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[あらすじ] 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972/日)

漫画家の源吾(石川博)は、建設中の「世界子供ランド」のキャラデザイン依頼を受けた。だがその組織に兄が捕まったという女性・マチ子(梅田智子)と出会い、謎のテープを手渡される。運営していた人物の正体は宇宙人で、世界子供ランドはなんと地球侵略の基地であり、しかもテープは宇宙怪獣を誘導するものだった!たちまちキングギドラとガイガンが宇宙から飛来、それを怪獣島で察知したゴジラとアンギラスが海を渡りやって来た。源吾はマチ子とマネージャーのトモ子(菱見百合子)、ヒッピーの正作(高島稔)と共に組織に戦いを挑む。一方のゴジラとアンギラスも2大宇宙怪獣と激戦を繰り広げるのだった!
荒馬大介

 新怪獣ガイガンは、公開当時に科学雑誌「ネイチャー」で発表された「恐竜は極彩色の皮膚をしたものもいた」という学説を、特撮担当・中野昭慶が取り入れて作られたもの。今までに無い鋭利なデザインは現在でも人気があるが、当時としても斬新ゆえに好評だったようで、その後『ゴジラ対メガロ』で再登場、さらに東宝映像製作のTV作品「流星人間ゾーン」にゴジラ・キングギドラ共々ゲスト怪獣として登場している。

 また本作では、ゴジラが吹き出し付で「怪獣語」で喋るというシーンがあるが、海外版で発売されたビデオ版では、ここが中年親父の吹替えで「へーい、あんぎらーす!」と叫んでいるらしい(笑)。なお本編の音楽担当は伊福部昭となっているが、BGMは全て他作品からの流用で書き下ろしは無い。『宇宙大戦争』『モスラ対ゴジラ』での楽曲が使用されている中で、他の特撮映画では聞いた覚えの無いメインタイトルのテーマ曲は、劇場用作品のものではなく、氏が音楽を担当した「EXPO’70 三菱未来館」で上映されていた映画の為に作ったもの。

(評価:★3)

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このあらすじを気に入った人達 (3 人)sawa:38 ゼロゼロUFO kiona

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