぶりに休暇旅行に出かけ、そこで知り合った金持ちのニューヨーカー(クリストファー・リーブ)と意気投合。 帰って来るなり仕事をやめて結婚すると言い出すが、元夫のプロデューサー(バート・レイノルズ)は、あの手この手で引き止めにかかる。 『ヒズ・ガール・フライデー』のリメイク。 [投票]
★5戦争プロフェッショナル(1968/英)1960年代前半のコンゴ。アメリカ人傭兵カリー大尉は、首都から遥か離れた鉱山町の住民救出を依頼される。実のところ雇い主の真の目的は、町の大金庫に保管してあるダイヤの原石を持ち帰ることだった。噂を聞きつけたナチ信奉者のドイツ人傭兵も救出軍に参加を志願。反乱軍が迫る中、特別列車を仕立て国連軍の監視の目をくぐって出発した一行は、無事目的を果たして生還できるか。(MGM [[□]] 100分) [投票]
★5君に愛の月影を(1969/仏)フランスの田舎町のミスコンテストで優勝したマルト・ケラー に一目惚れしたアメリカの大富豪が、強引にプロポーズ。 彼女のために故郷の町を住民ごとニューヨークへ移してしまう。 しかし、そこで見るお月様は故郷と同じではなかった... 『まぼろしの市街戦』と並ぶフィリップ・ド・ブロカの傑作喜劇。[投票]
★4カルメン(1984/仏=伊)スペインはアンダルシア地方、砦の守備隊に勤めるドン・ホセ(プラシド・ドミンゴ)を誘惑するジプシー女カルメン(ジュリア・ミゲネス)。しかしドン・ホセにはミカエラ(フェイス・エシャム)という婚約者がいる。ある日、喧嘩騒ぎを起こしたカルメンを街の牢まで護送することになったドン・ホセは、カルメンを逃がしてしまう。いったんはいい仲になった二人だが、移り気なカルメンは闘牛士エスカミリオ(ルッジェロ・ライモンディ)のもとに去ってしまった。◆ご存じフランス・オペラの代表作『カルメン』を、オール・ロケでスケール豊かに映画化した二時間半近い大作。振付をアントニオ・ガデスが担当した。 [投票(1)]
★4ハリウッド・トラブル(1994/米)マット・ホブス(ノルティ)は実力はあるが売れない俳優。一時凌ぎのアルバイトにプロデューサー(ブルックス)の運転手をしている。別れた妻(ウルマン)が麻薬密売で逮捕され、六歳の娘ジーニー(ライト)を預かることになった。なれない父親役に戸惑うマット。『オペラハット』のリメイク版の主役オーディションを受けることになるが、ジーニーもテレビの子供番組のオーディションを受けたいと言い出す。ハリウッド内幕物に父娘物の要素を絡ませた、ちょっと辛辣ながらも心暖まるコメディ。(コロムビア □ 115分) [more][投票(1)]
★4名誉と栄光のためでなく(1966/米)1954年ディエンビエンフー陥落。抜群のチームワークを誇ったラスピギー中佐(クイン)率いるパラシュート部隊も、フランスに帰ると解散した。バスクの農家出身の中佐はフランス軍ではうだつが上がらず、アルジェリアでの対ゲリラ戦の指揮を志願する。かつての部下に招集をかけると、今は戦史編纂室で学究的な生活を送るエスクラヴィエ(ドロン)もこれに応じた。二人はアルジェリア出身の戦友マヒディ(シーガル)を探すが行方不明。ところが、彼こそがゲリラ軍の指揮官だったのだ。『アルジェの戦い』と合わせて見ると興味もます、恋ありアクションありの娯楽大作。(コロムビア □ 129分)[投票(1)]
★4血を吸うカメラ(1960/英)撮影所でカメラ助手として働くマーク(カール・ハインツ・ベーム)。アルバイトは場末のスタジオでヌード写真のカメラマン、そして趣味は16mm映画の撮影というカメラ三昧の日々。三脚に仕込んだナイフが強い味方だ。昨夜はこれで街娼をプッツリ...恐怖におののく表情をしっかりカメラに収めた。こんな孤独なマークも、下宿の娘ヘレン(アンナ・マッシー)と人並みのデートをするようになって、少し変わってきた。しかし、またしても殺人を犯してしまい、警察の捜査の手が迫ってくる。E・プレスバーガーとのコンビで『黒水仙』『赤い靴』などの名作を手掛けたパウエルが、一転して異色の題材に取り組んだサイコスリラー。(□ 101分) [more][投票(1)]
★4カルメン(1983/スペイン)フラメンコ・バレエ「カルメン」を準備中のアントニオ。主役の人選に悩んで、音楽監督のパコに相談する。彼らはクリスティーナのフラメンコ学校を訪れるが収穫はない。あきらめて帰ろうとした時、一人の娘が遅れてやって来た。彼女の名はカルメン。黒い髪に情熱的な瞳、まさにイメージ通りだった。――リハーサルを重ねるうち、アントニオは次第にカルメンに惹かれてゆく。二人は結ばれるが、カルメンには服役中の夫、フアンがいた。嫉妬に狂うアントニオは出所したフアンと対決する。◆現実と虚構が交錯する情念のフラメンコ劇。カルロス・サウラの日本上陸作にして、アントニオ・ガデス・ブームの火付け役となった作品。(□ 101分) [more][投票(1)]
★4サイレントナイト こんな人質もうこりごり(1994/米)クリスマスイブの晩、非常線を張られて進退きわまった強盗が、通りかかった夫婦を人質にしてその家に立てこもる。ところが、これが離婚協議中の夫婦で、強盗そっちのけで口論に余念がない。退学寸前の不良息子が強盗に弟子入りを志願したり、さらには、夫の母親と兄夫婦がクリスマス・ディナーにやってくるにおよんで、状況は強盗の手に負えなくなる。(タッチストーン □ 93分)[投票(1)]
★4少佐と少女(1942/米)ニューヨークに出てきたものの仕事がうまくいかず、あきらめて帰郷することにしたスーザン・アップルゲイト(ジンジャー・ロジャース)。汽車賃にとっておいたお金で切符を買おうとしたところ何と運賃が値上がりしている。親子連れを見てひらめいたスーザンは化粧室に駆け込むと12歳の少女スースーに変身、半額で切符を買い無事乗車したが車掌に怪しまれ個室に逃げ込んだ。個室の乗客は人のよさそうな陸軍少佐(レイ・ミランド)で、車掌に内緒で泊めてくれることになったのだが...。ビリー・ワイルダーのハリウッドでの監督デビュー作。(パラマウント ■ 100分) [more][投票]
★4雨(1932/米)ハワイから英領サモアへ向かう途中のパゴパゴ島。検疫のため足止めされた船客たちは島でただ一軒のホテルで待機することになった。なかの一人セイディ・トンプソン(クロフォード)は兵隊たちと陽気に騒いでいたが、前歴が娼婦だと知った宣教師デイヴィッドソン(ヒューストン)は彼女を悔い改めさせようとする。モームの短編小説を元にコルトンとランドルフが書いた舞台劇の二度目の映画化。当時売り出し中のクロフォードがMGMから貸し出される形で出演し、ニュアンスにとんだ役を意欲的に演じた。興行的には失敗だったというが、現在ではクラシック名画の一つに数えられている。(UA ■ 92分) [投票]
★4愛と復讐の騎士(1997/仏=伊=独)ルイ14世時代のフランス。ラガルデール(オートゥイユ)は名剣士の誉れ高いヌヴェール公爵(ペレーズ)に決闘を挑むが惨敗。しかしなぜか気に入られ、花嫁を迎えに行く旅に同行することになった。公爵唯一の血縁である従兄弟のゴンザグ(ルキーニ)は婚礼の宴を襲ってヌヴェールを殺させ花嫁を連れ去った。遺児オーロールを託され脱出したラガルデールにも追手が迫るが、谷底に落ちて死んだと思わせた。―それから16年、美しく成長したオーロール(ジラン)とともにパリに帰ってきたラガルデールは変装してゴンザグに近づき復讐の機会を狙う。19世紀フランスの人気大衆作家フェヴァルの代表作 "Le Bossu"(せむし)7度目の映画化。(□ 124分)[投票]
★4悪党(1969/仏=伊)フランスの片田舎にある小さなお城。持ち主の貴族一家は破産寸前で雨漏りの修繕もままならない。城をホテルにしてしのいではいるが、たった一人の滞在客も出て行くことになった。女家長マドレーヌ・ルノーは、孫娘のマルト・ケラーに気のある自動車整備工に命じて、通りかかった観光客の車を故障させホテルに泊まるよう仕向けさせる。そこに現れたのがパリで銀行強盗をして逃走中のイヴ・モンタン一味。そうそうに高飛びしたいところだが捜査網がしかれてホテルを出るに出られない。モンタンの大事に抱える鞄を見てピンと来たルノーは一計を案ずる。劇場未公開。(□ 90分) [投票]
★4アザー・ピープルズ・マネー(1991/米)乗っ取り屋のラリー(デヴィート)は金が大好き。それも他人の金が。今度のターゲットはニューイングランドの同族企業。本体の電線製造部門は赤字だが膨大な資産がある。さっそく株を買い占め会社乗っ取りに乗り出す。昔気質のオーナー(ペック)は製造部門の切り捨てなど考えられないと、弁護士のケイト(ミラー)に対抗策を講じさせる。ニューヨークでケイトに会ったラリーは恋の虜に。しかしビジネスはビジネス、丁々発止とやり合う。かくしてクライマックスの株主総会になだれ込むが、勝利するのはどちらだ? オフ・ブロードウェイのヒット劇の映画化。(WB=ヨークタウン・プロ □ 102分)[投票]
★4青い麦(1953/仏)第一次大戦後の北フランスの海岸、バカンスも終わりに近い頃の物語。16歳のフィル(ベック)と15歳のヴァンカ(ベルジェ)は幼馴染。両家の家族は毎年のようにこの海岸でバカンスを過ごしていたからだ。無邪気にはしゃぐヴァンカを見ながら、フィルはこれまでとは違う思いにとらわれていた。異性として意識しはじめたのである。そんなある日、村はずれの別荘に滞在するダルレー夫人(フィエール)から言葉をかけられたフィルは、夫人のもとに通いはじめる。フランスの国民的人気作家コレットの小説(1923年刊)の映画化。少年と少女の性の目覚めをみずみずしく描いたフランス映画の名品。(フランコ・ロンドン・フィルム ■ 108分) [投票]
★4赤い手のグッピー(1942/仏)パリから600キロ離れた田舎の村。25年ぶりに帰ってきたウジェーヌ・グピー(ローラン)は迎えに来たレオポルド叔父(ルドゥ)にムシューと呼ばれる。なにしろ一族みんなグピーなので、あだ名で呼びあうというわけ。レオポルド叔父は“赤手”と呼ばれている。パリで成功したムシューは、一族の娘ミュゲ(ブリュノワ)と結婚させようと呼び寄せられたのだが、彼は本当はデパートの売り子にすぎない。そうこうするうちに殺人事件が起こり、ムシューは犯人と疑われる。ピエール・ヴェリの原作を映画化したユーモラスなミステリー。ベッケルの長篇第二作。(ミネルヴァ・フィルム ■ 104分) [投票]
★4サルバドル 遥かなる日々(1986/米)1980年、ニカラグア革命の影響がエルサルバドルに波及、反政府ゲリラに呼応して学生や農民が立ち上がる。政府側は弾圧を強め、極右の暗殺団が暗躍した。「シャンバーグ(『キリング・フィールド』参照)より後まで残った」が口癖のリチャード・ボイル(ウッズ)は、スクープをものにしてまた一花咲かせようと、友人のDJドクター・ロック(ベルーシ)とともに陸路エルサルバドルを目指す。が、国境を越えたとたん政府軍に逮捕された。目の前でゲリラが無造作に処刑されるのを見て二人は死を覚悟したが...◇エネルギッシュで政治的主張の強いストーンの作風を確立した作品。ボイルの手記を読んで気に入ったストーンは、低予算でゲリラ的に製作したという。(□ 123分)[投票]