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[POV: a Point of View]
厳選・私の“びっくり映画”15本の巻

A=斬新な表現方法にびっくり 5本  B=思わぬ話の展開にびっくり 5本  C=あまりの才能の無さにびっくり 5本
A★5田園に死す(1974/日)演劇の舞台装置、すなわち架空の構造物と色彩による空間の一回性と、映画の特質、すなわち時間コントロールによる時の多層化、そして短歌、すなわち古典的の固定様式性。以上が奇跡的に融合した傑作。突如、雛段飾りが流れてきた時には、私は完全に居場所を失った。投票(7)
A★5羅生門(1950/日)淀川長治さんは「らじょうもん」って言ってませんでした?・・・エッ、それがどうしたって?いや、いや、別に文句無いですよ・・・もちろん5点、ちゃんと5点ですよ。投票(4)
A★5日本の夜と霧(1960/日)個人の意志で体制と対峙することは比較的たやすいが、体制を変革するには集団としての運動が必要となる。ひとたび個人が集合体の一部と化した瞬間から、その集団が新たな体制となる矛盾。空虚なアジ演説の前に呆然と立ち尽くす若者達。やり場のない虚しさよ。 [review]投票(6)
A★5東京オリンピック(1965/日)肉体ではなく精神が躍動する美しさ。デフォルメされた音響により、その躍動美は観る者の精神をさらなる高揚へと導く。勝敗はもはや意味を失い、そこにスポーツの本質が露呈する。祭典に集う人々の心を映像と音で捉えようと試みたスポーツドキュメンタリーの傑作。 [review]投票(9)
A★4HOUSE ハウス(1977/日)25年近く前、映画館でこの作品を観た時、何かが変わると感じた。それは間違えではなかったと、今思う。投票(5)
B★5キング・コング(1933/米)1931年。世界大恐慌のさなか高さ443メートル、102階建てのエンパイアステートビルはその美しい姿を現した。近代アメリカの誇り。まさかその2年後に、恋に狂う巨大な獣がその頂点を征服しようとは・・・。悲しいふとどき者の物語。投票
B★5ひとりぼっちの青春(1969/米)本当にに夢を見ることが出来なくなったとき、人はすべての“関係”を自ら絶つ。それは死より悲しく恐ろしいことかも知れない。投票(1)
B★4アトランタ・ブギ ATLANTA BOOGIE(1996/日)ハチャメチャな映画なのに、最後まで見せてしまう山本正志の超センス。投票
B★2北京的西瓜(1989/日)気持ちは分からなく無いが、やはり天安門事件をあのように扱ったのは作品的には失敗だと思う。やるなら仕切りなおして欲しかった。ただ大林監督には政治色は似合わない・・・投票(1)
B★1丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる(1989/日)ふ〜ん・・・勉強になりました。投票
C★1私をスキーに連れてって(1987/日)見ていて疲れる。どうしてこんなに疲れのか考えながら見てしまった。ショットがルーズ。そしてつなぎのタイミングが変なのです。屑フィルムを下手なタイミングでつなぎ合わせても、唯の長い屑フィルム。映画にはならない。投票
C★1だいじょうぶマイ・フレンド(1983/日)大風呂敷をひろげつつ果敢に挑戦した自作ファンタジーの映画化は、まさに時代に追われる天才小説家の強迫観念が生んだ妄想の具現化そのもので、この壮大な空騒ぎにつき合わせれた全ての俳優、スタッフ、観客は災難だと思ってあきらめるしかない。投票(1)
C★1ワニと鸚鵡とオットセイ(1977/日)当時、秋吉の追っかけをしていて観てしまった。笑えない喜劇を撮ってしまうほど悲劇的なことはない。投票
C★1なんとなく、クリスタル(1981/日)松原信吾って、今でもたまに2時間ドラマ撮ってません?デビューがこれでも何とか、食っていけるものなんですね、日本映画界って。投票
C★1エーゲ海に捧ぐ(1979/日=伊)これじゃ縁日の夜店で売ってるカレンダーの写真です。投票
この映画が好きな人達

このPOVを気に入った人達 (3 人)いくけん AONI