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[あらすじ] 日本一のホラ吹き男(1964/日)

スポーツ万能の大学生・初等(植木等)は東京五輪陸上3段跳びの練成選手だったが、練習中の怪我が原因で夢を絶たれる。だが彼は故郷での療養中、先祖が自らの立身出世人生を記した「初等之助(植木等=2役)一代記」を発見。これを読んで意気発奮した等は、大企業に就職し三段跳びで出世してみせると宣言した。一度面接で蹴られても、あの手この手を使って見事大手電気会社・増益電気に職を得ることに成功、さらに会社一番の美人・南部可那子(浜美枝)のハートを射止めるべく仕事に恋に遁走する。果たして等の出世3段跳びは成功するか?!
荒馬大介

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけの解説です。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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 現代でいえばSMAP並み(それ以上?)の人気者だったクレージー・キャッツだが、とりわけ植木は映画はもとよりTVのレギュラー出演そして舞台と多忙を極めていた。だが本作の撮影が始まった64年2月、主演の植木等は急性ビールス肝炎で1ヶ月の入院を余儀なくされる。これによりスケジュールの大幅な変更が行われ、無論本作もその影響を受けたが、監督の古澤憲吾は入院中の彼を無理矢理引っ張り出し撮影を敢行した(話の中で、1ヶ月ヒゲもそらず会社に泊まりこみで仕事をしていた、というくだりがあるのでそのシーンではないかと思われる)。それの影響もあるのか、映画のクランクインは『無責任遊侠伝』よりも遅いのにも関わらず、劇場公開は本作の方が先になった。

<劇中挿入歌一覧> 「東京五輪音頭」「どうせダメならデッカク生きろ」「ホラ吹き節」「私はウソを申しません」「馬鹿は死んでも直らない」「八木節(替え歌)」「学生節」「世界は僕らのためにある」

(評価:★5)

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