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[あらすじ] モスラ(1961/日)

南の孤島・インファントはロリシカ国の水爆実験場だったが、有人島である事が判明。原田博士(上原謙)を始めとする合同調査団が島で見たものは、身長30センチ程の小人の女(ザ・ピーナッツ)だった。同行の新聞記者・福田(フランキー堺)によって「小美人」と命名された彼女達だったが、ロリシカ国隊員ネルソン(ジェリー伊藤)によって密かに連れ去られ日本で見世物にされてしまう。その頃島では伝説の守護怪獣・モスラが孵化、小美人を取り戻すため日本へ向かって進撃を始めた。事実を知った福田らは、ネルソンから小美人を取り返そうとするのだが……。
荒馬大介

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 当時としては異例の日米同時公開というファンタスティック怪獣映画。名曲「モスラの唄」は今なお人気を得ている。ちなみにこの唄は日本語の詞(誰が書いたかに関しては諸説あるが、監督の本多氏か助監督の梶田氏ではないかと言われている)をインドネシア語に翻訳し、それをカタカナ読みしたもの。

 なおこの映画、後半では悪人のネルソンが小美人共々母国のロリシカ(アメリカではない)に逃亡するが、成虫となったモスラがそれを追いかけ大暴れする、という展開になっている。当初はこの予定で作られるはずだったものの、予算の都合からネルソンが逃亡するのは九州になり、日本国内で全てことが済んでエンディング……と変更し、それで撮影を開始。ところが、本作の製作に関して提携を結んでいたアメリカ側から「契約違反だ」と指摘されたため、再び元に戻したという。

(評価:★5)

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