銀河ヒッチハイク・ガイド(2005/米=英) | ★5 普通のイギリス人アーサー・デント(マーティン・フリーマン)は、バイパス建設で取り壊される自宅を守るべくむなしい抵抗を試みるが、地球自体が宇宙バイパスのためにあと12分で「取り壊される」ときに、そんなことをやっている場合ではなかったのだ。あっさり破壊される地球から、実は宇宙人だった友人(モス・デフ)に助け出され、なんでもわかる便利なガイドブックとタオルだけを持って旅するパジャマの地球人の苦難を、官僚的な宇宙人、おバカな銀河大統領(サム・ロックウェル)、鬱のロボット(声:アラン・リックマン)、蟹などが引き起こしたり巻き込まれたりする混乱と共に描く、SF(ことによったら)哲学コメディ。[カラー/109分] (月魚) | [投票(5)] |
進め!ジャガーズ 敵前上陸(1968/日) | ★3 こんにちは。「超二枚目の警部」こと円楽です。先日妹の紹介で、ジャガーズのヴォーカリスト、岡本信くんが訪ねてきました。話によると、ひょんなことからホテルで金の密輸現場を目撃して以来、彼とホテルのベルボーイ(伊東四朗)が命を狙われているというのです。しかしアナタ、こんな馬鹿げた話が信用できますか。これはきっと若者に流行のLSDによるサイケデリックな妄想に違いありませんネ。なぜなら、この世で確かなものはただひとつ。そう、愛だけなのですから・・・ウツクシすぎるって、罪かしら。<83分/カラー/ワイド> [more] (リーダー) | [投票(1)] |
大英雄(1993/香港) | ★4 中国は金輪国。お家のっとりクーデターがぼっ発、皇帝は殺され、玉璽を持つ第三皇女はかろうじて脱出したが、その後を敵対する西毒が魔法のブーツを履いて追う!しかし魔法のブーツは全真教の教主の頭に刺さって彼は死に、弟弟子の周伯通は復讐を誓う!”流し目剣法”を極める 東邪は皇女にひと目惚れ、怒り狂う妹弟子、妹弟子にふられてヤケになる北丐、ブーツが暴走したままの西毒、東邪にいいよる南帝、ああもうなにがなんだかわからない!果たして大円団はやってくるのか?脚本なんかきっとなかったぞ! [more] (かるめら) | [投票(6)] |
決闘高田の馬場(1937/日) | ★4 若侍の安兵衛(阪東妻三郎)は気ままな浪人暮らし。喧嘩の仲裁をしては、せしめた金で酒を飲むという毎日だ。そんな安兵衛を苦々しく思う伯父・萱野六郎左衛門(香川良介)が説教を垂れても、安兵衛は真面目に取り合おうとしない。そんなある日、その六郎左衛門が不良侍たちに因縁をつけられ、決闘をすることになってしまった。場所は高田馬場だという。いつものように酒を食らって家に戻ってきた安兵衛、この知らせを聞いて吃驚仰天。刀をひっ掴み、高田馬場へと走る、走る、走る! [50分/モノクロ/スタンダード] [more] (Yasu) | [投票(3)] |
私は二歳(1962/日) | ★4 昭和30年代、都市化の波が日本に押し寄せ急速に核家族化が進んだ時代。会社員・五郎(船越英二)と千代(山本富士子)夫婦、そして生まれて間もない太郎(鈴木博雄)の一家も団地住まいである。初めての子育てに楽しさと戸惑いの繰り返し、一喜一憂の毎日。まわりの先輩ママさんとの井戸端会議が子育ての貴重な情報源である。そんな一家が、五郎の母(浦辺粂子)と実家の一軒家でいっしょに暮らすことになり、やがて千代とお婆ちゃんの間に太郎の育て方をめぐって意見の対立が生まれる。松田道雄のベストセラー育児エッセイ「私は赤ちゃん」・「私は二歳」を和田夏十が脚色。62年度キネマ旬報・ベストテン第1位。(87分/カラー)
(ぽんしゅう) | [投票(2)] |
マルホランド・ドライブ(2001/米=仏) | ★4 ロサンゼルスを見下ろす高台をはしる「マルホランド・ドライブ」で交通事故が発生。乗員はひとりのブルネット(ほぼ黒髪)の女(ローラ・ハリング)を除いて全員死亡した。女は闇の中に明るく浮かぶハリウッドの街に下りてゆく。そのころ、ブロンド(金髪)のベティ(ナオミ・ワッツ)はハリウッドで大女優になる、という夢をいだき、叔母で女優のルース(アン・ミラー)をたよって田舎から上京。ウキウキと間借りする部屋のバスルームのドアを開けると、黒髪の見知らぬ女がシャワーを浴びていた。女は「リタ」と名乗り、自動車事故に遭い記憶を失くしているという。リタの記憶を取り戻すためベティは手助けをするのだが……。 (カフカのすあま) | [投票(2)] |
失楽園(1997/日) | ★1 かつて出版社でバリバリ仕事をしていた祥一郎(役所)50歳。窓際族待遇で閑職にまわされ、ふっと人生の意義を考え始める。そして、カルチャーセンターで書道を教えていた38歳の主婦・凛子(黒木)との出会いが彼らの人生を大きく堕落させるのだった。あとはやってやってやりまくる。どんな時でもやってやってやりまくる。これが幸せっていうものなのかー!とやってやってやりまくるのだ!最後は…言っちゃっていいのか?あらすじで。まあこの映画でネタバレもなんもないやな。なーんて確信犯で書いたら、ネタバレ投票もらっちゃったの。でへ。最後は…●●で●も●も●になって●●●●、●●●●だ!これでどーだ♪ (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(7)] |
殺し屋1(2001/日=香港=韓国) | ★3 「愛は、かなりイタイ」注意:粗筋もR18指定―新宿歌舞伎町。安生組が仕切るマンション。組長ことオヤジは女とオ○ンコ中、目障りと言われた子分は麻雀。「せめて廊下で見張りませんか?」と兄貴分にオドオド進言する金子(SABU)に息子からの電話(涙声で)「…パパ、いなくならないよね?」―所変わって、あるアパート。情夫が女の顔をグーでボコボコに殴りつけてる。「やめて!いや!いや…」男は女を犯す。それをベランダで覗くオドオドした男(大森南朗)が、コーフンして思わず植木鉢を倒す。「誰だ!」情夫が窓を開けるが誰もいない。鉢の植物に残された白いモノ…うにゅ〜と浮かび上がる「殺し屋1」。奴だ!「早くイチに会いたい!」つーか、浅野忠信は? [more] (muffler&silencer[消音装置]) | [投票(10)] |
害虫(2002/日) | ★0 北サチ子(宮崎あおい)は中学一年生。エキセントリックな雰囲気の彼女は、小学校時代の担任、緒方(田辺誠一)と恋愛関係にある。学校になじめず、同級生の様々な噂で気づまりになった彼女は、いつしか不登校に。しかし、自殺未遂の経験を持つサチ子の若い母親(りょう)は、実母なのにその自覚も乏しく、家庭にも居場所は無い。やがて彼女は、町で万引きをして生活する少年(沢木哲)や、中年の路上生活者(石川浩司)と知り合う。彼等と子供じみた悪戯を繰り返すうちに、逆説的に少女らしさをとりもどしていくサチ子。その後、クラスメイトの夏子(蒼井優)の努力もあり、サチ子は学校に戻っていくのだが、しかし……。 [more] (かける) | [投票(4)] |
トパーズ(1992/日) | ★5 出張SM嬢のアイ(二階堂ミホ)は毎日のように客にホテルに呼ばれて、されるがままにプレイをこなしているが、今では、その意味さえも考えなくなっている。或る日、宝石店で見たトパーズを、かつて占い師(草間彌生)から聞いたことのある「幸福の指輪」と直感し買ったのであるが、何も変わるわけではなかった。そんな時に出会った薬中高級娼婦サキ(天野小夜子)は、アイに生きていくことの標を託す。そして、アイはかつての恋人に会いに行こうと決心するのだが…。村上龍の監督第4作。国内評価は完全黙殺に近かったが、レイトで一応の成果を収め、ドイツ興行では『トーキョー・デカダンス』の題で話題を呼んだ。 (けにろん) | [投票(1)] |
バレット・バレエ(1999/日) | ★5 CM制作会社に勤める合田塚本晋也。彼とつきあって10年になる恋人・桐子鈴木京香がある日突然不可解な拳銃自殺を遂げる。恋人を失った空虚感のなか、"死"とその要因となった"拳銃"に魅せられていく合田は、拳銃を求め街の闇へと踏み込んでいく。 ゲームのような実体感のなさでしか暴力をとらえれれない不良グループの中に、千里真野きりなはいた。彼女もまた果てしなく"死"に魅せられていた。
そんな千里に不思議なシンパシーを感じ始める合田。やがて共感を覚え始める二人。 一挺の"拳銃"が、合田を、千里を、東京という街にいきる"生"の実感を無くした者たちを、"死"へと誘っていく。 (wander Cat) | [投票(1)] |
パープル・レイン(1984/米) | ★5 キッド(殿下)は人気バンド・レヴォリューションのリーダー。「Let's go crazy」で意気揚揚と引き上げる殿下が目にしたのは世にも色っぽい女(アポロニア)。ザ・タイム渾身の「Jungle Love」もそっちのけで、ニヤリと含み笑いをする殿下。おぉ、演技している!しかし、家に帰ると殿下の父と母が言い争っている。どうやら家庭不和らしい。嫌気がさす殿下。更に店のオーナーから「このままならクビ」宣告をされてブルーな殿下。この荒んだ気持ちを癒してくれるのは彼女だけだ。頼むよベイビー。と言い寄る殿下。ここで流れる「Take me with u」がバツグン。紫のハーレーが疾走する。 [more] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(5)] |
ELECTRIC DRAGON 80000V(2001/日) | ★5 「何で俺を怒らせた!」「怒ったお前に会いたかったんだよ!」。電気と感応し爬虫類と心を通わせる男、竜眼寺盛尊(浅野忠信)。電気を修理し怪電波をキャッチする謎の男、雷電仏像(永瀬正敏)。常識を遥かに超える2人の闘いが今始まる!石井聰亙節炸裂、映画ジャンルぶち壊しの爆音轟くロック映画。モノクロ55分。 (HW) | [投票(4)] |
ロミーとミッシェルの場合(1997/米) | ★4 ロミー(ミラ・ソルビーノ)とミッシェル(リサ・クドロー)はハイスクール時代からの大親友。周囲から明らかに浮いてはいたけれど、そんなことには一向にお構いなし。卒業後も二人で都会に移り住み、二人一緒にテキトーな生活を送って10年も経った頃、田舎の母校で同窓会が開かれることを知る。都会で生活していることを利用して、田舎に残っている、かつて自分たちをのけ者にした連中に一泡吹かせようと嘘の経歴を捏造する。それは「ポストイットを発明したのは私たち」というトンデモナイ経歴だった。 (BRAVO30000W!) | [投票(2)] |
54 フィフティ・フォー(1998/米) | ★3 スタジオ54。アート・音楽界などの有名人達が集い、スキャンダラスな日々を過ごした70年代を代表する場所。そして、ベルベット・コード(入場制限)をパスした者しか入れない、選ばれた者の集う場所だった。79年、ニュージャージーの片田舎から、54に憧れる青年シェーン・オシア(ライアン・フィリップ)がやって来た。54のオーナー、スティーヴ・ルベル(マイク・マイヤーズ)の目に留まり、受け入れられたシェーンは、予想以上の熱気に驚くのだった。音楽ときらびやかな照明で彩られた54では、ドラッグやセックスさえも不自然ではない。すっかりその非日常的な世界に魅了されたシェーンは、54で働く事を決意するのだった。 [more] (mimiうさぎ) | [投票(1)] |
太陽の王子 ホルスの大冒険(1968/日) | ★3 狼の群れと格闘する少年・ホルス(声・大方斐紗子)。頼みの斧も落としてしまい、いよいよ追い詰められて絶対絶命。岩によじ登って取り囲まれて、さあ困った!と思った瞬間、「うるさいぞ!小童どもー!」と太い声と共に岩がゴゴゴと動き出す。「なんじゃ〜!」と狼達は逃げ出して、ホルスは腰を抜かしながらも「なんだい?君は〜」と呑気に聞くと、岩は「オレは岩男のモーグ様だー」と。で、なんだかんだでモーグから剣を受け取ると「それを鍛えて使いこなせたおりには太陽の王子と呼ぼう!」と煽る(?)のだった。「よっしゃー」とホルスは家に持ち帰ると、ガガーン。父さまー!「ホルスよ、旅立つのだ」との遺言を胸に大冒険は始まるのだった。 (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(2)] |
眠狂四郎勝負(1964/日) | ★4 市川雷蔵永遠の当たり役「眠狂四郎シリーズ」の、事実上出発点となった第2作目。本篇あらすじは甘崎庵さんにお任せして、この作品の製作秘話はちょっと素敵な話なので解説で→ [more] (AONI) | [投票(11)] |
メメント(2000/米) | ★5 じぶんの妻を目の前で殺された男(ガイ・ピアース)は、みずからの手で犯人を探し出し、復讐することを誓う。しかし、犯人ともみ合ったときの怪我により、記憶機能の一部が損なわれてしまう。事件までの記憶は無傷だが、それ以降の記憶がつみかさならない − 彼は短期記憶だけを喪失していたのだ。事故後、新しいものごとを記憶できる時間は 10 分。男はメモ、写真、自分の身体をつかい、記憶をつなぎ、犯人を探しに行く…。 (カフカのすあま) | [投票(3)] |
ウェインズ・ワールド2(1993/米) | ★3 ハロー、ウェイン。ハロー、ガース。♪ウェインズワールド、ウェインズワールド、ソー・エックセレーンット♪『ウェインズ・ワールド』で大成功しちゃったから、ノリノリでパート2なんか出しちゃうぜ。シュウィーン。前作で出演を断られたエアロスミスだってノリノリで「Dude」熱唱よ。シュウィーン。エアロのコンサートの夜、ウェインは不思議な夢を見る。シュウィーン。ジム・モリスンが出てきて「コンサートを開け」と教示し、更に「if you book them,they will come」と、謎めいたメッセージを与えるのだ。シュウィーン。シュウィーン。こうなりゃやったるぜ!とウェインとガースは伝説のローディー・デルを探す旅に出るのだ。シュウィーン。 [more] (ピロちゃんきゅ〜) | [投票(4)] |
トットチャンネル(1987/日) | ★3 ごきげんよう、私、黒柳徹子(斉藤由貴)でございますわ。今でこそタマネギおばさんなんて呼ばれてますけど、私にも若くてそそっかしいひよっ子だった時代があったんでございますのよ。そう、あれはテレビが日本で産声をあげた頃、私たちは最初のTV女優として放送局に出入りするようになったのですわ。音声が途切れないようにとケーブルを踏まないようにしたり、録音されたおのれの声のアンマリといえばアンマリさにショックを受けたり…とにかく、本邦初のTV女優の涙と笑いの奮戦記、じっくりとご覧あそばせ!〔東宝・97分・カラー・ビスタ〕 (水那岐) | [投票(7)] |