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さんのあらすじ: 投票数順

★3白熱 デッドヒート(1977/日)毎日ガソリンスタンドで働きながら、その青春のエネルギーを車に注ぎ込んでいた卓(江藤潤)と亮。しかしある夜二人は、闇夜を疾走するゴールドのケンメリスカイラインと出会う。そして亮は、そのケンメリに闘いを挑み、敗れて命を落としてしまうのだった。亮の残した保険金一千万円で自らもケンメリスカイラインを手に入れた卓は、亮の復讐と男の意地を賭けて、あのゴールドのケンメリスカイラインに闘いを挑むべく、恋人(古手川祐子)の制止も振り切り、その行方を捜す旅に出るのだった。〈90分〉[投票]
★3子猫の涙(2007/日)メキシコ五輪で見事銅メダルを獲得した森岡栄治(武田真治)は、しかしプロ参戦後は僅か三戦しただけで網膜剥離を患い引退することになってしまう。そしてそれ以後は定職にも就かず、生来の楽天気質を発揮し、夜毎飲み歩きながら妻のヒモ状態で毎日を暮らすようになってしまった。そんな父親をもつ娘の治子(藤本七海)は、内心父親を軽蔑の目で眺めていた。やがてそうするうちに母が家出し、そのかわりのように愛人(広末涼子)が家に転がり込んでくる破目になってしまう…。実在のボクサー森岡栄治の波乱の生涯を描いた原作を、原作者であり森岡栄治の甥である森岡利行が、自ら脚色・監督して映画化。〈97分〉[投票]
★3エノケンの彌次喜多(1939/日)宵闇の中、柳の陰からぬっと姿を現わし大刀一閃、道行く老人を一刀のもとに斬って捨て、その懐の五十両をまんまとせしめて思わずニンマリ…と、そんな夢を見た喜多八(榎本健一)。しかしそんな折も折、夜の江戸の町中に盗人御用の笛と太鼓の音が響き渡る。てっきり夢の続きで自分が追われているものと思い込んだ喜多八は跳ね起き、友達の彌次郎兵衛(二村定一)を叩き起こして無理矢理一緒に江戸から旅立つ。が、旅立ちのドタバタの中で武田家埋蔵金五十万両の在りかを印した地図を手に入れてしまった二人は、それを狙う連中と追いつ追われつの争奪戦の騒動に巻き込まれてしまうのだった。〈66分〉[投票]
★3ドリフターズですよ! 前進前進また前進(1967/日)組の解散で行く当てを失ったアンテナ(いかりや長介)はじめ下っ端ヤクザの四人。四人はひょんなことから仲間入りしたチョロ(加藤茶)を巻き込んで、自活の為に「何でもコンサルタント」なる商売をはじめてみる。それは体のいい何でも屋稼業だったのだが、舞い込む仕事はとんでもないものばかりで、密輸に誘拐に殺人事件と、右往左往の騒動に巻き込まれてしまうのだった。67年から69年に掛けて5本制作された『ドリフターズですよ!』シリーズの第1作。〈91分〉[投票]
★2長州ファイブ(2006/日)時は1862年、尊皇攘夷の気運が渦巻く頃。英国公使館焼き討ちに参加した山尾(松田龍平)には、しかしこんなことをしていて何になるのかという疑念があった。同じ頃、信州の山奥で佐久間象山の唱える進歩的開国論に聞き耳を立てる志道(北村有起哉)と伊藤(三浦アキフミ)らは、それに影響されて海外へと目を開かされていた。そして志道の意志は、藩主・毛利敬親に届き、密航の黙認を得る。志道は早速海外渡航の経験のある山尾に同行を呼びかけ、志道の熱意に打たれた山尾も野村(山下徹大)と共に同行に同意する。そこに伊藤や噂を聞きつけた遠藤(前田倫良)も加わり、いよよ、五人は英国へ出発するのだった。〈119分〉[投票]
★2支那の夜(1940/日=中国)中国は上海。船員の長谷(長谷川一夫)は、雑踏の中で日本人の中年男と言い争っていた中国娘(李香蘭)を行き掛かり上助けることになった。だが、反日家だった娘は日本人に借りをつくることをよしとせず、借りを返す為に働くと言い張って無理に長谷についてくる。結局長谷ら日本人が多く泊まっている宿に転がり込むことになったその娘の名は桂蘭と言った。そして汚れを落とした桂蘭の美しさに心打たれた長谷は、桂蘭の日本人への誤解を解いてみせることを決意するのだった。〈前後篇合計126分〉 [more][投票]
★3トラベラー(1974/イラン)イランは南部の田舎町に住んでいる、落ちこぼれで手のつけられない悪餓鬼である10歳の小学生ガッセムは、勉強なんぞそっちのけでサッカーに夢中の毎日。そんなある日、ガッセムはテヘランで大好きなスター選手のゲームが行われることを知り、無性に観に行きたい想いに駆られてしまう。思い余った彼は、旅費と観戦費を都合するべく、親の金を盗み、先生には嘘をつき、友達を騙したりとあれやこれやと手を尽くし、ついに夜行バスのチケットを手に入れて、親の目を盗んでそれに乗り込むことに成功する…。監督キアロスタミの長編処女作。〈72分〉[投票]
★2夜來香(1951/日)終戦直前、1945年6月の中国・華北の戦線。ふとした切っ掛けで出会った軍医の三郎(上原謙)と慰安婦の秋子(久慈あさみ)は、お互いに惹かれあうものを感じ恋仲になるが、不意の爆撃に見舞われて、二人は生き別れになってしまう。そして5年後、所は神戸。製薬会社で働いていた三郎は未だに秋子を忘れることが出来ず、その行方を捜し続けていたが、そんな彼にある日、戦争の後遺症から来る失明の運命が告げられることになる…。〈86分〉[投票]
★3殺人カメラ(1948/伊)イタリア南部の貧しい海岸の村、聖アンドレアの祭が行われた日の夜。村で写真店を営むチェレスティーノ(ジェンナーロ・ピサノ)のもとに聖アンドレアを名乗る老人が現れ、彼はカメラで写しただけで被写体を死に至らしめる不思議な能力を授かる。この不思議な能力を使って、彼は村を牛耳る悪人達を次から次へとその餌食にしていくのだが…。〈83分〉[投票]
★3不安(1954/独=伊)製薬会社を経営するイレーネ(イングリッド・バーグマン)は、夫の病気療養中に寂しさから関係をもった愛人エンリコと、関係を清算できないことに悩んでいた。そんな折、エンリコの元恋人と名乗る女が現れ、エンリコとの不倫関係をネタにイレーネをゆすり始める。夫や二人の子供との生活を失いたくないイレーネははじめやむを得ず金を払うが、女の要求はエスカレートし、イレーネの不安はいや増していくことになる。ロッセリーニとバーグマンのコンビ最終作。〈75分〉[投票]
★3クローディアと貴婦人(1973/米)自分が両親に理解されていないのではないかと悩んだ思春期の女の子が、思い余って弟と連れ立って家出してしまう。二人の行き先は、ニューヨークのメトロポリタン美術館。美術館に隠れて寝泊りしている間に、ミケランジェロ作と噂される天使の像に魅了された二人は、それが本当にミケランジェロの作なのかを探ることに夢中になる。そしてついに二人は、像の元の持ち主であったフランクウェイラー夫人(イングリッド・バーグマン)を訪ねることにする。原作は有名な児童文学「クローディアの秘密」で、メトロポリタン美術館内で撮影された初めての映画、とのこと。〈100分〉[投票]
★3ストロンボリ 神の土地(1950/伊)第二次大戦直後の48年。イタリアの難民キャンプに滞在していたリトアニア出身のカリーン(イングリッド・バーグマン)は、兵隊あがりのイタリア人青年と結婚して彼の故郷ストロンボリ島にやってくる。だが、活火山をいただく島の貧しい村の環境は彼女の想像を越えており、彼女はたちどころに絶望的な気分に陥ってしまう。それでもなんとか生活し始めた彼女であったが、村の人達との交際もうまくはいかず、彼女の絶望感は癒されることがない。そんな折、活火山はその猛る本性をむき出しにして、噴火を始めるのだった…。〈99分〉 [more][投票]
★1天皇伝説・血のリレー(2008/日)米国で軍歴をもつジャーナリストの男(渡辺文樹)が、内縁の妻の殺害容疑で逮捕される。だが男は無実であった。この事件には背景が存在するのだ。男は米国のイラク侵攻の陰に、日本の隠された資金が流用されているのではないか、と調べていた。その資金とは、戦前の皇室財産である。男は警察の手から逃れ、元首相・橋本龍太郎の金融不祥事と米国、そしてスイス銀行との、国民の知らない皇室財産の関係に狙いを絞り核心に迫る。そこで遭遇したのは、国民には知らされていない、血に彩られた皇室の血のリレーであった。〈-分〉 [more][投票]
★3ジャンヌ 薔薇の十字架(1994/仏)フランスの歴史に燦然とその名を残す救国の聖女ジャンヌ・ダルクの生涯をジャック・リヴェットが映画化した2部作の第2部。第2部では、オルレアン解放と王の戴冠式の後、イギリス軍の手に落ちたジャンヌが、ルーアンに送られ、宗教裁判を経て、火刑に処されるまでを描く。ちなみに、オリジナル版は2作合計338分で、ジャンヌの関係者の証言が合間合間に挿入されるドキュメンタリー風の構成で更に判りやすくなっている。〈121分〉[投票]
★3ジャンヌ 愛と自由の天使(1994/仏)フランスの歴史に燦然とその名を残す救国の聖女ジャンヌ・ダルクの生涯をジャック・リヴェットが映画化した2部作の第1部。第1部では、神のお告げを託されてシノンへと向かい王太子と謁見したジャンヌが、その信任を受け軍隊を率い、見事オルレアンを解放するまでを描く。ちなみに、オリジナル版は2作合計338分で、ジャンヌの関係者の証言が合間合間に挿入されるドキュメンタリー風の構成で更に判りやすくなっている。〈117分〉[投票]
★2ラヴィアン・ローズ(1995/仏=露)ひょんなことからロシアンマフィアに誘拐され200万ドルの信用詐欺の片棒を担がされることになったフランス男フィリップ(バンサン・ペレーズ)と、マフィア首領の愛娘で父親に溺愛されながらもじつは彼から自由になりたがっていた女オクサナ(ターナ・メシチェルキナ)。オクサナがフィリップを誘拐することで始まったふたりの関係は、やがて恋し合う関係となり、危険な状況の中で愛へとなりかわっていく。…ロシア、ウズベキスタン、そしてパリへとロケを敢行した娯楽作(ということになっているらしい…)。〈104分〉[投票]
★1砂の小舟(1980/日)お尻に「怨」という字の痣のある17歳の少女・千春(津奈美里ん)と、生まれつき口のきけない16歳の少年・克巳(林田昭彦)。ある日、二人は浜辺で砂に埋もれた小さな舟を見つける。二人がその舟に乗り海に出ると、舟は二人を禁忌とされる洞窟の中へと導く。その洞窟の中で二人の意識は千年の時を飛び越え、千春は綾姫、克巳は清若という源氏の末裔になりかわる。そんな二人を、真言立川流の法院・倶利加羅(丹波哲郎)が狙っていた。カンヌ映画祭に正式出品されたという。〈100分〉[投票]
★3A2(2001/日)サリン事件以降、日本社会と摩擦を起こし続ける教団にそれでも残り続ける信者達にキャメラを向け、またそこから垣間見える現在の日本社会の姿を記録し続けたドキュメンタリー映画『「A」』の続編。『「A」』より2年後、「アレフ」と名前を変えた教団に残り、いまだ各地で活動し続けているオウム信者達。彼らと様ざまな世間との狭間に生じていく接触、衝突、そして束の間の融和を見つめていく。サブタイトル候補だったというコピー:「世界はもっと豊かだし 人はもっと優しい」。〈131分〉[投票]
★3風花(1959/日)舞台は信州。許されぬ恋路の果てに心中を図った旧家の跡取り息子と身分違いの女(岸恵子)。だが女は生き残ってしまい、忘れ形見を産み落とす。下男のとりなしで旧家に引き取られることになった母子。それから十八年の歳月を母子は虐げられながら生きることになるが、成長した忘れ形見・捨雄(川津祐介)は、優しい従姉・さくら(久我美子)にいつしか密かな恋慕の情を寄せるようになっていた。〈78分〉[投票]
★2ガンシャイ(2000/米)麻薬取締局(DEA)の伝説の名捜査官チャーリー(リーアム・ニーソン)。任務中に殺される寸前まで追い詰められた彼は、それがトラウマとなって仕事への恐怖と不安に襲われるようになっていた。辞職を考えるほど弱気になっていた彼であったが、次の捜査の為仕方なくNYへ向かう。危険な任務の傍ら精神科医のもとに通いグループセラピーを受けるようになったチャーリー。そこで同世代の病める男達と出会い幾らか気は楽になるものの、やはり不安は晴れない。そんなある日、極度のストレスからくる腹痛の解消の為浣腸をしてもらうことになった彼は、そこで看護婦のジュディ(サンドラ・ブロック)と知り合う。[投票]