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ボイス母さんのあらすじ: 投票数順

★5ベルベット・ゴールドマイン(1998/英=米)伝説のエメラルドのブローチ。ソレを持つモノは男でありながら、男を愛し、芸術に変革と新風を起こす宿命を背負う事になっているのだ。最初に手にしたのはオスカー・ワイルド。宇宙人がそのブローチと共に捨てて(置いて?)いった赤ん坊は成長し、男ながらに男を愛し、文学界に革命を起こす。そして、月日は流れて1970年代。そのブローチは美しき男たちの間を渡り歩き、ロックの世界へ流れ着く。折しも時代はフリー・セックスの時代に突入。街は自由な性を謳歌する若者で溢れていた。エイズを知らぬ世代は無邪気に愛し合い、傷つけ合って暮らしていた。そんなロックの世界にあこがれる一ロックファンの青年の、自立と同性愛への目覚め、ひりつくようなロックへの憧れや幻滅などを通して、監督自身の「ゲイ資質」も炸裂。男が男を愛し、「抱かれたい」と思う経緯がなんとなく理解できる、純粋な「ファン映画」と言えるのではナイカ?(違うか?) [more][投票(9)]
★4ウェインズ・ワールド(1992/米)ハロー、ウェイン。ハロー、ガース。♪ウェインズワールド、ウェインズワールド、ソー・エックセレーンット♪今日も親と同居、全然自活できないダメ男二人組が、自宅地下室から自主制作のケーブルテレビでお送りするロック好きのためのスペッシャル・プログラム!番組スタッフもナイスな奴らバッカだし。放送終了後は今夜もクィーンの『ボヘミアン・ラプソディ』に合わせてヘッドバンキングで町に繰り出すぞ!!おぉ、スーパーベイブ(シュィイ〜〜ン)がいるじゃんか。広東語で話しかけてみっか、おぉ、振り向いてくれた!?え?俺達の番組をメジャーで放映したいってオファーが来たぜ。こりゃあ俺達、ついに運が向いてきたかー!? [more][投票(8)]
★4少林サッカー(2001/香港)シン(シンチー)は少林拳を極めた男。今はクズ屋お払いの仕事に身をやつしてはいるが、「少林拳が世間に広まれば、もっと世の中は住みやすく便利になるはずなのに」と一人、熱く理想に燃えていた。だって、少林拳を使えば、道にバナナが落ちていようと滑り転けるコトはなく、難しい縦列駐車だって思いのママ!なのだから。シンの熱い思いは通行人をも動かして、路上で群舞をしてしまうほどの威力!そこでとりあえず、「世間に少林拳を広めるため」にシンガーとなって兄弟子とショー・パブに出演することに。「唄って踊って演舞する」少林拳。世間の反応やイカに!?(で、サッカーは?)[投票(7)]
★5ギリーは首ったけ(2001/米)ギリーは動物保護協会に勤める男。 自分が親に捨てられた過去のせいか?なかなか結婚に踏み切れない。 その彼の前に現れたのが美容師のジョー。彼女の美貌にゾッコン一目惚れしたギリーはジョーに髪を切って貰いに店に行く。しかし、ジョーはスコブル付きの腕が悪い美容師。ついついギリーの耳の上半分をカットばさみでチョン切ってしまう! そんな出会い方だったが、ジョーはギリーの心の優しさにほだされて、いつしかジョーを愛し始める。愛し合う二人。 しかし、二人にはトンデモナイ過酷な運命が!ナント、ジョーとギリーは生き別れた「実の姉弟」であったのだ・・・!この運命の前に二人の愛は引き裂かれるのか!?ナンダ、イキナリ現れた両●のないジミヘンみたいな男は!?「パンケーキ」男の謎。「世界一の番犬」の実力はいかに?? 美しいオレゴンの大自然を背景に、ズッコケ&謀略渦巻く愛憎の物語が展開する!!(ホントだってば)[投票(6)]
★4刺青(1966/日)質屋の跡取りワガママ娘(若尾)が手代(腰抜け&ノミの心臓)と、手に手を取って芝居の道行き気分で駆け落ちする。「だって、イヤな相手と見合いさせられて結婚させられそうなんだもーん。それに隠れてコソコソやるHはアタイの趣味じゃないわよ!」ナンテ言いながら。逃げて匿われた先は船宿の親分の家。「アッシが良いように大旦那には話をつけてやりますから、ゆっくり二人で遊んでっておくんなさいよ」という親分の弁を真に受けて、若い二人は愛欲に溺れる。その隙に親分は娘の両親に「娘の捜索」を申し出て金をせしめ、手代は始末して、娘は芸者に売り飛ばす算段をチャッチャとつけてしまう。芸者から足抜けできない体にするための儀式として、娘の背中に江戸一番の彫り師の手による「女郎蜘蛛」の絵柄が刻み込まれる。愛する男とも引き裂かれた娘は、全ての男に復讐するために、自身を女郎蜘蛛に例えて、せっせと男食いに精を出すのだった。 [more][投票(6)]
★5曽根崎心中(1978/日)原作は言わずと知れた近松門左衛門作の古典浄瑠璃。 コンナ思いっきり有名でなおかつ、「タイトルからしてネタバレ」な話をイカにしてマエストロ・増村は料理してくれるのか?「タダの馬鹿で向こう見ずな若者の話」?ノンノン。なんとマエストロは我々の前に、「潔い愛」として提示して見せてくれる。多少のオーバーな感情表現や暴力描写は、「監督の熱い血潮」のタマモノだ!途中で、「コンナ調子でこの映画は大丈夫なのか!?」なんて心配はご無用。二人のツッパリはやがて美しい至高の愛へと昇華され、永遠に光り輝く一対の宝石へと窯変(ようへん)されてゆくのだ!この過程に瞠目せよ!!心の内を一言一句残らず鮮明に発声し、内心を全てさらけ出して吐露する人々を見よ!![投票(6)]
★4長距離ランナーの孤独(1962/英)コリンは労働者階級のプータロー青年。コレといった未来の展望も夢もなく、盗みと遊びにうつつを抜かす日々。 なのに家に帰れば癌で死にかけの父ちゃんはいるし、母ちゃんは貧乏生活がイヤでイヤでたまらず、浮気を繰り返す日々。 ある日、幼なじみのダチとクルマを盗んでドライブ中、見つけた可愛い女の子。そのぬくもりを求め、安らぎを得た僅かばかりの日々。 しかし、パン屋に盗みに入ったのが運の尽きで少年院送りになってしまう。 ソコで出会ったのが「クロスカントリー競技」 院長に勧められるまま走り始めたが、みるみる才能を現すコリン。上流階級のパブリックスクール相手の「階級闘争」とも言える合同競技会に出場する事になり・・・?[投票(6)]
★5クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001/日)春我部の田圃に囲まれた田園地帯に、突如頭上に東京タワーを戴くテーマパーク「20世紀博」が出現した! でもこのテーマパーク、アトラクションに夢中になっているのは大人ばかり。しんちゃんの父ヒロシは「ウルトラヒロシSUN」に変身して怪獣をやっつけ、主演ドラマを作ってもらって得意満面。母ミサエは「魔女っ子ミサリン」を演じて悦に入っている。 春我部の街はいつしか町中にヴィンテージカーが走り回り、大人達は自分が子供時代に過ごした日々を懐かしみ始める。すると、お茶の間を流れるテレビ番組も昔のモノを再放送し始め、テーマパークの非日常アトラクションが日常へと侵略を開始。 ハーメルンの笛吹男の笛の音に誘われるように「20世紀博」へと引き込まれる大人達。子供達は放置され、「20世紀博」を拒否するしんちゃんたちへ、「子供狩り」の手が伸びてくる・・・[投票(6)]
★5女は二度生まれる(1961/日)アタシィ?うふ、九段の芸者「こえん」ですぅ。よろしくお願いしまぁす♪(三つ指ついてペコリ)いやぁね、「ミズテン芸者」なんて。誰とでもこんな事すると思うの?失礼ね、芸がない芸者で踊れるのは「ドドンパ」だけだなんてー。コレは「自由恋愛」なの。その時その時、お客様に心を込めて尽くしてますの。ナンテ言うのかしら〜?アタシ、寂しくなるとウズウズ来ちゃうから、つまみ食いもしちゃうけど、ソコはほら、「情に厚い」って言うの?違うの、そんなんじゃないの。はいはい、この世は全て「男と女のラブゲーム」ですわね。そうそう。パパさんの言・う・と・お・り♪ビール戴いてもよろしい?明かりも消してよろしいかしらぁ? [more][投票(5)]
★5私が棄てた女(1969/日)時は高度成長期、コレからの日本で「勝ち組」になって生き残るためには、「良い会社に入ってガムシャラに仕事して、接待上手になって、社長の親戚でも嫁に貰う」って事が条件なのに、俺って、集団就職で東北から出てきた女子工員(ミッちゃん)なんかと、つき合っちゃって、バカバカ。こりゃあ、アレだな。処女をいただいたら、口拭って知らんぷり&ポイに限るな。でも、なんか可愛いんだ、一途だし。でも、故郷を飛び出して東京に来たからは、いっぱしのエリートサラリーマンになるしか道はナイじゃん?え〜〜い、面倒だ。ポイポイのポ〜〜イ!・・・それから早7年。念願叶って俺はエリートサラリーマン。社長の姪とも交際中で順風満帆だ。でも、五反田でミッちゃんを見かけた。なんだか病気で貧乏そう。「また来るね!」って思わず言っちゃった。アレアレ? [more][投票(5)]
★2ショコラ(2000/米)フランスの片田舎。カソリックの因習にがんじがらめに縛り付けられている小さな村に、北風に乗ってやって来た、赤ずきん姿の母娘連れ。「美食は罪」「快楽は罪」をモットーとして暮らす人々の中で、母娘はチョコレート専門店を開店する。カカオを豆から石臼でひき、煎れたホット・チョコレイトにチリペッパーをパラリ、ホイップした生クリームをひとすくい浮かべて、さあ召し上がれ。その味を口にした者は言い知れぬ幸福感を味わい、彼女が作ったチョコレートを食べたら、ついつい夫婦の回春薬にまでなる始末。数少ないお客との友情を育みながら、彼女は村人の迫害にもめげず、徐々に村に根を下ろし始める。そんなある日、村の川を下って「流れ者」の一族が船を連ねてやって来た。村人達は「流れ者は不謹慎だ」と村から締め出しにかかる・・・・[投票(5)]
★2乱れる(1964/日)はぁ〜い、ボク、コウジ。清水の酒屋の跡取り息子ぉ。でも、ボカァ、仕事なんてやってらんないんだよねえ。だって、ボクは「高等遊民」なんだもん〜。恋に悩む青年であるからなんだけどねぇ、あっはっは。兄貴がポックリ逝っちゃって18年。実はボカァ、7歳の時から女手一つでこの酒屋を切り盛りしてきた義姉さんにラブしちゃっているんだぁ。この辛い、道ならぬ恋を忘れようと酒、バクチ、ズベとの桃色遊戯にも頑張ってみたんだけど、この心に空いた穴は、そうさぁ、義姉さん、あなたしか埋めることは出来ないんだぁ〜。つれなくしないで、ボクに笑って見せてよ。出来ればボクのこの熱いハート、受け止めて、僕のしとねにぃ〜、してぇ〜おくれぇ〜〜♪ [more][投票(4)]
★4エース・ベンチュラ(1994/米)エース・ベンチュラー、職業=ペット探偵。飼い主から依頼されて、いなくなったペットを探しだしてはお家まで、無事連れ戻してみせる腕利き(しかも大の動物好き)の男。でも、トンチンカンで奇矯な言動が周りの人を引かせるには十分なキャラクターの持ち主。彼の新しい指命はさらわれたアメフト・チームのマスコット、イルカの「スノーフレーク」の捜索と救出。身代金目的の誘拐でもなさそうだし、犯人の目的がサッパリ不明。しかし、エースはイルカプールの排水溝に残されていた僅かな手がかりをもとに、捜査を開始。犯人の実像に迫ってゆく!ここは、ハンニバル・レクターの部屋?いやん、ジョーズ!?わ、痛い、痛いわ、レイチェルー!おいたわしやぁ!! [投票(4)]
★4しとやかな獣(1962/日)ある、アパートの一室。そこに暮らす元・軍人(雄之助)一家。コソコソと部屋を模様替えチュウ。だって、息子が会社の金を横領したからって、社長がもうすぐ怒鳴り込みに来るんだもの。横領した金で買った家具調度類家電製品は隠さなくっちゃね♪社長は自分の事務所のタレントと経理担当女子社員(若尾)を伴って、アパートに乗り込んで来た。元・軍人の父は「息子に限ってそんな事をするはずがゴザイマセン!見ての通り、我が家は私の事業の失敗で困窮しておりますです」と弁舌も爽やかに言い訳する。ところが、この横領事件の真の黒幕は、この怒鳴り込んできた社長の背後に控える「一見大人しく人に好印象を与える楚々とした美人」!彼女こそが奸計をめぐらし、男達を破滅に導く「悪の親玉」であったのだった!!彼女の野望と彼女を巡る男達の肉欲が団地の窓を背景にスパークする、日本高度成長期を代表する作品。 [more][投票(4)]
★4日本万国博(1971/日)時は「昭和元禄」最末期。世はマサニ嵐と変革の時代。日本経済は急成長を続け、国民は「今がこの世の春」とシアワセを謳歌し、未来に希望を抱いていた。そんな国民一同の『プロジェクトX』的夢と底力を総結集して、大阪は千里の広野を開墾&造成して昭和を代表する一大イベント、「日本万国博」が開催された!押し寄せる人波、泣き叫ぶ迷子。二時間待ち三時間待ちはザラなのだ。でも、ココにはテレビ電話もあるし、月の石もある。見たことナイ外国の綺麗なコンパニオンのおねいさんもいるし、世界中の特産品も買い放題よ♪「人類の進歩と調和」を旗印に、各国の意地と見栄が火花を散らす、華麗なる一大ページェント![投票(4)]
★5テラコッタ・ウォリア/秦俑(1989/香港)秦の皇帝に仕えた将軍チャン・イーモウが、不老長寿の薬を探しに行くために船に乗せられる乙女コン・リーと恋に落ちる。しかし、この恋は皇帝の怒りに触れ、将軍は生きながら、粘土に塗り込められて兵馬俑として王墓に葬られる。引き裂かれる二人。しかし、二人は再び生まれ変わり、いつの日にか結ばれる事を願う。 そして、数千年。乙女は「売れない女優」として生まれ変わり、映画ロケで運命の街「西安」へ。彼女の来訪を察知し、王墓から甦る将軍。しかし、乙女は生まれ変わったモノの、前世の記憶もヘッタクレも残って無くて、ただの「ビッチ」!再会したモノの二人の恋は無茶苦茶前途多難。そもそもこの恋は成り立つのか?彼女は逃げ回っているぞ!嫌がってるんじゃないか!?ソレってセクハラ?チャン・イーモウが体を張ってカンフーやって笑いを取ります。骨折&大やけどのオマケも付いた、「隠れたチャン・イーモウの代表作」[投票(4)]
★5ROCKERS(2003/日)博多の材木屋の息子ジンはバンド仲間と「一発当てちゃろうやないね!」と言いながら練習に明け暮れていた。しかし、ジンの父親は「材木屋ば継げ!」と言い募るし、タマにライブをやっても誰も自分たちの演奏なんか聴いていやしない。そんな腐りそうな日々の中、「ギタリストを大募集!」する事にする。そこに現れたのがタニだった。クールで無口な反面、ギターを持たせたら無敵の男。その音色に引かれるまま、ジンのバンドは大きく生まれ変わろうとしていた・・・ [more][投票(3)]
★5「女の小箱」より 夫が見た(1964/日)株の買い占めによる会社乗っ取りを画策するキャバレーのオーナー(田宮)は野心的な男。 偶然の出会いから、乗っ取り目標の会社の課長夫人(若尾)を見初める。 彼女が持つ株主名簿の情報を手に入れるために、罠を仕掛け、網を張る田宮。 ソコへ幼なじみの「経済的に自立しながら性的に奔放な女医さん」やら「女スパイ」やら「オーナーの愛人でヒヒ親父から金を搾り取るためのセクサロイド・チーママ」やら「一工員からたたき上げの社長」やら「戦前的家長制度を引き継ぐ実兄」やらが乱入してきて、「色と欲のアラベスク」が展開する。 この物語の行き着く果てにはナニがあるのか?愛のアムネジアか??[投票(3)]
★5痴人の愛(1967/日)主人公のエンジニア(小沢昭一)は家に猫を飼っていた。猫というのは実は汚いイッパイ飲み屋の娘、ナオミ(安田道代)。若く美しく素晴らしい肉体を持った女。このナオミを教育し、「一流の教養ある素晴らしい女性」に仕立てるのが主人公の夢だ。「ぼかぁソレまで君に指一本触れたりしないよ」なんて言いながら、今日も風呂場でナオミのカラダを磨き上げる。「明日も英語とピアノのレッスン頑張ろうね」ゴシゴシ♪すると、ナオミが突然潤んだ目でこう言った。「今、ココでアタシをアナタのホントのお嫁さんにしてぇん♪」ぐはぁ!泡だらけの全裸で据え膳!?さあさあ、アナタならドーする?おウマさんになってナオミ女王様を乗せて何処までも、ハイシドウドウで走って行けるか?この恋の道は険しいぞ、ナカナカ。[投票(3)]
★3ぼんち(1960/日)「きくぼん」と呼ばれる大阪船場の大店の跡継ぎ息子(雷蔵)、放蕩が過ぎて見合い結婚させられる。トコロが、母ちゃん&婆ちゃんの「実の親子姑軍団」が「今月は嫁(玉緒)の月のモノ、遅ぅないか?ややこ出来たん違うか?」と、ぼっとんトイレの中まで竹竿でかき回してチェックする始末。「このままではお腹の子供もろとも苛め殺されてしまいますぅ〜」と嫁は実家に逃げ帰り、そこでコッソリ出産してしまう。コレが「姑軍団」の逆鱗に触れ、「しきたりを守れんようでは、ウチの嫁とは言えまへん!」と跡継ぎ赤子を取り上げて、嫁を離縁させてしまう。妻の居なくなった「きくぼん」は、放蕩の日々へと戻ってゆく。無邪気で元気者な芸者、デカダンなカフェーの女給、もち肌で包み込むような優しさのある芸者・・・それぞれの女の味を楽しむかのように。 [more][投票(3)]