[POV: a Point of View]
私は日活ロマンポルノのファンである
70年代から80年代。斜陽のどん底で輝き続けた不滅の作品群にふたたび光をあたえたまえ! A・・70年代前期 B・・70年代後期 C・・80年代前期 D・・80年代後期 E・・2016〜17年(ロマンポルノ・リブートプロジェクト)
D | お嬢さん探偵 ときめき連発!(1987/日) | |||
D | 団地妻 肉体地獄(1985/日) | |||
D | 待ち濡れた女(1987/日) | |||
D | 蛇と鞭(1986/日) | |||
D | 魔性の香り(1985/日) | |||
D | 人妻暴行マンション(1985/日) | |||
D | 箱の中の女 処女いけにえ(1985/日) | |||
E | 風に濡れた女(2016/日) | 欲動を封印した男と、性欲を解放した女が衝突し格闘することで、理性によって封印された物語を、理屈ではなく肉体で復活させる試み。神代辰己の傑作『恋人たちは濡れた』へのオマージュたっぷりに、ロマンポルノの意味と復興の意義を軽やかに示した快作。 [review] | 投票 | |
E | 牝猫たち(2016/日) | かつて映画のなかの風俗嬢には事情があった。男に裏切られた怨恨女。親兄妹を背負う勤労女。惚れた男に貢ぐ奉仕女。借金漬けの居直り女。世間を斜に見るやさぐれ女。そんな事情が物語の推進力だった。この牝猫たちにとって最早「事情」は現実感を持たないようだ。 [review] | 投票(1) | |
E | ANTIPORNO アンチポルノ(2016/日) | 男が作り出したお仕着せの自由を使いこなせず、自由なふりを強要されるこの国の女は「自由の奴隷」だと、男である園子温に無理やり言わされて、大根のような足で踏ん張りながら日本中の「女」の代表を演じ、一心不乱に頑張る冨手麻妙が痛々しくて気の毒。 [review] | 投票(2) | |
E | ホワイトリリー(2016/日) | さすが、あの“にっかつ”直系の継承者中田秀夫。白百合の花弁に託した女陰の暗喩がクラシカルで奥ゆかしい。支配/被支配入り乱れる相互依存のラビリンス、「おとこ」をテコに流血も辞さぬ混沌の末、飛翔をとげるロマンポルノお馴染の「おんな」の物語。 [review] | 投票 | |
E | ジムノペディに乱れる(2016/日) | 描かれている「男と女たち」と「性行為」の関係が、互いに触発されることなく、別々の素材として生臭いまま羅列される。だから、ただの紋切型の「濡れ場の多い映画」にしか見えないのだ。タイトルにまで冠したE・サティも効果的に機能しているとは思えなかった。 [review] | 投票 |
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