[あらすじ] カルメン(1983/スペイン)
フラメンコ・バレエ「カルメン」を準備中のアントニオ。主役の人選に悩んで、音楽監督のパコに相談する。彼らはクリスティーナのフラメンコ学校を訪れるが収穫はない。あきらめて帰ろうとした時、一人の娘が遅れてやって来た。彼女の名はカルメン。黒い髪に情熱的な瞳、まさにイメージ通りだった。――リハーサルを重ねるうち、アントニオは次第にカルメンに惹かれてゆく。二人は結ばれるが、カルメンには服役中の夫、フアンがいた。嫉妬に狂うアントニオは出所したフアンと対決する。◆現実と虚構が交錯する情念のフラメンコ劇。カルロス・サウラの日本上陸作にして、アントニオ・ガデス・ブームの火付け役となった作品。(□ 101分)
ガデス/サウラ/オヨスによるフラメンコ三部作第二弾だが、日本での公開は前後した。 スペイン、エミリアーノ・ピエドラ・プロの製作。“メリメの小説およびビゼーのオペラに想を得た”とクレジットされている。
主な配役:アントニオ・ガデス(アントニオ)、ラウラ・デル・ソル(カルメン)、パコ・デ・ルシア(パコ)、クリスティーナ・オヨス(クリスティーナ)、ホセ・イェペス(ペペ)、フアン・アントニオ・ヒメネス(フアン)、セバスティアン・モレノ(エスカミリオ)、ペパ・フロレス(特別出演)
サウンドトラックに用いられたオペラはトマス・シッパーズ指揮の英デッカ録音。歌手は、レジーナ・レズニック(カルメン)、マリオ・デル・モナコ(ドン・ホセ)、ジョーン・サザランド(ミカエラ)、トム・クラウゼ(エスカミリオ)。
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ラウラ・デル・ソルは舞台出身のスペイン舞踏家。映画デビュー作で主役に抜擢され、以後スペインを代表するスターとして国際的に活躍することになる。
特別出演のペパ・フロレスとは、かつてのアイドルスターのマリソルで、前作『血の婚礼』にも出演していた。当時のアントニオ・ガデスの妻である。
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