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★4赤い手のグッピー(1942/仏)パリから600キロ離れた田舎の村。25年ぶりに帰ってきたウジェーヌ・グピー(ローラン)は迎えに来たレオポルド叔父(ルドゥ)にムシューと呼ばれる。なにしろ一族みんなグピーなので、あだ名で呼びあうというわけ。レオポルド叔父は“赤手”と呼ばれている。パリで成功したムシューは、一族の娘ミュゲ(ブリュノワ)と結婚させようと呼び寄せられたのだが、彼は本当はデパートの売り子にすぎない。そうこうするうちに殺人事件が起こり、ムシューは犯人と疑われる。ピエール・ヴェリの原作を映画化したユーモラスなミステリー。ベッケルの長篇第二作。(ミネルヴァ・フィルム ■ 104分) [投票]
★3悪魔のようなあなた(1967/仏)アラン・ドロンが記憶喪失の男を演じるサスペンス・ミステリー。病院で目を覚ました彼は、自分がジョルジュ・カンポという名だと知らされるが思い出せない。美しい妻クリスチアヌ(センタ・バーガー)に付き添われて帰宅するが、いっこうに回復の兆しもない。やがて身の回りで不審なことが続いて起こり、妻や友人(ファントーニ)の言葉を疑いはじめる。1967年に事故で急死したデュヴィヴィエの遺作。(リラ・フィルム □ 93分) [投票]
★3アウト・オブ・タウナーズ(1999/米)オハイオの田舎町から、就職の面接を受けるためニューヨークにやってきた中年夫婦が、次々とトラブルに巻き込まれるコメディ。ジャック・レモンとサンディ・デニス主演の『おかしな夫婦』(1970)のリメイク。(□ 90分) [投票]
★3愛の地獄(1977/仏)ベルサイユでガレージを経営するジラール夫妻の一人娘が誘拐された。妻のマドレーヌ(ジラルド)は犯人の要求通りにするつもりだったが、夫のベルナール(フレッソン)が警察に通報してしまい、犯人は接触を断った。マドレーヌはテレビ局に頼み込み、画面を通じて必死に犯人に呼び掛けた。翌朝、犯人から身の代金受け渡しの指示が届き、マドレーヌは一人で指定の場所へ向かう。家族の関係に目を向けた暗い雰囲気のサスペンス。誘拐事件の捜査を担当するボラール警視にハーディ・クリューガー。(仏=西独 □ 100分) [投票]
★3愛のイエントル(1983/米)20世紀初頭のポーランド。ヤネフの町で父親と暮らすイエントルは家事も炊事も苦手だけれど、知的好奇心は人一倍。当時のユダヤ社会では女が学問をすることは禁じられていたが、父はひそかにタルムードを教えてくれた。父が亡くなり一人になったイエントルは、髪を切り男物の衣装をまとって町を出る。旅の途中で知り合ったアヴィグドルと一緒に神学校に入ったイエントルは、次第に彼に惹かれていくが...。シンガーの小説に惚れ込んだストライサンドが15年越しに企画をあたため、製作・監督・脚本・主演・歌と一人五役で作り上げた。(バーウッド・フィルムズ=MGM=UA □ 130分) [投票]
★3哀愁のエレーニ(1985/米)第二次大戦後のギリシャは、王党派と共和派による内戦状態にあった。アルバニアに近い山岳地帯の寒村リアでは女たちが家を守っていたが、共産ゲリラ軍は解放と称して食料や住居を徴収、また子供たちをチェコに移住させようとした。五人の子の母親エレーニ(ネリガン)は村の子供たちを脱出させたため処刑される。それから30年、ニューヨーク・タイムズのアテネ支局長となってギリシャに戻ってきた長男のニック(マルコヴィッチ)は、母の死の真相を知ろうと調査をはじめる。過去と現在を交錯させながら、ギリシャ現代史の暗部に迫るドラマ。原作は、製作も担当したニコラス・ゲイジの自伝的な小説。(CBS=WB □ 118分) [more][投票]
★3愛に向って走れ(1983/米)テキサスの刑務所でのロデオ大会。囚人のエディ・メイコン(シュナイダー)は、どさくさに紛れて脱走する。無実の罪で投獄されたエディは、いちど脱走して刑期が20年に延びた。愛する妻子のためにも再び失敗するわけにはいかない。刑務所の図書館でサバイバルの本を読み、砂漠を走ってメキシコに逃げるという計画をたてたのだ。面会に来た妻には国境で待つよう告げてあった。以前彼を逮捕した警官マルザック(ダグラス)は退職間近だったが、脱獄の知らせを聞いて執拗にエディを追跡する。ジョン・グッドマンの映画デビュー作。(ユニヴァーサル □ 95分) [投票]
★2アイズ(1978/米)ニューヨークのファッション写真家ローラ・マーズ(ダナウェイ)は、暴力とセックスをテーマにした過激な写真で注目を集めていた。写真集の出版記念をかねた個展の会場で、友人が殺されたという知らせを聞き愕然とする。ローラは前の晩、夢の中で殺人を目撃していたのだ。翌日、彼女はまた殺人のイメージを見る。すると、また殺人が起こった。華やかなファッション界を舞台に奇怪な連続殺人を描いたサスペンス。個展で使われているローラの写真はヘルムート・ニュートンの作品。主題歌はバーブラ・ストライサンドだが、自分が出演していない映画の主題歌として唯一のものである。(コロムビア □ 103分) [投票]
★3アイスマン(1984/米)北極圏の洞窟で氷漬けになったネアンデルタール人が発見された。このネアンデルタール人はまだ生きていることが分かり、生物学者のブレイディ博士(リンジー・クラウス)は蘇生に成功する。当時の生活環境を再現した装置をつくり観察をはじめるが、人類学者のシェパード博士(ティモシー・ハットン)は彼(アイスマン=ジョン・ローン)と直接接触してコミュニケーションをはかる。言語学者の協力を得て研究は進むが、生物学者は凍結防止能力にしか関心がなく生体実験をしたがる。そんな中、装置が故障してアイスマンが逃げ出し、事故が起こった。(ユニヴァーサル □ 100分) [投票]
★3アイガー・サンクション(1975/米)大学で美術史を教えるジョナサン・ヘムロック(イーストウッド)は登山家としても有名だが、極秘諜報機関に雇われる殺し屋でもあった。秘密機関のチーフ“ドラゴン”(セイヤー・デイヴィッド)に呼び出されたヘムロックは、引退を条件に最後のサンクションを引き受ける。標的はアイガー北壁に挑む国際登山隊の中の一人ということしか分からない。登山隊に参加することになったヘムロックは、登山学校を経営する旧友ベン・ボーマン(ケネディ)とともにトレーニングを開始した。そこに、かつて仲間を裏切ったマイルズ・メロー(ジャック・キャシディ)が現れた。(マルパソ=ユニヴァーサル □ 128分) [投票]
★4サルバドル 遥かなる日々(1986/米)1980年、ニカラグア革命の影響がエルサルバドルに波及、反政府ゲリラに呼応して学生や農民が立ち上がる。政府側は弾圧を強め、極右の暗殺団が暗躍した。「シャンバーグ(『キリング・フィールド』参照)より後まで残った」が口癖のリチャード・ボイル(ウッズ)は、スクープをものにしてまた一花咲かせようと、友人のDJドクター・ロック(ベルーシ)とともに陸路エルサルバドルを目指す。が、国境を越えたとたん政府軍に逮捕された。目の前でゲリラが無造作に処刑されるのを見て二人は死を覚悟したが...◇エネルギッシュで政治的主張の強いストーンの作風を確立した作品。ボイルの手記を読んで気に入ったストーンは、低予算でゲリラ的に製作したという。(□ 123分)[投票]
★3メーン・イベント(1979/米)ヒラリー(ストライサンド)は香水会社の社長。新商品の開発が成功し大々的に売り出そうとした矢先、部下に裏切られ会社は人手にわたってしまう。唯一残ったのは、エディという無名ボクサーとの契約書だけ。ところがその契約、税金対策のためのもので、当のエディ(オニール)はいっこうにやる気なし。ハンサムな顔を殴られるボクシングなんかまっぴらだと副業に精を出し、無理矢理試合をさせれば、わざと負けてあきらめさせようとする始末。しかし、そんなことで挫けるヒラリーではない。自らセコンドを買って出てエディの尻を叩く。(WB □ 102分) [投票]
★3またまたおかしな大追跡(1974/米)ブルックリンの安アパートに住むヘンリー(ストライサンド)とピート(サラザン)。タクシー運転手をしながら夜学に通うピートは、職場の同僚から豚肉の先物取引で確実にもうかるという情報を仕入れるが、元手の3,000ドルが工面できない。見かねたヘンリーは闇の高利貸しから借金して、ピートにはいとこから借りたと嘘をつく。ところが相場は一向に値上がりせず、期限が来ても返済できない。ヘンリーは借金を肩代わりしてくれる老婦人を紹介されたが、これがなんと主婦売春の元締。次に紹介されたのはギャングの運び屋。こうして怪しげな連中の間をたらい回しされ、借金は雪だるま式にかさんでいくのだった。(コロムビア □ 90分) [投票]
★5おかしなおかしな大追跡(1972/米)学会に出席するため、婚約者と二人でアイオワからサンフランシスコに出てきた音楽学者のハワード(オニール)。鞄の中には学説を証明するための貴重な岩石標本が入っている。ところが、ホテルの同じ階の泊まり客の中に、同じ鞄を持った人物が二人。金持ちのホスキンス夫人の鞄には宝石が、政府エージェントの鞄には秘密書類が入っている。宝石泥棒や、機密書類を狙うスパイが入り乱れる中、またまたそっくりな鞄を持ったジュディ(ストライサンド)が現われたものだから大混乱。おまけにジュディは、なぜかハワードの婚約者のふりをして彼を振り回すのだ。『赤ちゃん教育』を換骨奪胎したスラプスティック・コメディ。(WB □ 95分) [投票]
★3めんどりの肉(1963/仏=伊)錠前職人のダニエル(オッセン)は同僚のポール(ソレル)の誘いにのって、数日前仕事で訪れた屋敷に忍び込んだ。ところが帰宅した家人に発見され、撃たれて逃げ遅れたダニエルは捕まってしまう。刑務所への移送中、脱走に成功したダニエルは、山中のさびれたドライブインにたどり着き、そこで働くことになった。中年のオーナー(ウィルソン)の妻マリア(カトリーヌ・ルーヴェル)は、そんな場所には不似合いな若い女で、案の定夫の財産狙い。新聞でダニエルの前歴を知った彼女は、色仕掛けで夫の金庫を開けさせようとする。そんなところへ、パリからポールがやって来た。原作邦訳は「あぶく銭は身につかない」。(■ 108分) [投票]
★3パルメット(1998/独=米)市議会ぐるみの汚職を嗅ぎつけたため、冤罪をこうむり投獄された新聞記者のハリー・バーバー(ハレルソン)。疑い晴れて二年ぶりにパルメットに帰ってきたが仕事はなく、ガールフレンド(ガーション)のヒモ状態。そんなある日、外国人富豪の妻リア(シュー)が狂言誘拐の片棒をかつがないかと持ち掛けてくる。ヤバいこととは知りながら話にのったハリー。ところが、筋書きが狂った。検事局の友人(トム・ライト)から誘拐事件の対マスコミスポークスマンを依頼され、事態をうまくコントロールできると考えたハリーだが、そう甘くはなかった。原作は「貧乏くじはきみが引く」(1961)(現在は「この手に孤独」と改題)(□ 114分) [投票]
★4フラメンコ(1995/スペイン)フラメンコは、19世紀中頃アンダルシアで発展した新しい音楽であり、多様な民族・文化・宗教が融合したものである(ナレーションより)...フラメンコ三部作を手掛け、また『セビジャーナス』(1992) というドキュメンタリーも発表しているカルロス・サウラによる、フラメンコ集大成ともいうべき作品。全20景。(□ 98分) [more][投票]
★3イヤー・オブ・ザ・コメット 失われたワインを追え!(1992/米)家業のワイン商を手伝っている28歳のマーガレット(ペネロープ・アン・ミラー)。はじめて買付けを任され、張り切ってスコットランドの古城へ向かった。そこで見つけたのは“ラフィット 1811”――幻のビンテージ・ワインだ。アメリカ人収集家の助手オリヴァー(ティム・デイリー)が引き取りに現われるが、これがワインになど興味のないがさつな筋肉男で、はじめから息が合わない。ところが、ワインが盗まれてしまい、二人してあとを追いかけるはめに... スコットランドからリヴィエラへ、風光明媚な舞台を背景にしたロマンティック・アドベンチャー。劇場未公開。(□ 90分) [投票]
★3ベティ・ルーは犯罪者〈クリミナル〉?(1992/米)南部の小さな町の図書館に勤めるベティ・ルー(ミラー)。刑事の夫アレックス(タール)は町外れのモーテルで起こった殺人事件の捜査に大童で、結婚記念日だというのに今日も仕事。散歩に出たベティ・ルーは河原で犯人の捨てた拳銃を発見し、アレックスに渡そうとするが、ろくに話を聞こうともしない。頭に来て「私が撃ったのよ」と言ったものだからさあ大変。留置所仲間のアドバイスで悪女風に変身したベティ・ルーは、一躍時の人になってしまう。劇場未公開。(□ 89分) [投票]
★3島の女(1957/米)イドラ島の海綿採り海女フェードラ(ソフィア・ローレン)は、ある日海中でイルカに乗った黄金の少年像を見つけた。これを売れば暮らしが楽になる、弟を学校にやることもできると、アテネの博物館に売り込みに行く。相手をしたのはアメリカ人考古学者コールダー博士(アラン・ラッド)。陰で話を聞いていたイギリス人美術コレクターのパーマリー(クリフトン・ウェッブ)は、博物館に売ったのでは金にならないとフェードラに入れ知恵する。パーマリーに売るつもりになったフェードラは、コールダーを違う場所に案内してあきらめさせようとするが、二人で過ごすうち次第に惹かれあうようになる。(FOX □ 111分) [more][投票]